ネットで生保を売ろう! の商品レビュー
物語は2006年1月から2011年1月まで。 設立の経緯、金融庁との免許認可のやりとり、事業開始後のトラブルなどなど、興味深く読ませていただきました。新商品でディサビリティ保険(就業不能保険)を開発してしまうところはさすがですね。 以下引用 我々の創業理念は「ネットを使ったディス...
物語は2006年1月から2011年1月まで。 設立の経緯、金融庁との免許認可のやりとり、事業開始後のトラブルなどなど、興味深く読ませていただきました。新商品でディサビリティ保険(就業不能保険)を開発してしまうところはさすがですね。 以下引用 我々の創業理念は「ネットを使ったディスカウントプレイヤー」になることではなかった。今までにない、本当に消費者志向の新しい生命保険会社を創ることにあった。
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人をどうやって巻き込んでいったかとか企業までのフローが岩瀬さんの語り口で書いてあって楽しく読める。本当は書かれてるようにトントンびょうしにはいかなかったはずだけど、まさにドラクエみたいにRPG感覚で読めるので読んでてテンションがあがる。
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http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51864255.html
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岩瀬さんが出口さんとライフネット生命をつくるきっかけとなったところから現在までの話が書いてあります こういう思い出やっていたのかとか、いろいろ大変なことがあったのだなということが岩瀬さん視点で書かれています
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ライフネット生命を共同設立した岩瀬さんが、設立前後の経緯を記した本。生保をネットで販売するという新たなーしかも生保の免許取得から!ー取り組みは興味深かったです。ネットを利用したビジネスにはまだまだ可能性が眠っていると強く感じました。
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元々、ライフネット生命の ホームページの作り込みの 良さに興味を持っていたのが きっかけで、手に取った本です。 利用者の使い勝手の良さを 存分に考え込まれた ホームページを持つ この会社の背景に興味を 持っていました。 読めば読む程に、思っていた 通りの会社だったのと、 その...
元々、ライフネット生命の ホームページの作り込みの 良さに興味を持っていたのが きっかけで、手に取った本です。 利用者の使い勝手の良さを 存分に考え込まれた ホームページを持つ この会社の背景に興味を 持っていました。 読めば読む程に、思っていた 通りの会社だったのと、 その会社を構築する、 力強く優秀な人達に 魅了される一冊です。
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ハーバードを出てから、ネット生保を起業し、悪銭苦闘しながらも 着実に会社を立ち上げていく過程を記したもの。読み物として、純粋 に面白い。 いろんな出会いから人生を広げていく様がドラマのようです。
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ネット生保立上から現在に至るまでのストーリー。 作中にもあるが、会社の広告宣伝としての役割を果たすこと。 それが、ネット生保の存在意義から理念を踏まえ必要性を感じられるように記載。 特に、ネット販売が販売チャネルの一つじゃなく市場として確かに存在する的なことが印象に残る。
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生保業界に革命を起こしているライフネット生命の副社長による立ち上げから軌道に乗るまでの記録。 誰もがネットで生保が売れるわけないといわれながらも、着実に会員数を増やし、実績を残している。 生保業界の構造的問題である情報の非対称性に一石を投じたい、消費者が商品について知るべき当然の情報を了知した上で購入の意思決定をしてもらいたいという強い意志がおおもとにあって、現在のビジネスモデルに落ち着いている様子が分かった。 業界のタブーに挑めたのは、生保業界の重鎮である出口社長と生保業界にほとんど関与のなかった岩瀬副社長のでこぼこ?コンビだからこそなしえたのだろう。 生命保険会社が銀行に次ぐ資産規模を有する金融機関という発想はなかった。欧米では保険会社の傘下に銀行や投資顧問会社がある例も少なくないらしい。 岩瀬副社長の職場に求める条件 1.素晴らしい仲間とチームで働く喜び 2.儲からなくていいから社会的にインパクトのある仕事をしたい 3.人と同じことはしたくない
