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日本の大復活はここから始まる! の商品レビュー

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2011/05/08

私たちが住む「日本」を誇りに思える一冊です。 経済を「個人・企業・国」に分けて考えてみる。現在の日本はデフレであり、需要よりも供給が多い状態です。 「企業」は、新しく設備投資にお金を使う余裕がありません。 「個人」も将来の不安から消費ではなく、貯蓄にお金を回しています。 そうする...

私たちが住む「日本」を誇りに思える一冊です。 経済を「個人・企業・国」に分けて考えてみる。現在の日本はデフレであり、需要よりも供給が多い状態です。 「企業」は、新しく設備投資にお金を使う余裕がありません。 「個人」も将来の不安から消費ではなく、貯蓄にお金を回しています。 そうすると、「国」しかお金を使うところがない状態です。 そんな状況のなか、国の公共投資を減らすだの増税するだのという議論がされている。また、マスコミもそれを鵜呑みにした報道ばかりをしている。 著者の三橋さんは、このような議論には誤りがあることがをデータをもとに、わかりやすく教えてくれます。 日本は、国債の95%を国内で賄っており、他国と比べて特異な国です。当然対外負債ではないので、国の破綻なんて考えられません。 また、日本人は世界一とも言える目の肥えた消費者です。その消費者を満足されるべく、企業は研究に研究を重ね、企業同士で熾烈な競争をして、技術を洗練させてきました。 この本を読み、様々な事実を知り、なんだか日本人の人間性をみたというか、他国と明らかに違う日本を知り、日本のことを改めて誇りに思うことができました。 現在の震災の危機も、日本人の勤勉さ、助け合う精神があれば必ず乗り越えられると思います。また、この危機をバネにさらに強くなれるのが日本だと思います。

Posted byブクログ

2011/04/24

三橋氏は次々に現れる日本財政破綻論の誤りをデータに基づいて指摘することには定評があり、ブログでもしばしばネタにしていますが、本書は日本のメディアや経済評論家によって語られるもっともらしく聞こえるトンデモ理論の誤りの解説を中心にしてまとめています。 言わば著者の最も得意なテーマでも...

三橋氏は次々に現れる日本財政破綻論の誤りをデータに基づいて指摘することには定評があり、ブログでもしばしばネタにしていますが、本書は日本のメディアや経済評論家によって語られるもっともらしく聞こえるトンデモ理論の誤りの解説を中心にしてまとめています。 言わば著者の最も得意なテーマでもありますが、それだけに留まらず今まで著書やブログで取り上げた日本経済の分析の総まとめに近い本に仕上がっており、初めて読む三橋氏の本としてお薦めできます。 東日本大震災を受けて書いた、というより、執筆中に起きた震災が内容に微妙な影響を与えているような節もあり、平易な文章ながら復興への希望を感じさせるような明るい読後感になっているのも好印象でした。

Posted byブクログ