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不沈の艦隊 の商品レビュー

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2011/12/18

 洋上核融合実験施設が実験中の暴走により1938年の日本にタイムスリップしてしまうというタイムスリップ物。しかも当初発電施設として運用されていた実験施設がモジュールの組み換えで戦艦にも空母にもなる洋上要塞となったり、怪力光線が実用化されたり(開発はもちろん登戸研究所)となかなか面...

 洋上核融合実験施設が実験中の暴走により1938年の日本にタイムスリップしてしまうというタイムスリップ物。しかも当初発電施設として運用されていた実験施設がモジュールの組み換えで戦艦にも空母にもなる洋上要塞となったり、怪力光線が実用化されたり(開発はもちろん登戸研究所)となかなか面白いことになっていた。とはいってもただ超兵器を登場させるのではなく、そこに至るプロセスがしっかりしていたので説得力があり、軍人と研究者、あるいは1938年と20XX年の考え方の違いがうまく表現されていてリアリティもあってよかった。特に、”実験の続きができれば今が何年でも構わない”という研究者の考えは妙に納得がいった。

Posted byブクログ