桜桃 の商品レビュー
ヴィヨンの妻 放蕩の夫をもつ妻 秋風記 私とKの晩秋旅行 皮膚と心 突然の吹出物に恐れる妻と労る夫 桜桃 きっと子供は見たこともない エッセイ又吉直樹
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「皮膚と心」が好み 資生堂のデザイナー山名文夫とその妻がモデル。蔓バラのマークは女性の憧れ。女性の可愛らしさ、いじらしさと複雑で面倒くさいところを描き切っている。「女は、一瞬間一瞬間の、せめて美しさのよろこびだけで生きているのだもの。」 夫婦仲睦まじくてよろしい。
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■参加者の感想をピックアップ■ ・太宰は本当にダメ人間だと思う。 ・駄目な自分を包み隠さず書くことで、評価されたり愛されたりしたのではないか。 ・タイトルからイメージした話と全く違った。 ・ 太宰のファンが墓地の前に集まり、桜桃を朗読する桜桃忌があるというが、 これを墓の前で読ま...
■参加者の感想をピックアップ■ ・太宰は本当にダメ人間だと思う。 ・駄目な自分を包み隠さず書くことで、評価されたり愛されたりしたのではないか。 ・タイトルからイメージした話と全く違った。 ・ 太宰のファンが墓地の前に集まり、桜桃を朗読する桜桃忌があるというが、 これを墓の前で読まれる太宰はどんな気持ちなのだろう・・・というほど「素敵な話」ではなかった。 ・ 「人間失格」のときも思ったが、本当に駄目な人間だと思う。 ・ 駄目な自分を包み隠さず書くことで評価されたのではないか。またファンも太宰を身近に感じることが出来るのではないか。 ・ (桜桃は太宰自身がモデルらしく)本当に駄目な人間だと思った。しかも駄目な自分をさらけ出しながら、その裏に「でも許されるでしょ?」という自信や自己中心さが見て取れて、余計に腹がたった。 ・ 太宰の作品を読むほど、太宰本人を嫌いになっていく。こんなにファンがいるのは、「下には下がいるぞ」というネガティブな安心感を与えるからではないだろうか。 ・ 最初の数行で、蒸し暑く、イライラして、家族間もピリピリ、とう情景がどっと伝わってきた。「女生徒」と比べても、文才は確実に上がっていると思う。 ・ 家族を顧みない夫だが、別れることも、文句を言うこともできず、それでもただ黙って従うのは嫌だという、妻の苦労や哀しさが「涙の谷」という表現につながったのではと思う。 ■読書会後の私的感想■ 実は私、まだ桜桃が読めていません。 ただ、以前の「人間失格」に続き2回目の太宰ですが、読めば読むほど「文豪」や「天才」のイメージからかけ離れていきますね。「人間失格」も「桜桃」も後期の(狂った後の)作品なので、前期の作品を読めばまた違うのかもしれません。 いずれにせよ、読書会で課題にしなければ決して読むことはなかったと思いますので嬉しいです! ■今月の課題本 2■ ・桜桃(太宰治 著) ■開催日時■ 2018年4月 ■参加人数■ 4人
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外では楽しく一般的に善い家族、大人を演じながら内側は常に仄暗い感情に苛まされているのも、人との口喧嘩を長いこと引きずる質だからこそ反論する気力を失って至極楽しそうな人間を取り繕っているところも烏滸がましいけれども自分と似ているなと思った
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太宰治の息子がダウン症であることをこの本で初めて知った。 当時はダウン症が認知される前だったこともあり、太宰は相当苦悩していたようだった。 桜桃忌の由来である「桜桃」を読めてよかった。 子どもより親が大事、と思いたい。 又吉直樹の解説もよかった。
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秋風記が、本当に私の人生みたい。何度読んでも何を読んでもここに戻ってきてしまう。らっきょうの皮をむいて何もなかったとして、むき続けたという事実に意味があるかもしれない。それか、そんな事にすら意味なんて無くて、ただ衝動だけがそこにあるのかもしれない。
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収録された4作はいずれも、誰もが後ろ暗さを抱えて生きているという事実に気づき、そんな世界でどう生きていくかを考える作品だった。 すべてに共感できなくとも、随所で、自分の心の奥底にある自分さえ知らなかった気持ちに気付かされ、ハッとする。太宰治の作品を読むたびそうなるからすごい。 ...
収録された4作はいずれも、誰もが後ろ暗さを抱えて生きているという事実に気づき、そんな世界でどう生きていくかを考える作品だった。 すべてに共感できなくとも、随所で、自分の心の奥底にある自分さえ知らなかった気持ちに気付かされ、ハッとする。太宰治の作品を読むたびそうなるからすごい。 これまで純文学の短編を読むのは苦手だったが、『ヴィヨンの妻』は面白いなと思った。ワクワクするようなストーリーはないけど、シンプルな設定のおかげでテーマが分かりやすく、納得感があった。 なるほど純文学短編では、1つのテーマを表現するために最低限の設定とストーリーだけが準備されているのか。純文学短編を読む楽しさというのが少し分かった気がする。
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奥さんに同情してしまう。 結局育児から逃げる太宰 楽しいことを言うことに尽力するとか、育児を手伝わないことに対して引け目は感じているようだが 居酒屋に入って桜桃食べて、子供には食べさせたことがない。ネックレスに〜とか何言ってんのか。いやいや逃げてないで少しは手伝いなさいんか
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久々に、太宰治作品を読みました。時代背景とか太宰さんの心情とかを想像しながら読みました。又吉さんの後書きがあり、そういう心の響き方も太宰作品にはあるのかと、理解も深まりました。
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太宰治の命日が桜桃忌というのは有名な話だが、それがこの小説由来とは知らなかった。 又吉さんがYouTubeでおすすめしていたので大学の授業の傍ら読んでみた。 主人公は太宰では無いだろうが、けどその人は太宰そのもので当時の太宰の心情が赤裸々に描かれていると思う。 子供よりも親が大事...
太宰治の命日が桜桃忌というのは有名な話だが、それがこの小説由来とは知らなかった。 又吉さんがYouTubeでおすすめしていたので大学の授業の傍ら読んでみた。 主人公は太宰では無いだろうが、けどその人は太宰そのもので当時の太宰の心情が赤裸々に描かれていると思う。 子供よりも親が大事と思いたい。思いたいということは思えないのだ。子供が憎たらしいほど可愛いからだ。
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