へうげもの(12) の商品レビュー
豊臣秀吉、ついに死す。古田織部らしい最後のお見送りで良い終わりかただった。徳川家康が息子秀忠に「たとえ我らと価値観は違えども、信長公が負うはずだった労苦を一人で背負うた殿下の気概は恐るべきるべきもの。」と豊臣秀吉に語っていたが、これは確かに的を得た論評だと思った。 古田織部、最高...
豊臣秀吉、ついに死す。古田織部らしい最後のお見送りで良い終わりかただった。徳川家康が息子秀忠に「たとえ我らと価値観は違えども、信長公が負うはずだった労苦を一人で背負うた殿下の気概は恐るべきるべきもの。」と豊臣秀吉に語っていたが、これは確かに的を得た論評だと思った。 古田織部、最高!
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秀吉との約束をはたそうとする織部。常に腹のさぐりあいをしている武士ですが この友の気持ちは本物であってほしい、と切望します。 太閤が没するシーンは泣いた。
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- ネタバレ
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グッバイ秀吉の巻。信長、利休と来て3つ目の山場。どうやって見せてくれるかと楽しみにしていた。 まさか古織プロデュースの「瓜遊び」がくるとは。さらに一番感情が盛り上がる場面であの歌ですか? 作者にしてやられました。
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◎ダ・ヴィンチ2006年6月号 「今月のプラチナ本」 2011年5月7日(土)読了。 2011-30。
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秀吉の死期に際して、物語は錯綜する。が、秀吉と織部の友情の描き方は見事だった。この後、何が待っているのか。もう、いくつもの山を乗り越えてきただけに。楢柴、欲しい。
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息苦しさと閉塞感の漂う中で、天下におのれの「数寄」をしめさんとする織部。そのへうげものが、まさに逝かんとする「友」へ贈る最後のはなむけ。そして、やはり最期はあのひとのもとで。
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この巻は鳥肌が立った。シリアスとひょうげた表現のバランスが堪らない。絵が苦手で読めないという人は勿体ない事をしているとしか言えません。至高の作品です。
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ついに秀吉が死去。秀吉亡き後に、天下に台頭してくるべく、はなたれまくる徳川家康の裏工作。古田織部プロデュースで瓜売り劇を行った「秀吉臨終」のクライマックスは圧巻。歴史を楽しみつつ描いてるよなあ。
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ついに秀吉が…信長の最期と秀吉の最期、死に様は前者が上で、幸せだったのは後者なのかなぁ。でも、生きてる織部の苦悩は続くのね。
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