1,800円以上の注文で送料無料

プロボノ の商品レビュー

3.9

24件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2013/05/05

プロボノについて、非常に分かりやすく、また具体的に書かれている一冊。 プロボノのメリットや、日米での違い、今後の課題などを把握することができる。 最後に、 跋文に記された著者の言葉に非常に共感した。 震災直後に「被災者ホームステイ」という自宅を提供するボランティアを呼びかけ...

プロボノについて、非常に分かりやすく、また具体的に書かれている一冊。 プロボノのメリットや、日米での違い、今後の課題などを把握することができる。 最後に、 跋文に記された著者の言葉に非常に共感した。 震災直後に「被災者ホームステイ」という自宅を提供するボランティアを呼びかけたことについて ーーー リスクがあることは百も承知だし、もしかしたら余計なお世話をしているかもしれない、 という不安を、自分自身もどこかで感じてる。 だが、これほどの大災害に及んで、リスクをとらない、ということができるだろうか。 自分には、何もしない、という選択肢を、選ぶことができなかった。 高校生の時に聞いたある先生の話で、 ボランティアとは「Why Shouldn't I 〜」という気持ちだ、という言葉が、いまでも耳に残っている。 誰もがリスクを恐れ、「Why Should I 〜?」と口をとがらせ、自分の生活の範囲内にとどまり続けるような場所には、夢も希望もないだろう。 居ても立ってもいられないという気持ちに突き動かされ、なんとかして現状を打開しようと思う意志を持った人が集まるところには、たとえ厳しい状況であっても、希望はあるはずだ。 ーーー

Posted byブクログ

2013/04/01

プロボノという社会貢献の仕方は新しくて、興味深いけど、強烈にプロボノを正当化するような記述に違和感を覚える。果たして、公=悪なのか。岩手の山田町のNPO使い込み問題に見られるとおり、新しい公共にも課題はあると思う。NPOがイデオロギー集団から抜け出すということも必要。

Posted byブクログ

2013/01/13

NPOという非営利を標榜する組織においては、売上や利益など金銭という尺度による評価ではなく、成果こそが評価の対象である。その成果とは、人の変化と理解できる。そこで、「プロボノ」などの成果を敢えて金額【効果】として、数値で評価し、スキルを提供する側の意識だけでなく、提供されるNPO...

NPOという非営利を標榜する組織においては、売上や利益など金銭という尺度による評価ではなく、成果こそが評価の対象である。その成果とは、人の変化と理解できる。そこで、「プロボノ」などの成果を敢えて金額【効果】として、数値で評価し、スキルを提供する側の意識だけでなく、提供されるNPO側の意識(ボランティアに対する甘えなど)対して対応する。 二章、三章とそれぞれの立場に立った分析もあり、これまでに経験してきたこととこれからを考える上で大いに感じるところがあった。

Posted byブクログ

2012/07/14

ボランティアでも、NPOでもない、全く新しい概念、それが「プロボノ」。無償ではあるが、一般的な活動に留まるボランティア(清掃活動等)とは違い、自らの(仕事で培った)専門的なスキルを用いた活動をすること、それがプロボノ。 仕事とは違う活動をしたいから、自分のスキルを伸ばしたいから...

ボランティアでも、NPOでもない、全く新しい概念、それが「プロボノ」。無償ではあるが、一般的な活動に留まるボランティア(清掃活動等)とは違い、自らの(仕事で培った)専門的なスキルを用いた活動をすること、それがプロボノ。 仕事とは違う活動をしたいから、自分のスキルを伸ばしたいから、という理由ではなく、自分が出来ることを何か他の人の為に役立てたいから、という理由が一番プロボノをする理由として多いという。 大人になった今、通常のボランティアではなくて、もっとプロフェッショナルな社会貢献活動に携わりたい。そして、メーカーで働く自分にとってのプロフェッショナルなスキルとはなんだろうと、自分の現在の仕事を考えるきっかけにもなった。 そして、いつでも辞められるという自主性に基づいた「ボランティア」や「プロボノ」、その人達には通常の仕事は違う関わり方が求められる。 プロボノに参加する人達の心情、ボランティアの現状、客観的なデータで分析しつつ、人と人を繋ぐ大切さが語られている良書。

Posted byブクログ

2013/03/28

「プロボノ」について知りたい方はもちろん、NPOが置かれている現状を知りたい人にもオススメの一冊。 NPOは社会問題にコミットした活動をしていて、専門的で貴重な知識・経験を持っています。しかし、NPOが活動を継続していくには、目の前に分厚い壁が存在します。その壁を突き破る手段とし...

