クミョンに灯る愛 の商品レビュー
年老い認知症になった母を押し付けられた灯台守の末弟。 下品な言葉遣い、食べ物や汚物をまき散らす母に過去に受けた仕打ちを重ねて憎む主人公だったが、次第に幼き日の無償の愛を思い出す。 そしてクミョン島が嵐に襲われ、主人公が瀕死の重体となった時に老婆が見せた、掛け値なしの愛情からの行...
年老い認知症になった母を押し付けられた灯台守の末弟。 下品な言葉遣い、食べ物や汚物をまき散らす母に過去に受けた仕打ちを重ねて憎む主人公だったが、次第に幼き日の無償の愛を思い出す。 そしてクミョン島が嵐に襲われ、主人公が瀕死の重体となった時に老婆が見せた、掛け値なしの愛情からの行動に母性の強さを感じました。母親は自らの身を顧みることなく子を守るのだ。そこには理性による判断はいらない。母親の持つ愛情は消えることはないのですね。
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