アーカイブズが社会を変える の商品レビュー
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公文書の保管、公開について日本が諸外国に比べて立ち遅れていることは予想されていたことであるが、中国、韓国をはじめアジア諸外国の中でも立ち遅れていることを知り、かなりショックである。 本書の書かれた2011年から比べ状況はだいぶ進んでいるとは思うものの、もともと文書で残すという素養...
公文書の保管、公開について日本が諸外国に比べて立ち遅れていることは予想されていたことであるが、中国、韓国をはじめアジア諸外国の中でも立ち遅れていることを知り、かなりショックである。 本書の書かれた2011年から比べ状況はだいぶ進んでいるとは思うものの、もともと文書で残すという素養がない、もしくはそのような余裕がないという国ということでありましょう。 個人的にはかなり記録魔のつもりではあるもののこれをストックしておく余裕がない。結局はほとんど残っていない。最近はPDF化という手段が出てきた来たのだが、こちらも時間のかかる作業でなんでもかんでもPDF、というわけには行かない。また、どのようにバックアップをとるか、どのようにインデックスをつけるかということが問題になる。 日本の国自体も同じでありましょう。やはり、アーカイブズ化に係る作業量、ストックの方法、整理にかかる人手。言うは安く実行は難しである。 それにしても、昨今種々のデータが電子化され、ウェブで公開されていくのは有難いものである。
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記録がなければ歴史は語れない。2011.4公文書管理法が施行。公文書を含めた多種多様な分野の記録資料の保管や閲覧、適切に行われず世界的にも遅れていた日本の状況。 歴史のある国を標榜するくらいだから、記録は残されていると思っていたのですが、全くそうではなかったことを、改めて知りま...
記録がなければ歴史は語れない。2011.4公文書管理法が施行。公文書を含めた多種多様な分野の記録資料の保管や閲覧、適切に行われず世界的にも遅れていた日本の状況。 歴史のある国を標榜するくらいだから、記録は残されていると思っていたのですが、全くそうではなかったことを、改めて知りました。
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公文書管理法の成立の背景を知る。◆ここでも「公共」がキーワードだ。◆◆アーカイブのための人材育成が必要。◆古文書を読める人の不足。◆書籍だけが文書ではない。台本や映像も含めての資料。◆◆アメリカのNARAを使って、親米派になるアーキビストもいるそうだが、そういう側面もある。アメリ...
公文書管理法の成立の背景を知る。◆ここでも「公共」がキーワードだ。◆◆アーカイブのための人材育成が必要。◆古文書を読める人の不足。◆書籍だけが文書ではない。台本や映像も含めての資料。◆◆アメリカのNARAを使って、親米派になるアーキビストもいるそうだが、そういう側面もある。アメリカが公開している文書はアメリカの国益にかなったものだということを理解しておく必要がある。◆その通り。◆◆福田赳夫の息子が尽力したのか。◆勝海舟が畏敬したのは横井小楠と西郷南洲。◆◆昨秋、頭八咫烏神社由緒史実を国会図書館に寄贈したの
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アーカイブ事業の意義と日本の記録に対する意識の低さを指摘する内容。 ライトに読める。 個人的には公文書管理法の施工で何が変わるのかについてもう少し詳細に書いて欲しかったところ。
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2011 9/19パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 最近MLA連携等についてよく耳にするし、公文書関係のイベントにもよく出る一方で知らないことも多いなあ・・・と思っていたところなので新書とは幸い、と思い手にとって見た本。 1章で日本の公文書管理の問題を指...
2011 9/19パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 最近MLA連携等についてよく耳にするし、公文書関係のイベントにもよく出る一方で知らないことも多いなあ・・・と思っていたところなので新書とは幸い、と思い手にとって見た本。 1章で日本の公文書管理の問題を指摘、2章で様々なアーカイブズの紹介、3章は公文書に限らない日本の資料保存の現在までの歩みと問題点を示し、4章は公文書管理法設立の経緯とどんな影響をもたらすか、5章はアーカイブズの社会における意義、6章は今後の展望を示す。 こう書くと章の順番を入れ替えた方がまとまりとしてすっきりしそうだが、実際は2章にアーカイブズの実例・実情があることが後の章の読みやすさにつながっていると思う。
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アーカイブに関する課題と現状を幅広く拾っており、全体像を掴むのに役立つ。まっとうな問題提起は行うが、具体的な解決策まではあまり立ち入らない、という、いかにも新聞記者らしい書籍だが、悪くないと思う。
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アーカイブズに関する事例を多く紹介していて参考になったが、記録保存が大切であるという主張がいまいち伝わらなかった気がする。 脚本アーカイブズはとても興味深く、一般公開されたら面白そうだなと感じた。
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紙文書のアーカイブについての本。映像やデジタルデータの関するアーカイブの内容はあまり述べられていない。
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