金融政策 の商品レビュー

酒井良清,榊原健一,鹿野嘉昭【著】

2012/01/29

読み易くてわかりやすい良いテキストです。
印象に残った点を２つ。
「投機的バブルは社会に人々が望む期待収益より低い投資先しか無い時に起こる」
「（紙幣の増発による）通貨発行益（シニョレッジ）は最初こそ大きいがインフレ率の更新と共に逓減して行く。これをベイリー曲線という」
うむ、これは興味深い。
後半のモデル化された金融政策は興味を持てないので軽く斜め読み。
現実は複雑なので、政策効果を考える上ではモデル化は必須と聞きますが、この無味乾燥なグラフが経済学嫌いをたくさん生んでいる予感あれ私だけですか
読み易いので、スタンダードテキストとしてお勧めですね。