完全版 地獄堂霊界通信(7) の商品レビュー

香月日輪【著】

2022/02/15

業魔の石はミッタンが意外と大活躍。全巻のお身体お借りしますから、巻き込まれた感がすごいが。今作は二話仕立てだが、業魔の石の方が面白かった。竜也のてつしへの愛が溢れていた。病室での竜也は年相応で可愛らしい。みもり氏の漫画でもぜひ読みたい。鉄鼠はかなりメジャーな妖怪だが、ちょっとイメージが違った。こちらの話はかなり香月日輪氏の心の声が過激に盛り込まれているような気がした。確かに自然破壊については思うところもあるが、あまり触れないでおこう。

2014/06/18

6・7と続けて一気に読んでしまった…香月さん好きだー！！
今回の敵はなんと「人間」なのです。3人悪が妖怪ではなく人間の殺人鬼と対峙！
ミッタンこと三田村巡査も今回初めて3人悪の行動に”本当に”巻き込まれ、協力してくれましたね。ありがとう、ミッタン！さすが元暴走族かっこいー！！

2014/06/04

上院町に少女を狙う連続殺人犯が現れた!犯人に接触し、正体を暴こうとするてつしたちだったが、逆に殺人鬼に捕われてしまい…!?(『業魔の石』)。ワルガキ三人悪が挑む、最強の敵―それは環境破壊。守りたい山がある。だが、人は生きていかねばならない。悩み苦しむ彼らの前で、自然からの復讐が始まる

2013/09/12

ワルガキ３人悪が挑む最強の敵、それは環境破壊。
自然を破壊する人間に、てつしたちはどう立ち向かうのか？　悩み苦しむ３人の前で、自然からの復讐が始まる…！

2012/05/17

二編とも、戦った相手が『人間』だったんですよね…。考えさせられる内容でした。
金森兄弟とミッタンがカッコよかった。

2011/08/23

やっと7巻。汚い大人と必死な子供との戦いに見えた。
つまらない大人は諦めちゃうんだよね。多分。できることをしようって思えないんだな。理想が高いから絶望も深いなんてまさに青年って感じだけど。
そこからくすぶってしまうかできることを考えるかが分かれ道なのかな。
意味のないこと、無駄なことをいとうのもつまらない大人のはじまりだったりして。
ほんとは子供よりは大人の方がずっとパワーがあるはずなのにね。

2011/08/10

「逃げられるとも。己を知ることだ。己を抑えることだ。何が不幸で何が幸福なのか、それは己の考え方ひとつ。己が何者で、何を成すべきか、外からしっかり見つめる事よ。ぼーっと生きておっては、いつまでたっても同じ輪の上だ」

内容紹介です。

上院町に少女を狙う連続殺人犯が現れた!
犯人に接触し、正体を暴こうとするてつしたちだったが、逆に殺人鬼に捕らわれてしまい……!?
『業魔の石』
ワルガキ三人悪が挑む、最強の敵――それは環境破壊。
守りたい山がある。だが、人は生きていかねばならない。
悩み苦しむ彼らの前で、自然からの復讐が始まる……！
『鉄鼠』全二編を収録。

なんつーか私の嫌いな綺麗言満載！
特に『鉄鼠』なんて…いかなる義務をも背負っていない子供が意見を言ったって、そりゃだれも耳を貸しませんって。
だって何かを言う権利を持ってないもの。
ましてやなんか「綺麗言で済ますな」とか「本音を言ってほしい」とか…。
言うかっつーの。
子供相手にそんなにむきになると、マスコミに叩かれるし、いいことない。

子供は「子供である」ということだけで、守れているんだということを自覚しとかないと、鼻もちならないガキに成り下がると思います。
それに、予算を使い切らないとと次の年に削られるって、これ相当な痛手ですよ？
そんな事情を知らずに正論だけで突き進まれると、腹が立つ（だから子供のすることに腹を立てるな）
しかも、何の結果も残せていないのに、満足してるって…ただの自己満足かよ。

今回はちょっと綺麗言満載で感想が辛口ですが、話としてはおもしろいので、☆みっつで。

2011/07/04

七巻。中編二編。

殺人鬼の話はじみにぞわっと。

みもりさんのイラストの竜也兄を想像するとときめいて悶えられます。

なんか三人悪がどんどんつよくなってます。

反面子供の部分が癒されますね。

そして今回も大概被害者はミッタン。でも三人のことを理解してくれる頼もしい大人になってくれそうですね。

2011/04/27

≪あらすじ≫

「業魔の石」
女学生連続殺人事件が発生。
悪ガキ３人組は三田村巡査に憑いてきた被害者幽霊をたどり
殺人鬼が神父であることを突き止め教会で対峙。
てつしが業魔の石をもって神父を地獄へ送る。

「鉄鼠」
環境破壊を訴えていたフリージャーナリストが
山林開発の工事会社の陰謀で殺害される。
その死体を発見した「暁」が彼の怨念を
ドブネズミを操り工事関係者を襲う鉄鼠に変える。

≪感想≫
「業魔の石」で被害者となった女子は”親不孝”だから殺された。彼女達は地獄へ行くが家族が成仏を願えば極楽へ行ける。っていうのはどうなんだろう・・・
来世が幸せになるのであれば異常者に殺されても良いのだろうか・・・
どうも”輪廻転生”の考えには共感できない。
「鉄鼠」は自然破壊がテーマで問題提起を残し終わる感じが良かった。

2011/04/13

大好きな児童書のセカンドシーズン二冊目となる完全版第七巻。
VS連続殺人鬼『業魔の石』と、環境破壊について考える『鉄鼠』の二篇を収録。

本屋さん三軒目で漸く見付けた、ちょっぴり思い入れのある本。サネくん、探してくれてありがとうございました♪（＾◇＾）

以下には腐要素を含みます。
理解できない方は読まない事をお勧めします。
尚、読んだ後での苦情は受け付けません。

鉄鼠は、まぁ、悪いけど「ふーん」って感じ。
香月さんはよっぽどお役人が嫌いなんだろうなという事しか分からなかった。なんつーか、今の日本に対する子供の意識を変えたがってるのか知らないけど、この書き方だと子供は役人嫌いになると思うぞ。いいのか？

で、業魔の石！
これ個人的に今までの中で二番目です！ まず何と言っても竜也兄がかっこいい。尚且つ色っぽい。香月さんは竜也兄好き過ぎだと思う。だって描写に愛を感じるもん！ ひたひたに濡れた黒い瞳とか、やばくね！？ 最後の竜也兄激怒のとこなんか、もう痴話喧嘩にしか読めなくて焦った。…あれ、おかしいな。いつからこんな子になったんだ、私は…。
でもさ、リョーチンや椎名の態度ももう尊敬する兄貴分にするもんじゃないもん。なんてゆーか…そう、姫！ 姫扱いされてる！ それにてつしとの会話が、危険な仕事に赴く旦那とそれを心配する嫁にしか思えない。…うーん。でもてつしも受けなんだよなあ、私的には。まぁ此処は愛の差で竜也兄が上かな。……むしろ敏久父ちゃんと聡父ちゃんしか攻めがいない気がするなんて事は考えちゃいけないんだ、きっとそうだ。