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檻の中の少女 の商品レビュー

3.4

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/09/10

前半のサイバーセキュリティやネットワークシステムの専門的な文章が苦痛だったけど、後半は面白かった。 出てくる登場人物が魅力的で前半の苦痛は乗り越えられた。 一生を復讐心で支配されるって、すごい執念。別の事に活かせたらすごい人になれそう。 最後のエピローグで、すべての謎が解き明かさ...

前半のサイバーセキュリティやネットワークシステムの専門的な文章が苦痛だったけど、後半は面白かった。 出てくる登場人物が魅力的で前半の苦痛は乗り越えられた。 一生を復讐心で支配されるって、すごい執念。別の事に活かせたらすごい人になれそう。 最後のエピローグで、すべての謎が解き明かされる。タイトルの意味も。 前半の、専門的すぎる説明がなければもっと良かった。

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2018/07/08

最初にこの作者の別の本(ラノベ)を読んだ時はサイバーセキュリティの描写意外、あまり面白く無かったが、これはハードボイルド風ミステリーとしてもサイバーものとしても面白く読めた。

Posted byブクログ

2018/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ふてぶてしい登場人物ばかりでちょっとなんだか息苦しい。それはまぁしょうがないとして、セキュリティという、まさに狸の化かし合いが起きそうなフィールドを取り上げたのは、ミステリーとして相性がいいのかもしれない。まぁ本来はもっと現実的なところなんだろうけども、コンピュータ関連は見た目匿名性の高い世界だし。だからこそ「人の欲望」みたいなものが如実に出せるみたいな。 読んですっきりするタイプの内容ではないし、登場人物がみんなみんなヘンなのばっかりだから、イヤミス的な感じもそこそこある。だけども人の欲望ってのはそんなもんよなって感じは人間らしさがあって、変に現実離れしていない分、こういうことはきっとそこそこあるんちゃうかなって思ったりもした。 あとなんとなく表紙の絵は内容(というか登場人物の描写)とちょっと合わない気はする。これは完全に主観(笑)。

Posted byブクログ

2014/10/08

一気読みしてしまう文章の流れはすごい。 ただ題材が「日常を忘れさせてくれる」とは程遠くて……読む本を間違えた感が否めない。

Posted byブクログ

2014/08/02

面白ろかった!! ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。 島田荘司の出身地である広島県福山市が主催、最終選考は島田荘司が1人で行うとのこと。 サイバーセキュリティ・コンサルタントの君島のもとへ自殺支援サイト「ミトラス」に息子を殺された、真相を知りたいとの依頼が舞い込む。 サ...

面白ろかった!! ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。 島田荘司の出身地である広島県福山市が主催、最終選考は島田荘司が1人で行うとのこと。 サイバーセキュリティ・コンサルタントの君島のもとへ自殺支援サイト「ミトラス」に息子を殺された、真相を知りたいとの依頼が舞い込む。 サイバーセキュリティの世界は面白く、「ミトラス」の運営の仕組みもなるほどと思う。 君島の恋人?和田のキャラクターも好ましかった。 3部作とのことなので続きを読むのが楽しみ。 エピローグは、余分なような気もするが、これが醍醐味なのか。 タイトルからサイバーセキュリテイー小説であることが読み取れないのが残念。 (図書館)

Posted byブクログ

2017/12/17

第三回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した作品。作者はコンピューターの知識が豊富で、本書の中にはハッキングの描写も出てくるのだが僕から見るとかなりリアリティがある。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file4/naiyou18201.html

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2013/08/02

物語の大半はサイバーセキュリティ関連で埋め尽くされています。ネット関係はあまり詳しくないので、正直それほど興味をそそられなかったです。犯人もストーリーも意外性が無かったので物足りなかったです。 若い人の生態やネットの現状はリアルに描写されていましたし、君島の真面目なキャラに好感を...

物語の大半はサイバーセキュリティ関連で埋め尽くされています。ネット関係はあまり詳しくないので、正直それほど興味をそそられなかったです。犯人もストーリーも意外性が無かったので物足りなかったです。 若い人の生態やネットの現状はリアルに描写されていましたし、君島の真面目なキャラに好感を持ちました。彼女の和田の空気感もユニークで、読み物としては面白く仕上がっていると思います。

Posted byブクログ

2013/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

インターネットやパソコンから個人情報が漏れる。 そういう可能性があることはわかっているはずなのに、自分は絶対ありえないと思っていたので、この本を読みゾッとした。 71歳の復讐に燃える『少女』、檻の中に入っているのは孫のみのんではなく、”橋本”に捕らわれている彼女なのだ。

Posted byブクログ

2013/06/08

一田和樹にハマり中。シリーズ1巻目から。主人公、君島悟は現代の工藤優作か。ハードボイルドにして前半の軽快なタッチとは打って変わって、エピローグの悪意の育つ詳細な描写が絶望しかない。 現代の新しい探偵像としても面白い!

Posted byブクログ

2013/03/12

サイバー要素満載のドライな内容を想像していると、やはり基本はニンゲンの原点か……という印象。ストーリーとしても君島の虚無感が微妙に揺れ動く所が好み。ラストは私的には好み。推理の要点が箇条書きになった部分に几帳面さを感じている。今後の同シリーズが楽しみ。

Posted byブクログ