みんなかわいい の商品レビュー

内田麟太郎【文】,梅田俊作【絵】

2020/08/15

みんな違ってそれでいい。と思える素敵な絵本。自分や他人の違いを受け入れて、新しい一歩がみえてくる。最後のページがカラフルで素敵。

2016/04/22

内田麟太郎さんの「おでんさむらい」が面白かったので読んでみました。

本作は、“みにくいアヒルの子”のような話、というよりは、“ブレーメンの音楽隊”や“オズの魔法使い”の様な話。
要は、集団の中ではマイノリティかもしれないけど、同じ境遇で理解し合える人はきっとどこかにいるよ、というメッセージの込められた作品。

2013/08/10

もう少し何度か読んでみたいと思いました。自分と一緒の人を求めるのではなくて、自分と違う人を認めていくことで、違いを乗り越えて新たな価値観を生み出していけるのだというメッセージなのかな？と思いました。

2012/06/27

内田麟太郎はマイノリティによりそうような作品が多い。

心が傷ついていると思う人は、児童書だからと敬遠せずに読んだほうがいい。

何万円もするセラピーや占い鑑定、あやしいネットビジネスやセミナー、宗教に騙されるより、ずっと効く。

読み終えた後、心の重荷を打ち明けたような爽やかさがある。

「こごえる　さむさを　しのぎあった『ひと』のめ」
「『ふたり』は　けっこんした」
登場するのは鳥であるのに「ひと」をあらわす描写で書かれている。
すじがき以上に、「ひと」に寄り添うように。

寄り添うように。

私たちは、内田麟太郎のように、もう一人の誰かに寄り添えるだろうか。

2011/06/12

3分7秒。多くのことばで語らない。余白にたくさんの意味をまたせる作品。本文「しろい」「くろい」の”ろ”の表現の違いに、どんな意図をこめたのだろう。読めば読むほど愛おしくなるえほん。