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禅への鍵 の商品レビュー

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2021/03/24

かの有名なベトナムの臨済宗僧侶による禅の入門的解説 ベトナムの禅が非常に興味深い 初期仏教とも矛盾しない感じだし、 変な日本文化に染まってないし。

Posted byブクログ

2012/09/23

ティクナット・ハンに出会ったのは、ある人がきっかけだった。『あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ』という本。正直、当時のボクにはよくわからなかった。でも、その人は、この本に出会うことでいろいろなことを考えたと言っていた。本との出会いというのは不思議だ。ある人にとっては人生を変える...

ティクナット・ハンに出会ったのは、ある人がきっかけだった。『あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ』という本。正直、当時のボクにはよくわからなかった。でも、その人は、この本に出会うことでいろいろなことを考えたと言っていた。本との出会いというのは不思議だ。ある人にとっては人生を変えるほどの衝撃なのが、別の人にとっては手に取るに値しないものもある。よく、本は人との出会いに喩えられる。親友、悪友、恩師、ほろ苦い思い出。。。タイミングもあるし、そもそも自分との相性だってある。そういう意味で、ボクにとってのティクナット・ハンは、当時は理解できない先生が、いまになって「なるほど」と思えるような人だ。 自分には確固たるものがあると、人は思いがちだ。しかもそれは、自分の体とは離れたところで、確固たるものであるなどと思っている。当時はボクもそう思っていただろう。そう思っている限り、ティクナット・ハンの言葉は響かない。 ボクたちはこの世に体を持って生まれてきた。そして、心はきっとその体から生まれている。だから、体と心はつながっているし、分けて考えてもいいけども、片方ばかりから見てはいけない。体は心であり、心は体なのだと思う。ティクナット・ハンは、それをマインドフルネスという。本の中の日本語でいえば「気づき」なのだと思う。 気づくためには、意識をしないといけない。漫然としていてはいけない。目の前のものを食べているんだと意識して食する、息をしていると意識して呼吸する。普段、無意識にしていることを意識してみる。そこが気づきの出発点なのだろうと思う。 別の本で著者が言っているが、「手の中のりんごは宇宙である」という言葉がある。こんなこと、なかなか言えない。だが、宇宙は目の前にあり、そして、自分の中にある。それを感じてみたい。

Posted byブクログ