夜の欧羅巴 の商品レビュー
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先に恩田陸氏の作品を読んでしまったので ミステリーランド最終巻。 ちょっと淋しい。 ミステリ、ではなく、ミステリー、という事でサスペンスものもあり、超常現象ものもあり、のシリーズが混載。 今作は怪人が登場するミステリー。 「かつて子どもだったあなたと少年少女のための――」 吸血鬼とか魔女とか、確かに子供時代それだけでワクワクする設定だった。 今作は設定は色々面白いのだが、展開が読めたり、 イマイチ入り込めず文章力を求めすぎてしまったかも。。 けれど、他作品はピッタリくるかもしれないし 新しい作家さんを沢山知れて良い機会だった。 宇山 日出臣氏、亡くなられたの残念だが これを機に『虚無への供物』読んでみようか。。
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他の方のレビューにもありますが、設定は面白いのに詰め込みすぎててイマイチですね。 多分キャラクターが表面的にしか描かれてないからかなぁ、と思います。 商店街はほんとうにすごく素敵です。シリーズものにしちゃったほうが面白くなりそうですね。
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絵描きの母親が突如いなくなった…妙な伝言だけを残して。 一体どこに行ったのか。 死んだ人間が握っていた絵は、ダイイングメッセージなのか。 まさしく冒険! という、不思議もりだくさん状態。 昔よく行った『街』に行けば…そこを通れば、なぜかおじさんがいる 本物のヨーロッパに。 旅行...
絵描きの母親が突如いなくなった…妙な伝言だけを残して。 一体どこに行ったのか。 死んだ人間が握っていた絵は、ダイイングメッセージなのか。 まさしく冒険! という、不思議もりだくさん状態。 昔よく行った『街』に行けば…そこを通れば、なぜかおじさんがいる 本物のヨーロッパに。 旅行代金いらないな、と思ってしまいましたが 繋がっている場所が色々なので、危険です。 命を狙われ、友人をさらわれ。 こんな状態になったら、確実に足がすくんで何もできないからこそ 必死で動いている彼らに、どきどきしてわくわくしてしまいます。 しかし最後の土壇場。 ある意味王道な落ちですが、なるほど、という納得も。 見るからに怪しい人…。 そういえば結局、父親から引き継いだ力は謎のまま? 持ってないのか持っているのか、からが謎なので 言われただけ!? かも知れませんが。
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ファンタジックな内容の本。登場人物がみんな魅力的でおもしろかった。 ただ、物語のスピードが早すぎて細かいところがちょっと残念だった。 その割に展開が読めてしまって、疲れてしまった。設定などはとてもおもしろいと思う。
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「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」シリーズ。 ミステリーというよりファンタジーな一冊で…好きな物たくさん詰めこまれてて、いいんだけど詰め込み過ぎていまいちかな…
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宮島レイ、12歳。母親は有名な吸血鬼画家、ミラルカ。ふたりきりの生活だけれど、仲良く幸せに暮らしていた。ところが、ミラルカは彼の前から忽然と姿を消してしまった…。そんなある日、3人の刑事が彼女の消息を尋ねにやってくる。とある殺人現場に、彼女の絵の切れ端が落ちていたという。なんと、...
宮島レイ、12歳。母親は有名な吸血鬼画家、ミラルカ。ふたりきりの生活だけれど、仲良く幸せに暮らしていた。ところが、ミラルカは彼の前から忽然と姿を消してしまった…。そんなある日、3人の刑事が彼女の消息を尋ねにやってくる。とある殺人現場に、彼女の絵の切れ端が落ちていたという。なんと、国際的な陰謀に捲きこまれたかも知れない!母さんはヨーロッパに?助け出せるのはぼくだけだ!ところが、レイに残されたのは、たった一冊の幻の画集。鍵を握るのは、不思議な少女。異国への旅に踏み切るレイを、追ってくるのは国際警察?それとも闇の異形たち?妖しくも美しい国から国へ、スリルとホラーとサスペンスの冒険がはじまる…。(「BOOK」データベースより) ミステリーランドのシリーズはどの本も装丁が豪華で美しいのですが、この本はその中でもすばらしく美しいです。 表紙、挿絵、どれをとっても美しい。 魅惑の夜の世界に誘われます。 ホラーともサスペンスともファンタジーとも言えない、とても不思議なお話。 夜しか現れない世界、そんなのが本当にあったらステキだなあと思いました。 戦うのは嫌ですけど。 頼りなさそうに描かれていた「青山のオジサン」、カッコいいです(笑)。
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「本を持ちあげると、黒から濃紺へ、濃紺から藍色へと変わって見える。――魔法の小刀で、夜を切りとって作ったような……。」 ミステリ作家さんってなんでこうも吸血鬼が好きなのかしら?? というぐらい、吸血鬼の話が多いミステリーランド!! 実は裏テーマなのかしら?? と勘ぐりたくなるぐ...
