逃げる男 の商品レビュー
5分くらいで読み終わった?
その森には伝説があった。子供にしか見えないクマと一日過ごして、無事に森を抜けられたらなりたいものになれる、という・・・。失恋したある少女が森に一人分け入るが――!? オノ・ナツメさんがいつもより太い線で描いており、ホントにものの数分で読み終わったのでは!?というぐらいソッコ...
その森には伝説があった。子供にしか見えないクマと一日過ごして、無事に森を抜けられたらなりたいものになれる、という・・・。失恋したある少女が森に一人分け入るが――!? オノ・ナツメさんがいつもより太い線で描いており、ホントにものの数分で読み終わったのでは!?というぐらいソッコウで読み終わります。少女はどうなっちゃうの?ロリコンですか!?
ゴロー
一番初めに読んだオノナツメ作品。 5年くらい前に貸してもらった時、なんだか難しいなと思ってそのまま返した記憶。 森の奥クマと一緒に以前住んでいた男の日記と逃げてきた男(政治家の息子)の身の上を混同して読んでいた。 最後、男が森を離れるとき手にしてたものを考えると、もっとシンプル...
一番初めに読んだオノナツメ作品。 5年くらい前に貸してもらった時、なんだか難しいなと思ってそのまま返した記憶。 森の奥クマと一緒に以前住んでいた男の日記と逃げてきた男(政治家の息子)の身の上を混同して読んでいた。 最後、男が森を離れるとき手にしてたものを考えると、もっとシンプルに読んでもいいのかも。 セリフが少ない静かな作品。
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子供にしか見えないクマの噂を確かめに森へ入る少女。そこで出会ったのは……。 現実感がなく、どこか夢の中の出来事のように展開していく中、あるエピソードから物語が現実味を帯びていく。 鬱蒼とした森のシーンが印象的で、緊張感あるお話。森と少女は夢の中にいるようなのに、森と男たちだと...
子供にしか見えないクマの噂を確かめに森へ入る少女。そこで出会ったのは……。 現実感がなく、どこか夢の中の出来事のように展開していく中、あるエピソードから物語が現実味を帯びていく。 鬱蒼とした森のシーンが印象的で、緊張感あるお話。森と少女は夢の中にいるようなのに、森と男たちだと現実的になるような感じがして、対比が面白いと思った。 森での少女はなんだか普通じゃなく思えるし、男に対しても漠然と不信感を抱く。不気味さと怖さが残ったのは、森がまさにそうだからかも。
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ミニシアター系で、しかも単館上映のアート系の映画?のような雰囲気。 比較的初期のCLAMP作品ぽいともいえるかもしれない。 とにかく大人向けの作品。10代、20代が読むものではないと思う。 地位、財産、家族、仕事… それなりに社会で過ごしてきたけれど、それに嫌気がさしたり、疑...
ミニシアター系で、しかも単館上映のアート系の映画?のような雰囲気。 比較的初期のCLAMP作品ぽいともいえるかもしれない。 とにかく大人向けの作品。10代、20代が読むものではないと思う。 地位、財産、家族、仕事… それなりに社会で過ごしてきたけれど、それに嫌気がさしたり、疑問を持ったり……逃げ出したい、と思うようなことができたら、この作品を面白いと感じる資格が持てるのではないだろうか。 タイトルの『逃げる男』。逃げた先で待ち構えていたものは…… 行間とか、情景描写による登場人物の心象を読み取れない人には不向き。 日記の1は、「落とした」訳ではないですよね。
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セリフが少なく絵で話を伝える漫画です。故に話を理解するのが少し難しかったですが、作者の独特な雰囲気でいつのまにかすんなりと読み進められました。くまの表情が何とも言えない感じで良いです。
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まるで、大人が読む絵本のようだ、と読み終わった後にそう感じました。 この話は様々な思いが詰め込まれすぎているため一冊に纏めず二冊ほどにしてわけてもよかったのではないかな?とも思いましたね。 全体的に台詞が少なく、その分背景やキャラクターの表情から伝わってくるものが多かったです...
まるで、大人が読む絵本のようだ、と読み終わった後にそう感じました。 この話は様々な思いが詰め込まれすぎているため一冊に纏めず二冊ほどにしてわけてもよかったのではないかな?とも思いましたね。 全体的に台詞が少なく、その分背景やキャラクターの表情から伝わってくるものが多かったです。
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外と関わりを持たない、森の中でのお話。 主人公はクマと暮らす男という寓話チックな大人の漫画◎ not simpleを超える傑作はまだない。
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《購入済》一巻完結ものだから…ってな理由で購入を決断。漫画というよりラフなイラスト集感覚で読んだ。まるで絵本のように、読者の感覚に直接訴え掛けて来る。何度も何度も読むのだ。
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台詞が少なめな気がします。が、その分森の中の描写や人物の表情で伝わってくるものがあります。全体的に明るい話ではないですが、ラストはほっとできたので読後感はよかったです。
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オノ・ナツメさんの本はまるで映画のようで、効果音だけのページが30Pくらい続いたりしています。 でも、だからこそ、伝わるものがあって……。 お話も素敵だけれど、絵もとっても素敵な本でした。
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