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デジタルデータは消えない の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2014/11/09

似た様なテーマを取り上げた類書も多数あるが,これは秀逸. 授業のネタとしても使えるし,いろいろと考えさせられる. 学者さんとかではなく,著者がデジタルフォレンジックを事業としている企業の経営者ということが大きいのだろう. 日本も米国同様デジタルが裁判での証拠の主流になるのだ...

似た様なテーマを取り上げた類書も多数あるが,これは秀逸. 授業のネタとしても使えるし,いろいろと考えさせられる. 学者さんとかではなく,著者がデジタルフォレンジックを事業としている企業の経営者ということが大きいのだろう. 日本も米国同様デジタルが裁判での証拠の主流になるのだろうか・・・

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2014/02/22

本書に書かれいる技術的なことは、IT関係の技術者から見ると知られていることが多く、真新しい内容ではない。そして本書に書かれているリスク対策にはメリットとデメリットの両方があるということをきちんと説明して欲しい。著者の立場を考えれば本書に書かれている内容は理解できるが、企業の監視す...

本書に書かれいる技術的なことは、IT関係の技術者から見ると知られていることが多く、真新しい内容ではない。そして本書に書かれているリスク対策にはメリットとデメリットの両方があるということをきちんと説明して欲しい。著者の立場を考えれば本書に書かれている内容は理解できるが、企業の監視する側とされる側、それによる仕事の効率化をどうとらえるかという部分も考える必要がある。法務やセキュリティ部門の側からのみの視点はあまりにも危険。拡大解釈をすれば、個人が家庭でつかうネットやパソコンだって監視の対象になってしまう。分からないわけではないが、批判的な視線も必要。

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2013/04/18

「削除」したデータは消えていないで残っている。 厚労省(村木)事件やPC遠隔操作事件で、データの改ざんや消去とその復元が話題になったが、その具体的な仕組みや方法は分からなかった。本書は素人にもわかりやすいたとえ話で本質をかみ砕いて説明してくれている。 アメリカの訴訟でのeディスク...

「削除」したデータは消えていないで残っている。 厚労省(村木)事件やPC遠隔操作事件で、データの改ざんや消去とその復元が話題になったが、その具体的な仕組みや方法は分からなかった。本書は素人にもわかりやすいたとえ話で本質をかみ砕いて説明してくれている。 アメリカの訴訟でのeディスクロージャー法制の紹介では、新しい発見が多かった。日本の今後の動向予測のパートでは、現在のアメリカの状況を念頭において、来るべきときに備えよと警鐘を鳴らしている。著者は、ITやデジタルデータにも、法律にも、正確な知識を持っている。1時間強で読み切れる分量とわかりやすい文章。

Posted byブクログ

2012/07/18

先輩からのリファレンス。 あんまり専門書のような内容は読むだけで書評は控えるところですが、 本書は仕事で一切メールも携帯電話も使わないと言う人たちを除いて 日本人が正しくIT武装するための基礎になると思われ掲載しました。 この言い方は好きではないのですが「非正規社員」の割合が...

先輩からのリファレンス。 あんまり専門書のような内容は読むだけで書評は控えるところですが、 本書は仕事で一切メールも携帯電話も使わないと言う人たちを除いて 日本人が正しくIT武装するための基礎になると思われ掲載しました。 この言い方は好きではないのですが「非正規社員」の割合が2010年の 段階で全雇用者のうち約35%を占めるようになり雇用の潮流は流動化 しています。それが即ち雇用者モラルの低下に繋がるというのは乱暴 ですが、実際に情報漏えいによる想定損害額(個人情報漏洩、金融・ 保険業における漏洩など)は2009年で約3890.5億円にのぼり、件数も 増加しています。そのうち不正・犯罪行為による漏洩の増加は、管理 ミス・不注意による漏洩のそれよりも増加率が高く、企業はこうした 漏洩防止に向けた対策に追われていることに加え、米国で訴訟が発生 した場合の eディスカバリー制度(膨大な証拠データの提出が求めら れ、このデータが提出できることと正確性が求められる)など、日本 企業はマジ頭痛いっつーのw(日本に限んないか)。 こうした状況に、強き(提出命令)を挫き、弱気(モラルの低下)を 助けるのが「ログ」は残るという前提で働きましょ、という本書の提 言。デジタルという言葉が現れたのが1987年、来年で四半世紀を迎え るいま、制度は疲弊したという前提から生まれる課題に日本は立ち向 かっていきたい。

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2011/07/03

予防法務、事後対策(①デジタルフォレンジック、②e-ディスカバリー)、データ保全、EDRM:The Electronic Discovery Reference Model/電子情報開示参考モデル デジタルフォレンジック:①証拠保全、②解析、③報告 e-ディスカバリー:デジタルフ...

予防法務、事後対策(①デジタルフォレンジック、②e-ディスカバリー)、データ保全、EDRM:The Electronic Discovery Reference Model/電子情報開示参考モデル デジタルフォレンジック:①証拠保全、②解析、③報告 e-ディスカバリー:デジタルフォレンジックによる情報開示→①質問書、②証言録取、③文書提出要請 専門家:IT(リーガルテクノロジー)、法務 CIO:Chief Information Officer/最高情報責任者→文書保管ポリシー

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