「本を持ちあげると、黒から濃紺へ、濃紺から藍色へと変わって見える。――魔法の小刀で、夜を切りとって作ったような……。」 ミステリ作家さんってなんでこうも吸血鬼が好きなのかしら?? というぐらい、吸血鬼の話が多いミステリーランド!! 実は裏テーマなのかしら?? と勘ぐりたくなるぐらい。 そして、今回は、不思議なファンタジーチックでもあって、 実は、物語に乗るのにとても時間がかかってしまった。 なんでかなぁ。。。。。。 ミステリーランドモードじゃなかったのかもしれない、なんて思ったりもする。 ただ、文章がとても綺麗で、文章を読んでいるだけで、とても美しくて妖艶な夜の欧羅巴の様子が眼に浮かぶのだ。 その辺りは、とても好きだった。 これは、全ページ挿絵付きで見たくなるお話だった。 【8/13読了・初読・市立図書館】
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■どこかしら昭和30年代のにおいする冒険活劇。 ■吸血鬼を描く画家ミラルカが行方不明となり彼女の息子と編集者が探す冒険。 ■ミラルカはいつも言っていた。人に一番大切なものは「芯」を持っているかどうかだって。(p.40) ■出会うべくして、出会える場所がある。(p.123 玩具店の...
■どこかしら昭和30年代のにおいする冒険活劇。 ■吸血鬼を描く画家ミラルカが行方不明となり彼女の息子と編集者が探す冒険。 ■ミラルカはいつも言っていた。人に一番大切なものは「芯」を持っているかどうかだって。(p.40) ■出会うべくして、出会える場所がある。(p.123 玩具店の主人) :青山優二:乙羽出版編集部員。ミラルカの担当。ミラルカ失踪をレイが知ったときそばにいた。自称、元国際的なルポライター。 :裏の商店街:レイとミラルカが以前暮らしていた町の一角にある。夜になると不思議な雰囲気になる。ここにあるとある店のドアが三つ目のドア。住人であるココでも迷うことがある。 :画集:ミラルカが描いた画集。夜を切り取ったような表紙。この世ならざるものどもを描いた画集。印刷会社の火事で幻の画集となったはずだった。タイトルは「夜の欧羅巴」。一つ目のドア。 :霧:赤い霧とともにやってくる殺し屋。 :クラリス:本名クラリモンド。ミラルカの旧友。 :黒木:黒い帽子の不気味な捜査官。警察ではないもよう。 :ココ:裏の商店街のとある食堂のいる不思議な少女。 :ツィガーヌ:占い師っぽい婆さん。 :笛吹き:ネズミを使うローブの男。 :ベルフェゴール:パリの地下水路を根城にしている。オペラ座の怪人? :宮島レイ:主人公。ミラルカの息子。12歳。 :ミラルカ:吸血鬼を描く画家。国際的に評価されている。画名は未里亜ルカ。彼女の仕事場のドアが二つ目のドア。いろいろなものをニックネームで呼ぶ。 :幽霊屋敷:廃工場で「幽霊屋敷」と呼ばれている。 :ユングフラウ:冷気をあやつる銀の髪の女。 :宵闇色の伯爵の肖像:ミラルカの代表作のひとつ。創作中をレイが覗いて気を失う。
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ミステリーランド第17回配本。 ミステリーというより、ファンタジーの色合いが強い。 上質。 みえないものをみせる魔法がかかっているようなお話し。 あぁ、いいな。こういうの、子供の頃に触れて知って。想像のはねをバサバサと羽ばたかせたいものだと思った。
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ミステリというよりファンタジー。面白かったです! スマートフォンが出て来て吃驚した。 絵がとても素敵です。「悪魔城ドラキュラ」のデザインされてる方だそうです。
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