封印された系譜(下) の商品レビュー
イギリス外務省に勤務するリチャード・ユーズデンは元妻から旧友からの頼みを言付かった。それはリチャードをイギリスからベルギー、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、フィンランドを巡る旅に向かわせた。目まぐるしく展開が変わる理由付けに納得感が無いので☆3。
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例によって、結末に向かうにつれて、どんでん返しの繰り返しです。「えっ?」と思うような出来事があるんですが、最後の方にどんでん返し。 加えて、やっぱり主人公は、ぎったぎたに、めっためたに傷つけられています。今回の場合は、戦闘訓練とか受けていない、普通の公務員なんだけどね、気の毒で...
例によって、結末に向かうにつれて、どんでん返しの繰り返しです。「えっ?」と思うような出来事があるんですが、最後の方にどんでん返し。 加えて、やっぱり主人公は、ぎったぎたに、めっためたに傷つけられています。今回の場合は、戦闘訓練とか受けていない、普通の公務員なんだけどね、気の毒です。
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かつての、何層にも絡み合ったストーリーの展開はどこへというくらい、単調な展開にちょっとひきました。次々に登場しては消えていく人物の名前が覚えられなかった。
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他の皆さんのレビューにもあるように、次々出てくる馴染みにくい北欧系の名前に混乱。いつものように、今ひとつさえない優柔不断の主人公が事件に巻き込まれていく…というパターン。後半ややテンポアップするが、あっけない結末だった。列車を使って移動するあたりがなんだかN.京太郎旅情ミステリー...
他の皆さんのレビューにもあるように、次々出てくる馴染みにくい北欧系の名前に混乱。いつものように、今ひとつさえない優柔不断の主人公が事件に巻き込まれていく…というパターン。後半ややテンポアップするが、あっけない結末だった。列車を使って移動するあたりがなんだかN.京太郎旅情ミステリーのようだ。主人公と親友の友情ぶりがほっとする。
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上巻の時から、今いち分かり難くて、多分登場人物で頭が混乱(笑) 下巻の途中でやっと面白くなってきたけど。 ロシアの歴史とか知らないし、そのうち改めて読み直そうと思う。
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複雑なプロットをたのしむ小説、と感じた。話が進むにつれ、いろいろな事実が明らかになってくるのだけれど、正直途中から訳がわからなくなってしまった。主人公は次々といろいろな土地に行かされ、新たな人物の名前がその度に増えていくので。しかし歴史をからめた陰謀話が好きな人には、たまらないか...
複雑なプロットをたのしむ小説、と感じた。話が進むにつれ、いろいろな事実が明らかになってくるのだけれど、正直途中から訳がわからなくなってしまった。主人公は次々といろいろな土地に行かされ、新たな人物の名前がその度に増えていくので。しかし歴史をからめた陰謀話が好きな人には、たまらないかもしれない。あと北欧のいろいろな街が描かれるので地図や旅行ガイドと合わせて読むと、いいかも。
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※このレビューにはネタバレを含みます
上巻が「これは著者久々の快作」と感じさせてくれたのに、下巻では何だか「出版社持ちであちこち取材してきました」的な、日本にもよくある「紀行ミステリ」に堕してしまった。残念。
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久々の歴史ミステリだということで期待して読んだらあまりにも軽くて拍子抜けした。 中年の公務員が主人公なのだが、彼に魅力も期待も見出せない。流れのまま事件に巻き込まれ、手掛かりを追って移動→肩透かし→移動の繰り返し。謎の全貌については下巻まで引っ張り通し。もやっとしたままさくさ...
久々の歴史ミステリだということで期待して読んだらあまりにも軽くて拍子抜けした。 中年の公務員が主人公なのだが、彼に魅力も期待も見出せない。流れのまま事件に巻き込まれ、手掛かりを追って移動→肩透かし→移動の繰り返し。謎の全貌については下巻まで引っ張り通し。もやっとしたままさくさく展開するという居心地の悪さに不安が増幅する。 舞台がころころ変わり、登場人物は過去、現在含めやたらと多い。しかも祖父や父親の代からの陰謀なので、ややこしいことこの上ない。ページ数が足りないのか、無駄な展開を放り込みすぎたのか、作品全体のバランスやボリュームに偏りがあるように思う。 面白くないわけではないけれど、ゴダードはじめじめした重さがないとやっぱりつまらない。最近軽めの路線だし、もうどっしりした歴史ミステリは読めないのかなあ。
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最後に勢いよく、たくさんのことが詰め込まれていて、やっぱりなんだかんだ言って、みんなロシア皇女の生き残り伝説自体の魅力が強くあるからこそなんだな。と感じた。
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幼馴染の願いで、古いアタッシュケースをロンドンからブリュッセルに届けることになったリチャード。それは、ロシア皇女アナスタシアの伝説が絡む陰謀の幕あきだった。 主人公リチャードは、平凡な人です。役所勤めでバツ1で、特に特徴があるわけじゃない。反対に、病気で死にかけている幼馴染...
幼馴染の願いで、古いアタッシュケースをロンドンからブリュッセルに届けることになったリチャード。それは、ロシア皇女アナスタシアの伝説が絡む陰謀の幕あきだった。 主人公リチャードは、平凡な人です。役所勤めでバツ1で、特に特徴があるわけじゃない。反対に、病気で死にかけている幼馴染は、無軌道で自由な男の典型のような感じ。幼馴染を主人公にした方がよかったんじゃないと思うぐらいなんだが、そうじゃないところがゴダードの上手いところなんだろう。 つまり、ひたすら巻き込まれ、その中で真実と自分の正義のみを頼りに立ちあがる、そういうしぶとさを淡々と描いて、陰謀の大きさを俯瞰させているんだと思う。 にしても、ロンドンから、ベルギーにデンマーク、スウェーデン、フィンランドと、舞台はめまぐるしく変り、登場人物もやたら多い。しかも、北欧の名前で…。ちょっとしんどかったよ。
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