お江戸東京 極上スイーツ散歩 の商品レビュー
東京にある老舗和菓子屋さんを、岸朝子先生がチョイスし、逢坂剛先生が実際に食べ歩いて、そのお店の歴史と美味しかった和菓子の話を書いています。 内容が若干古い事もあり、残念ながら無くなってしまったお店もありましたが、読み終わるととにかく和菓子が食べたくなります!しかも紹介されていたお...
東京にある老舗和菓子屋さんを、岸朝子先生がチョイスし、逢坂剛先生が実際に食べ歩いて、そのお店の歴史と美味しかった和菓子の話を書いています。 内容が若干古い事もあり、残念ながら無くなってしまったお店もありましたが、読み終わるととにかく和菓子が食べたくなります!しかも紹介されていたお店の和菓子が…そして食べたら老舗にまで長く存続した理由も納得するお味と人情がそこにはある事が伺えます。
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甘いものは好きではないが散歩好きの私にとってはお土産を買うのに役立ちそうな本である。 特集棚にあったので借りてみた。
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逢坂剛さんが甘党であったとは知りませんでした。 東京の老舗を食べ歩いて、幸せそうです。 上生菓子というよりは、庶民がよく口にしたお菓子が多くてそれもまた良しです。 どんなことでもそうですが、長く続けていくことの難しさを思うと老舗というのはすごいですね。 変わらない製法もあれ...
逢坂剛さんが甘党であったとは知りませんでした。 東京の老舗を食べ歩いて、幸せそうです。 上生菓子というよりは、庶民がよく口にしたお菓子が多くてそれもまた良しです。 どんなことでもそうですが、長く続けていくことの難しさを思うと老舗というのはすごいですね。 変わらない製法もあれば、変わらないと感じてもらうように微調整していくこともある。 続いてきた味を味わえる幸せを感じます。
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東京にあまたある老舗の中から、江戸時代に創業した和菓子店を、その逸品とともに紹介している。 選者は、岸朝子さん。 「おいしゅうございます」コメントで知られる料理記者歴55年の有名なあの方だ。 著者は、逢坂剛さん。 ミステリやハードボイルド系の作品を書く人気作家だが、大の甘いもの...
東京にあまたある老舗の中から、江戸時代に創業した和菓子店を、その逸品とともに紹介している。 選者は、岸朝子さん。 「おいしゅうございます」コメントで知られる料理記者歴55年の有名なあの方だ。 著者は、逢坂剛さん。 ミステリやハードボイルド系の作品を書く人気作家だが、大の甘いもの好きなのだそうだ。実際に店に出向いた上で食べ、インタビューして書かれている。 店の歴史、銘菓の秘伝、それに菓子をめぐるあれやこれやの薀蓄話など、食欲だけでなく好奇心も大いに刺激された。 店のある町とその周辺の土地の歴史にも触れており、絶品菓子を求めながらちょっとした歴史散策の参考にもなりそう。 古地図を手に江戸の名残を求め散策する歴史好きで、しかも和菓子が好きな方なら、本書はたまらない一冊になるだろう。 神田、日本橋、築地、浅草、向島、両国、亀戸、柴又、根岸、日暮里、本郷、巣鴨、新宿、赤坂、六本木、麻布、三田、大森。 老舗が時を刻んできた町では、江戸の残り香とともに、江戸っ子をとりこにした極上の甘味を実際に味わえるのだから嬉しい。 和菓子をめぐる話を読んで、日本人の繊細さをあらためて思い知らされた。 職人の菓子への思い入れ、手間のかけ方。想像を超え、読んで初めて知ったことも実に多かった。 たとえば、あの有名な「くず餅」がそうだ。 くず餅は発酵食品のため特有のにおいを持っている。このにおいをできる限り抑えるために、発酵に15ヶ月もの長い時間をかけるというのだ。 慣れ親しんだ素朴な和菓子なのに、そんなことなどまったく知らずにただ口にしていた。でも、本書を読んだら、ありがたさが一気に増した。今度口にする時は心して食べなければいけない。 落語の舞台を歩く、というような散歩本を見かけたことはあった。絶品和菓子を求め、江戸時代創業の老舗に立ち寄り、ありし日の江戸の町に思いを馳せる。そんな休日散歩もきっと楽しいに違いない。 ちょっと待て。老舗は日曜、祝日がお休みのところが多いぞ。注意しないと。
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