蒼い猟犬 の商品レビュー

堂場瞬一【著】

2022/04/18

2022.4.18完了
始まりは小学校を使ってスケール大きく広がったと思ったが、途中から話の展開が狭まっていくことを感じた。
仕舞にはまるで2時間ドラマの時間制限のような、あっけない幕切れ。テレビじゃないんだから～
でも、面白くなかった訳ではない。
物足りないだけ。
簡単すぎるだけ。

2021/06/19

んー。堂場さんにしては安易。
福岡が国松を狙う理由が安直。
フツーだったら、せめてそこの病院院長だろう？
最後の最後もどんでん返しを作るためのネタみたい。
三係を作った理由も今一つ理解できない。
うーん、
うーん、
うーん………

2019/05/18

熱血刑事が、大活躍する警察小説かなと期待はしないで読みました。内容は、その通りではあるのですが、いろんなひねりがあり面白く読めました。最後は、そうかと考えさせられます。

2019/02/01

堂場瞬一の警察小説、単発の読み切り物。
若くて突っ走っていく熱血タイプの江上と幼馴染の希、二人とも警察官を父にもつ。新設された警視庁捜査一課特別捜査第三係に二人は配属される。
その時、都内の小学校の給食に毒物が混入され、身代金5億円が要求される事件が発生、二人は事件を追っていく。
堂場さんの警察小説、間違いないですね、若い二人が生き生きと魅力的に描いてあり、一気に読みました。

2018/11/13

警視庁捜査一課に創設された三係。

三係には主人公の江上亨を始め、江上の幼馴染みである佐野希、駆け出しキャリアの戸口など、若手が集められており、若年層の犯罪者に対処する目的で集められているが、その真の目的は分からない。

そんな新米刑事達が、都民1300万人を人質とした毒物混入による脅迫事件を担当する。

残されたサイン、テレビでの犯行告白、用意周到な身代金の強奪。

事件を操る黒幕に迫る。

三係の成り立ちの秘密がメインなのか、事件がメインなのか、何が主軸かいまいち分かりづらく、大げさな表現がなんかしっくりきません。

堂場作品には珍しく、ハードボイルドな刑事ではなく、若手で猪突猛進型の熱血刑事の江上ですが、警察官という組織の中の人間で考えると、あまりにも馬鹿なキャラにしか見えず。。。

辛口ですみませんが、率直な感想です。

2016/07/06

久しぶりに堂場の警察小説。
駆け出しの刑事、江上亨は、警視庁捜査一課に新たに設置された部署、特別捜査第三係に配属された。
この部署は、若年層の犯罪捜査に特化した部署で、試験的に設置されたということになっている。
同じ部署には、幼馴染の佐野希も配属され、若手の刑事を育てるおいう意味もある。
配属初日の朝、高校時代の恩師である福岡に会い、捜査一課に配属された報告をする。
初日に、小学校の給食に毒物を混入する事件が発生、捜査に当たった江上は事件に使用された車につけられたサイン「e4411」という記号を発見する。
その後も事件が発生し、犯人から東京都に5億円の身代金の要求がある。東京都の知事は急逝し、副知事にの一人は警視庁から出向している森永が就任していたが、もう一人の官僚上がりの副知事、国松が職務代理者として責務を負っていたが、事件への対応に国松は不満を持っていた。
捜査をする中で、恩師の福岡が襲われる時間が発生する。
両方事件で共通事項が浮上し、江上は捜査するが、、、、、。

事件の犯人は一体？そしてその黒幕は？

2014/10/23

学校給食への無差別薬物投入事件をベースに犯人は誰なのか？犯人の狙いは何か？というのを新米刑事が暴いていき、やがて事件の真相にたどりつくというストーリーなのですが、物語の序盤は無差別テロ事件というスケールの大きいテーマで、どう展開していくのか？ワクワクしながら読んでいたのですが、中盤あたりで真犯人もある程度よめてしまったし、新米刑事の成長の過程が物語のメインになっていき、事件のスケール感もだんだん小さくなっていってしまい、最後も尻つぼみだったような気がします。

2014/09/08

捜査一課特別捜査第三係が新設され，共に警察官を父に持ち，幼馴染でもある江上亨と佐野希，キャリアの戸口雄平が若手の刑事として配属される。若年層の事件を扱うということだったが方向性の定まらないうちに，小学校の給食にニコチンを混入し，東京都に5億円を要求する事件が発生する。

主人公の江上があまりに未熟で，楽しめない。事件もさほど緻密とも思えず，全体的に雑な作品に思える。

2017/09/20

冒頭の恩師との再会シーンに主人公、江上の名前を見てこれは
２時間ドラマで見たやつだとすぐに分かり、ちょっとがっかりした。
何がどう悪かったというわけではなのだが、私にはしっくりこなかった
原作はどうかな・・・・と期待を込めて読み進める。

若年層の犯罪が多様化しているという事で、若年層の事件を
専門に扱う部署として警視庁捜査一課に特別捜査第三係が発足されたが
真の理由は別の所にありそうな感じがぷんぷんする。

小学校の給食に毒物が混入される事件が起こり
東京都に対して犯人から、5億円の身代金の要求がくる
人質は東京都の小学生。

警察を欺く大胆な犯行手口はおもしろかったが警察の捜査過程に
物足りなさを感じる。三係のメンバーもぱっとしない

選抜された若手３人の内の一人、戸口はキャリアでパソコンが手離せず
物腰が弱い。交通課からの移動の佐野希と江上は幼馴染で
二人の父親は共に警察官。
江上は一人で突っ走り同僚にも上司にも突っかかるタイプ
希は同僚、上司に文句ばかり、しかも仕事らしい仕事をした場面が
出てこなのでタチが悪い

江上は上司、希から何かと「仕事をしろ」と言われる
仕事のことが分かっていないと
江上は最後の方で言われ続けた仕事とはの意味を自分で気付くのだが
それがあまりにも当たり前すぎて力が抜けた。
同様に三係り発足の真の意味にも力が抜けた。

主人公同様、若年層・新人社会人ぐらいの人が読めばしっくりくるのかも

事件も棚からぼたもち的な感じで解決してしまう
すっきりしない終わり方だったが、その部分に警察の暗闇が見え隠れし
そちらに重点を置いた方が物語自体に奥深さが増して
おもしろかったんじゃないかと思わずにはいられなかった。

ドラマ同様しっくりこなかったのは残念だった。

2012/11/21

イマイチ・・・・・・
世間知らずの若手刑事と古臭い頑固一徹なベテラン刑事
若手刑事はもっと一直線な感じがあってもいいし
ベテラン刑事はもっともっと嫌な奴で理屈なしで厳しく接してもいいかなーなんて
最後の最後に相手の気持ちを理解して万事O.Kみたいな
『怪人二十一面相』を思い出させる劇場型犯罪
「おー」と掴みはいいんだけど
過程は緊張感、緊迫感があまりなく・・・・・サスペンス要素が少ないというかない
結末が良いだけに
そこにたどり着くまでのストーリーがもったいない感じ
http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-212.htmlより