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桜桃 の商品レビュー

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48件のお客様レビュー

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2024/10/26

久々に、太宰治作品を読みました。時代背景とか太宰さんの心情とかを想像しながら読みました。又吉さんの後書きがあり、そういう心の響き方も太宰作品にはあるのかと、理解も深まりました。

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2024/10/07

太宰治の命日が桜桃忌というのは有名な話だが、それがこの小説由来とは知らなかった。 又吉さんがYouTubeでおすすめしていたので大学の授業の傍ら読んでみた。 主人公は太宰では無いだろうが、けどその人は太宰そのもので当時の太宰の心情が赤裸々に描かれていると思う。 子供よりも親が大事...

太宰治の命日が桜桃忌というのは有名な話だが、それがこの小説由来とは知らなかった。 又吉さんがYouTubeでおすすめしていたので大学の授業の傍ら読んでみた。 主人公は太宰では無いだろうが、けどその人は太宰そのもので当時の太宰の心情が赤裸々に描かれていると思う。 子供よりも親が大事と思いたい。思いたいということは思えないのだ。子供が憎たらしいほど可愛いからだ。

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2024/05/31

桜桃、皮膚と心がお気に入り。偶に読み返します。特に、皮膚と心において、女性の心情描写があいらしく、いじらしい。

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2024/05/02

表の自分と、気の抜けた自分の差が改めて怖いと感じることがある。 そのストレスや反動なのかで、 『ああ、もういいや終わりにしよう』って常に気持ちが靄の中に彷徨ったまま。

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2023/10/21

短編集です。 秋風紀の「私」が倒れている描写が美しくて、ぞくぞくしました。 皮膚と心は題名から、グロテスクで気持ちの悪い作品なのかな?と思ったら、ほっこり可愛らしい新婚さんの物語で、とても好きでした。

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2023/06/24

『ヴィヨンの妻』『秋風記』『皮膚と心』『桜桃』の四編に加えて又吉直樹の解説付き。 この中だと皮膚と心が一番好き。女性の一人称の可愛らしさは本当に感嘆する。ユーモアもたっぷりですごく良い。 残り三篇は「ああ、いつものダメ男が言い訳するやつね」という感じで心に引っかかることがなかった...

『ヴィヨンの妻』『秋風記』『皮膚と心』『桜桃』の四編に加えて又吉直樹の解説付き。 この中だと皮膚と心が一番好き。女性の一人称の可愛らしさは本当に感嘆する。ユーモアもたっぷりですごく良い。 残り三篇は「ああ、いつものダメ男が言い訳するやつね」という感じで心に引っかかることがなかった。

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2022/11/18

4つの短篇集。 太宰は『走れメロス』くらいしか読んだことがなかったが、文量も少なく、かつ文体もイメージより平易であっという間に読んでしまった。 あとがきにもあったように『秋風紀』の読後の余韻が非常に好みだった。

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2022/05/27

四篇の短編集。 男女の仲、相手を想う気持ちや自分自身の想いは、何だかよく分かりません。 自己主張できぬ弱い男を好きになる。そんな女性を愛しく想う。 人と人との繋がり、もっともっと分かりません。 人は摩訶不思議な存在、悲劇も喜劇も考え方次第です。

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2022/02/05

子供よりも親が大事 この、お乳とお乳のあいだに、.....涙の谷、.... 表立った喧嘩が日常にないからこそ一触即発、 その姿をチラチラと手札を見ながら出方を伺い、完全に揃ったところで開く。 という例え方が良い。 お主の心が弱いのはわかった。しかし他人を傷つけて良い理由にはな...

子供よりも親が大事 この、お乳とお乳のあいだに、.....涙の谷、.... 表立った喧嘩が日常にないからこそ一触即発、 その姿をチラチラと手札を見ながら出方を伺い、完全に揃ったところで開く。 という例え方が良い。 お主の心が弱いのはわかった。しかし他人を傷つけて良い理由にはならぬ。と思ってしまう。 アサーションを学べ。

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2020/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

軽快な文章でさくさく読めた。 いつの時代も夫婦喧嘩の内容は子どもなのね、とちょっと笑えて、胸が苦しくなった。 父がダメ夫の自覚があるのは安心した(笑) 奥さん切り札たくさん持ってるんだろうな(にやり) おっぱい飲ませながら「涙の谷」なんて言われたら正論でグサリとくる! 家庭を持つ人はこんな気持ちなったことあるし、これからもなるんだろうな。 太宰治の本は初めて読んだけど、こんなにも人間味が溢れる文章を書く人なんだ!

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