不思議の足跡 の商品レビュー

日本推理作家協会【編】

2018/06/13

読んだこと、すぐ忘れちゃうんですよ。こういう短編集。

この光文社文庫のミステリー選集はアタリが多くて好きです。
これも良かったです。

解説によると「2004年から2006年にかけて発表された広い意味での
幻想的・超自然的要素を帯びた短編15作を収録したアンソロジー」
だそうで、「不思議」に留まり「恐怖」まではいかないかんじ。

オペラントの肖像（平山夢明）、チヨ子（宮部みゆき）のみ既読。
「オペラント」は残ります。ディストピアっていうとこれが思い浮かぶ。

あと印象に残ったのは
　吹雪に死神（伊坂幸太郎）
　隠されていたもの（柴田よしき）
　とまどい（高橋克彦）

好きなのは
　悪魔の辞典（山田正紀）、このかんじは久々。乾いたハードボイルド。
　箱詰めの文字（道尾秀介）、不穏な余韻を残すコワイ話。

Do you love me ?（米澤穂信）がちょっと物足りなかったので、★ひとつ減点かな。
でもオススメです。

2017/09/09

盛りだくさんの読み放題

　さすがの執筆陣で、ハズレなしの力作オンパレード！って書きたいところだけど、ま、読み手の好みもあるから、そこは曖昧に…。

　少しは読み飛ばしもしたし、既読もあったけど、きれいにまとまるストーリーはさすがに練られたもの。下手な長編を凌駕する密度が濃い作品が多いね。

2013/01/13

道尾秀介　宮部みゆき　山田正紀　米澤穂信　平山夢明　畠中恵
高橋克彦　伊坂幸太郎　朱川湊人　柴田よしき　桜庭一樹
鯨統一郎　石持浅海

2012/09/27

読んだことある作家さんも、読んだことない作家さんも、興味深い作品が多かった。
好きなのは、道尾秀介、米澤穂信。

これ、という本がないときに。
読みたい本探す時の指標にいいかもしれません。

2012/09/15

幻想的、超自然的要素を帯びた短編15編のアンソロジー

この手は、私は苦手

伊坂幸太郎、石持浅海、恩田陸、鯨統一郎、桜庭一樹、柴田よしき、朱川湊人、高橋克彦、畠中恵、平山夢明、松尾由美、道尾秀介、宮部みゆき、山田正紀、米澤穂信とメンバーは豪華

2012/08/28

各編、それぞれに面白かった。

こういった短編集は、新しく読みたいものを発見できて便利。
今まで名前は知ってるけど読んだことがなかった伊坂幸太郎さん。
とりあえず、死神シリーズは、別途読んでみようと思う。

2012/08/23

色んな人の色んな味わいの短編集なので、
評価するのがむずかしいが...（^ ^;

さすがに「駄作」は入ってないので、
基本的にはみな楽しく読めました。
あとは「好き嫌い」になるので...

松尾由美さん、宮部みゆきさんの、
ちょっとファンタジーっぽいのが
気に入りました（^ ^

2012/06/17

短編集。
『Do you love me？』目当てで読んだけど、なかなか粒ぞろいの作品。
世にも奇妙な物語向けの作品が多い。（既になってるかもしれないが）

『吹雪に死神』 伊坂幸太郎
『酬い』 石持浅海
『あなたの善良なる教え子より』 恩田陸
『ナスカの地上絵の秘密』 鯨統一郎
『暴君』 桜庭一樹
『隠されていたもの』 柴田よしき
『東京しあわせクラブ』 朱川湊人
『とまどい』 高橋克彦
『八百万』 畠中恵
『オペラントの肖像』 平山夢明
『ロボットと俳句の問題』 松尾由美
『箱詰めの文字』 道尾秀介
『チヨ子』 宮部みゆき
『悪魔の辞典』 山田正紀
『Do you love me？』 米澤穂信

2011/10/20

別の本で既読の作品もたくさんあり。米澤穂信さんの作品を初めて読んだけど、設定が面白くて良かった。伊坂幸太郎さん、道尾秀介さんの作品も好き。短編集でも十分な読み応えがありました。

2011/10/12

チヨ子（宮部みゆき）
吹雪に死神（伊坂幸太郎）
酬い（石持浅海）
が結構面白かった。
上に並べたのは話が好きな順。
石持さんのこういうお話が結構すき。

その次に、
Do　You　Love　Me？（米澤穂信）
相変わらず変な設定。