源頼朝の真像 の商品レビュー
源頼朝像の探究 現存する源頼朝の肖像 東博蔵伝源頼朝像は北条時頼像 甲斐善光寺の源頼朝像 信濃善光寺と源頼朝 善光寺と源頼朝像の調査 胎内銘解読の歩み 胎内銘が語る源頼朝像の造立 源実朝像と肖似性 真の源頼朝像と源実朝像 著者:黒田日出男(1943-、東京、国史学者)
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著名な神護寺伝源頼朝像が頼朝ではないっと、喝破した米倉迪夫と同じ立場をとる著者が、では、本当の頼朝はどんな顔をしていたのか、を彫像、文献資料を駆使して、推理していくもの。実に面白い。
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頼朝の真の像に迫る書物。 詠みやすいし、驚きもある。何よりも説得力がある。個人的にはノンフィクションミステリーの傑作だと思います。結果として甲斐善光寺に行ってしまいました。
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本物の頼朝像は案外と冴えない木像ということになるらしいが、歴史の真実とはそんなものなのかもしれない。
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専門的でありつつ、おもしろく、すらすら読める本です。昔教科書にあった源頼朝は別の人物であるという説が強い中、では頼朝はどんな顔であったかについて肖像彫刻を分析し、デッサンで復元。歴史学者の研究が生々しく感じられます。
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メモ 米倉袖夫氏の研究で神護寺の「源頼朝像」は頼朝ではないとされた。では鎌倉時代作の本物の頼朝像はどれか?東京国立博物館蔵で鶴岡八幡宮にあったといわれる頼朝像は北条時頼像である。甲斐善光寺の頼朝像こそ本物。 北条政子が頼家、実朝像(現存)とともに作らせたのではないか。傷みが激しい。本書ではデッサンも掲載されている。
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