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官愚の国 の商品レビュー

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2018/07/24

中央官僚は怖いよな。 その官僚を、無能と言い切る。 日本の教育が、なぜ詰め込みで独自性を尊重してこなかったかといえば、多分それは東大がそもそも官僚養成学校だったからだろうなと思う。官僚に期待される能力がそれだからだな。 んで、それが鼻持ちならないエリート意識と、縄張り意識と、権益...

中央官僚は怖いよな。 その官僚を、無能と言い切る。 日本の教育が、なぜ詰め込みで独自性を尊重してこなかったかといえば、多分それは東大がそもそも官僚養成学校だったからだろうなと思う。官僚に期待される能力がそれだからだな。 んで、それが鼻持ちならないエリート意識と、縄張り意識と、権益の拡大と天下り先の確保を第一に考えりゃ、そりゃこうなるわな。 議員は、法律を作ることが仕事で、議員立法がキチンと出来ることが政治主導だという記述はなるほど。

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2013/05/02

財務省出身の高橋洋一氏の霞ヶ関の中枢の財務省の超内向き思考の問題点を纏めた一冊。 何が問題なのかの事象を列挙してわかりやすいがどうしたらそれを解決できるのかまで突っ込んで欲しい。 霞ヶ関が役人全てが公務員法に守られ、日本の抱えている大半の問題点は霞ヶ関。財政再建も。明治の宰相・山...

財務省出身の高橋洋一氏の霞ヶ関の中枢の財務省の超内向き思考の問題点を纏めた一冊。 何が問題なのかの事象を列挙してわかりやすいがどうしたらそれを解決できるのかまで突っ込んで欲しい。 霞ヶ関が役人全てが公務員法に守られ、日本の抱えている大半の問題点は霞ヶ関。財政再建も。明治の宰相・山形有朋の原案がそのまま守られてきている。やはりこれにメスを入れる事が出来る政権を選び、育てるしか国民の生きる道は無い。

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2012/12/05

官僚政治、中でも大蔵官僚の特権階級意識の強さを目のあたりにした。国民の政治への関心が高まり、マスコミ以外から違う視点で情報を取らなければ、体制が変化することは難しい。

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2012/09/11

作者は制度内を知り尽くしているのだからもっと実現の追及を目指した語りでもいいんじゃないかなあと。 他の官僚批判の本とあまり変わりがない。

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2011/12/01

この本の筆者は「官僚中の官僚」と異名をとる旧大蔵省・現財務省の出身なんだそうです。日ごろ、僕たちが知ることのない官僚の世界をのぞき見ることができます。 Facebook上で現役の官僚とおっしゃる方と『友達』になったので、あんまり官僚のことをこの本に書かれているように悪し様には...

この本の筆者は「官僚中の官僚」と異名をとる旧大蔵省・現財務省の出身なんだそうです。日ごろ、僕たちが知ることのない官僚の世界をのぞき見ることができます。 Facebook上で現役の官僚とおっしゃる方と『友達』になったので、あんまり官僚のことをこの本に書かれているように悪し様には書くことはできないんですわ。しかし、筆者は『官僚中の官僚』と異名を持つ財務省出身なだけに、日本の中枢が恐ろしいほどに克明に書かれてあって、読んでいてぞっとしました。もし、ここに書かれていることが本当のことだったら、日本はどうなるのだろうと思ったしだいです。特に自分が恐ろしいなと思ったところはかの宮澤元総理が旧大蔵官僚のエリート中のエリートだったということは有名ですが、相手の学歴を聞くときに『(東京大学の)第何期かね?』と相手が東大を卒業してあることが前提という、なんとも象徴的なエピソードに背筋が恐ろしくなりました。やはり、東京大学の人間しか基本的に行ってはいけないところなのだと。そんなことを思いました。 そして、最も参考になったのは、試験問題を作成する場面で、あらかじめ問題はリークされてあるのだと、そして、その問題をきっちりと勉強した人はできるが、できない人はまったくできない。そういう風に作っている。というエピソードを聞いて、僕がなぜあの時公務員になれなかったのかと。その疑問が氷解しただけでもこの本を読んだ価値がありました。これからがんばって官僚を目指すみなさまは過酷な受験勉強の間にこの本を一読していただいて、これから進む世界はこうであると予習していただけるとうれしいです。

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2011/09/24

埋蔵金を暴露した元官僚の書。財務省の役人の生態を暴くための本であるが、官愚というだけでなく、政治家の無能も併せて表現している。

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2011/06/29

「さらば財務省」の著者による、官僚批判論。 筆者がキャリア組の試験作成者をやったことからも、どのような人間をキャリアとして採用するか、また霞ヶ関の論理に飲み込まれて、レトリックの達人となるかを書いている。 日本は官僚を何とかしないとやっぱりダメなんだろうかと思わせる本。

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