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ハーバードMBA(HBS)を成績上位5%で卒業した著者が次のステップとして選んだのは日本の生保業界。 長いこと、「なんでだろう」「もったいない」なんて勝手に思ってたけど、この本を通じて理由が分かった。 まず、これだけの才能を持つ人でもMBA終了後に定まった道が無かったことに驚いた。無かったと言うと語弊があるし、実際に古巣に加え年収数千万が約束された職場はたくさんあったけど、「何か違う」と考えていたとの事。 そこに運命を決めるベンチャー投資家が現れる。その人の「ベンチャーの成否は人で決まる」という言葉は経験値から出る言葉で非常に重い。 結果、著者自身の人柄に惚れた投資家が自分の持っていたアイデアであるネット生保を任せる事からスタートする。 生命保険業界は長年新規参入が無く、大手のシェアが高い業界。 ネットで生保が売れるか?の堂々巡りの議論から、「どういう属性の人なら買ってくれるか」「そのような人はどれくらいの人数いるのか」「どうやったらアクセスできるのか」と考えを変える事でクリアしていく。 とは言え、逆風も多く上手く行かない事も多い。 そんな中支えとなった言葉は印象的で、HBSのアントレプレナーシップの定義でもある、 「現在、コントロール下にある経営資源にとらわれる事なく、事業機会を執拗に追求していく事」という言葉。 どうしても既存のリソースから「何がでできるか?」を考えてしまいがちなところ、ガツンとくる。 「誰をバスに乗せるか」をキーワードに採用も慎重にしており、優秀な人材を迎え入れている。 Aクラスの人材はAクラスの人材と働きたがり、連れてくる。Bクラスの人はCクラスの人材と働きたがる。 著者は副社長というポジションだが、社長も凄い人。 業界最大手出身で失礼ながら高齢にも関わらず、再度ベンチャーの社長としてゼロからの仕事をしている。 また、要所要所でのアドバイスや決断も重く、深い。 「切ること、捨てることは、とても難しい。それをやりたい。全て用意するのは実は簡単。」 ユーザーにとって分かりやすいサービスを作る事。 生命保険という只でさえ複雑な商品を売るサイトを作成するにあたり、当社が成功した秘訣かもしれない。 また、この本は著者が帰国してからネット生保を立ち上げるまでの過程が書かれている。 その中でも投資家に対してのプレゼン(15名に20分で事業概要の説明。後はQ&A!。結果10億の出資!!)とか、 当初の計画からユーザーが増えない状況での本質的な意見「株主の立場で言える事は一つだけです。手段はお任せしますので、一日も早く収益を改善させるか、その見通しを示してください」という言葉は非常にリアル。 普段の仕事の中でも事業を通じて会社から投資を受けている立場である事を考えると、大小の規模を問わず、同じ事なんだなと実感。 これだけの才能の人でも「とにかく、タマを打ち続ける」という結論にたどり着く部分も共通していると感じた。 情報を集めたかったら、どうするか? コンサルティング会社に高い報酬を払って市場調査をする事ではなく、こちらから情報を発信する事。 そうすると勝手に情報は集まってくる。 という理由から社長と副社長はメディアに頻繁に露出し、本も出して、講演もたくさんこなしてたんだな〜 全てが会社を成長させるため。頭が下がる。。 最後に、著者が次のステージにネットライフ生命を選んだかが、明確に書かれていた。 ・年間40兆円という生命保険の流れを適正化し、1400兆円の個人資産の流れを変え、日本経済に活力をもたらすこと。 ・人口構造の変化に対応した新しいソリューションを考えていく事。 ・60代と30代がパートナーシップを組み、ベテランの知恵と若手の創造力を組み合わせた、新しい企業のあり方を世に示す事。 ・日本初で世界でも競争力を持つ金融機関を作り、国際的にも日本のプレゼンスを高める一助となること。 ただただ脱帽ですね。 最初にHBS出ててもったいないと思ってた事が恥ずかしいくらいです。 著書に取っては、年収数千万円が約束されている環境の方がもったいなく、もっと壮大な事を考えてたんですね。 1976年生まれなので同世代。 十分な刺激を頂きました。
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