アニメ学 の商品レビュー
書かれている内容はざっくりと、 1)いわゆる虫プロに始まる日本アニメの歴史 2)製作工程(セル画時代、デジタル) 3)いわゆるビジネスとしての産業構造と現在の課題 4)著作権 5)アニメ教育の歴史 といったところ。 1)はアニメの内容自体の歴史。3)はどういった予算で制作し、どの...
書かれている内容はざっくりと、 1)いわゆる虫プロに始まる日本アニメの歴史 2)製作工程(セル画時代、デジタル) 3)いわゆるビジネスとしての産業構造と現在の課題 4)著作権 5)アニメ教育の歴史 といったところ。 1)はアニメの内容自体の歴史。3)はどういった予算で制作し、どのタイミングでどういう媒体で配信し、いくら回収するか、といった具体的な数字の話も出てきて面白い。メディアミックス的な内容もこのあたりで。5)は岡田斗司夫のオタク文化論からはじまる教育の歴史。 岡田斗司夫の講義もこんな内容だったな、もっと濃かったけど。飯野賢治とか綾波の等身大フィギュアもゲストで来たっけ……とか懐かしく思い出してしまった。
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アニメとアニメーションの区別がつかない人にお勧めの1冊である。 九州大学 ニックネーム:Salamander
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2011 9/21パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 「学」とはついているが社会学/芸術的アプローチからの話はそれほどなく、制作現場やコンテンツ流通現場、法関係や労働環境、教育環境等、多様な立場から執筆者を集めてきて書かれている本。 セルアニメ制作現場の技...
2011 9/21パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 「学」とはついているが社会学/芸術的アプローチからの話はそれほどなく、制作現場やコンテンツ流通現場、法関係や労働環境、教育環境等、多様な立場から執筆者を集めてきて書かれている本。 セルアニメ制作現場の技法の話もあれば、エウレカセブンのビジネスモデルについてどういった展開がされてきたかを詳細に追う話しもあれば、なんで「学士(アニメ)」が成立しないのかについて文科省の審査基準等に踏み込んでいく話もある。雑多であるといえばそれまでだが多面的と評価したい。 ・・・しかしなんでこの本、うちの図書館にあったんだろう? メディア創成向け?
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