「プロボノ」について知りたい方はもちろん、NPOが置かれている現状を知りたい人にもオススメの一冊。 NPOは社会問題にコミットした活動をしていて、専門的で貴重な知識・経験を持っています。しかし、NPOが活動を継続していくには、目の前に分厚い壁が存在します。その壁を突き破る手段として注目されているのが、「プロボノ」という形態のボランティアです。 一方、ボランティアとしてサービスを提供しているプロボノワーカーは、なぜ本職としている専門的なサービスを、業務時間外に無償で提供しているのか。本書では、プロボノワーカーの視点からも「プロボノ」の意義を解説しています。 サービスを受けるNPO、サービスを提供するビジネスパーソン、この両方の視点から「プロボノ」について知ることができます。

Posted byブクログ

2011/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

プロボノとは何か、を様々な視点から、わかりやすいデータを使って解説されており、とても勉強になりました。 最後の章の、2020年のプロボノに関する空想が、筆者の夢を語っていてとても印象に残りました。 「スキルの寄付」実現すると良いなと思います。 また、跋文に書かれていた、以下の言葉が心に響きました。 「...リスクをとらない、ということができるだろうか。自分には、何もしない、という選択肢を、選ぶことができなかった。誰もがリスクを恐れ、~自分の生活の範囲内にとどまり続けるような場所には、夢も希望もないだろう。居ても立っても居られないという気持ちに突き動かされ、なんとかして現状を打開しようと思う意志を持った人が集まるところには、たとえ厳しい状況であっても、希望はあるはずだ」

Posted byブクログ

2011/12/07

プロボノそのものよりも、運営側のNPO視点が多かった。 対価ではなく、スキルアップと社会貢献をモチベーションにしたワークスタイルにチャレンジしてみたい。 ▼メモ プロボノ → 特殊スキルを寄付提供する活動。 (ボランティアは一般スキル・労働力の提供) 善意と言うモチベーショ...

プロボノそのものよりも、運営側のNPO視点が多かった。 対価ではなく、スキルアップと社会貢献をモチベーションにしたワークスタイルにチャレンジしてみたい。 ▼メモ プロボノ → 特殊スキルを寄付提供する活動。 (ボランティアは一般スキル・労働力の提供) 善意と言うモチベーションで成り立つボランティア活動のマネジメントの難しさ。 過熱し過ぎた時がむしろ危険! テンションを平準化して、成果を確実に。 NPOのキャパシティーを理解した上での、プロフェッショナルスキルの提供を。(限界の中でも活動出来る忍耐さ) プロボノを通じての成長。 社会貢献。 地方にスキル還元する、『ふるさとプロボノ』の可能性。

Posted byブクログ

2011/11/20

 最近、様々な「現場」を共にしている仲間から勧められた一冊。この本に出会うまで、恥ずかしながら、「プロボノ」という言葉を知らなかった。  本書によれば、プロボノとは「社会的・公共的な目的のために、自らの職業を通じて培ったスキルや知識を提供するボランティア活動」のことだ。3月11日...

 最近、様々な「現場」を共にしている仲間から勧められた一冊。この本に出会うまで、恥ずかしながら、「プロボノ」という言葉を知らなかった。  本書によれば、プロボノとは「社会的・公共的な目的のために、自らの職業を通じて培ったスキルや知識を提供するボランティア活動」のことだ。3月11日に発生した東日本大震災では、ボランティアが注目された。何度も現場で活動していて思うのだが、「プロボノ」が多数活躍している。そして、一般的なボランティアとプロボノとをうまく組み合わせた支援活動が行なわれている現場がある。  実際の地域活動の現場でも、一口にボランティアといっても、こういった方が「プロボノ」なんだなと思うようになった。そして、プロジェクトを動かそうとするとき、ボランティアや「プロボノ」など、どういった方々がCASTとしていたらいいのだろうかと思うようにもなってきた。  それがまさに「協働」の現場だと思う。

Posted byブクログ

2011/10/10

今後日本はより格差社会、グローバル社会に飲み込まれる流れがある中、社会の課題はますます増えると予想される。一方で更にプロボノが一般化される世の中になり、社会人は会社以外に誰でも社会に対して何らかのプロフェッショナルボランティアというもう一つの顔をもつことができれば、より生き方に幅...

今後日本はより格差社会、グローバル社会に飲み込まれる流れがある中、社会の課題はますます増えると予想される。一方で更にプロボノが一般化される世の中になり、社会人は会社以外に誰でも社会に対して何らかのプロフェッショナルボランティアというもう一つの顔をもつことができれば、より生き方に幅ができより豊かな社会になると思う。そのムーブメントに私も加担してみたいと思う。

Posted byブクログ

2011/10/01

プロボノの正しい定義と、社会貢献の難しさを文面から ひしひしと感じました。 お金、ヒト、社会貢献、変革、非営利 どれも複雑な因子にからめとられており、今後の自らの 活動において不安と越えるべき壁を見ることができました。

Posted byブクログ