エレGY の商品レビュー

泉和良【著】

2012/06/11

どうしようもない男と壊れかけた少女の、見事なまでに爽やかな恋物語。とりあえず、大井町のマクドナルドに行きたくなった。

2012/05/10

主人公がえれちゃんに惚れるまでの過程が短すぎるところとか、本当につらくて手首切るような人は他人にそんな部分を見せたりしないのではとか、うーん？って思った部分はあったけれど。えれちゃんはじすさんにとって一番必要だった言葉をあげられたんじゃないかなと思う。お互いがお互いを助け合って、光になった。良いハッピーエンドでした。

2012/02/09

失恋したばかりのしがないフリーウェアゲーム作家「僕(ジスカルド)」がネットの海で出会ってしまった魅力的で壊れかけの女子高生、「エレGY」。彼女には誰にも触れられぬ“秘密”があった……。破天荒に加速する“運命の恋”を天性のリズム感で瑞々しく描ききった泉和良の記念碑的デビュー作。
この恋、きっと応援したくなる！

▼試し読みはコチラ
http://sai-zen-sen.jp/fictions/eregy/

2011/11/25

　僕も多感な時期にとんでもないゲームに出会って、こんな風になっちゃったので異常に共感出来る。
　というかエレGYかわいいな！

2012/09/16

「君のパンツ姿の写真、求む！」
うっかり女性ばかりいる電車で最初のページを開いてしまった！タイトル・絵でビビッと来て内容を気にせず買ったものだったので「ふざけた話か・・・。」と内心がっかりしたが、読み進めれば進めるほど主人公泉和良に感情移入した。
最後の方は泣きそうになった。（本当に泣いてしまったのは内緒だ。）ので電車で読むことが出来ずに部屋に帰って読み終えた。
まったく自意識の強い男なんかロクなやつはいないな。
自分が嫌いで、でも寂しがり屋で、傷つくことが怖くて、結局自分が大切で、それ以上にみんなが好きで・・・。
人にやさしくなれる素敵な物語です。

2011/10/28

ぶっ飛んでる始まり方で一気に読めた。
主人公がうじうじしてはいるけどヒロインぶっ飛んでて私はあまり気にならなかった。
ぶっ飛んでる恋を応援しつつざっと読めちゃう感じでした。

2011/09/04

どうでもいいが表紙の主人公が知り合いに似ている。

アンディー・メンテから入った自分も『ジスカルド』に幻想を抱いていたのかも知れない。
貧乏フリー（無料）ゲーム作家と作家を敬愛するメンヘル少女。ちょっと特殊な二人だけど、ひねたところのない素直な恋愛小説でした。
どこまでが本当かあやふやだけど、『泉和良』を意識したなー。
この人の書くＳＦを読みたい……
（もう出てるけど買ってない）

2011/07/25

星海社さんのHPで全文公開されていたのでちょっとずつ読み進めてました。
文章が軽くてさくさく読める＆先が気になってどんどん読めるのが魅力ですかねえ。

主人公が煮え切らず、同じところでぐーるぐーるぐーるぐーるしててるので、読んでて若干イライラ。
でも男の人って恋愛すると、こうやってマイナス思考ばっかりになっちゃたりするものなのかなあ、とも思ったり。

男の人の一人称で、人を好きになってグルグルする気持ちを書いた本って読んだことなかったので良い勉強になりました。
今度男友達にジスさんに共感できるかきいてみようっと。

しかしウェブ小説というのは読み終わった後の満足感があんまりないですのう…。
左手が掴んでる分量が薄くなるごとにお話が盛り上がってくる感覚が好きなんじゃがな。

せめてお話の最後にエンドマークくらいつけてほしいと思ったナリ。

2011/07/17

ライトノベルかと思ったら、思ったよりライトノベルではなかった。主人公の年齢的な意味でも読書中の感覚は一般小説寄りじゃないかな。ライトノベルらしい、カッ飛んだ展開やキャラの破天荒な情熱などなどを期待すると、裏切られた感を味わう、かもしれない。
冒頭はせっかくカッ飛んでてキャッチーなのに、徐々に失速していって、その静けさに我に返ればどうやら自分は恋愛小説を読んでいたようだ、ということに気付く。ヒロインがせっかく魅力的なのに、掘り下げがとても物足りない。背負うものや自傷する理由も意味も探ろうともしない物分かりのいい主人公は、分別がありすぎてやっぱり「ライトノベル」の主人公ではない。と、私は思う。共感出来る部分はすごくあるけれど。
（※アンディー・メンテは知っていましたが、小説は独立したものなので感想として斟酌しません）

あと、この作品自体は直接は関係ないけれど。高いよねこのレーベル。装丁や紙質にこだわるのは結構だけど、それで単価を大幅に上げられても困る。☆の数にも反映してしまいます。庶民だもの。

2011/06/27

『滝本竜彦、乙一が激賞』という帯文に惹かれて買いました。作風としては、滝本さんのそれに近かったです。
　いわゆる駄目な青年を見事に描ききっていて、その手の主人公に感情移入できる人には楽しめるのではないかと思います。ヒロインのエレGYもだいぶ変な人ですが、だからといって嫌われるようなキャラクターではないと思います。たぶん。
『シュタインズゲート』や『ブラックロックシューター』でお馴染みのhukeさんがカバー絵を描かれています。