日本の配色 の商品レビュー
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「美しい自然の色図鑑 1000点の博物画でひもとくカラーチャートの歴史」で、ドイツの地質学者の岩石の色からの本をみて、その自然の色合いが日本画の色を思い出させた。日本の色も見てみたいと思いこの本を手に取った。 微妙に西洋の色とは違うのだが、グラデュエーションで同じ色が濃淡になる...
「美しい自然の色図鑑 1000点の博物画でひもとくカラーチャートの歴史」で、ドイツの地質学者の岩石の色からの本をみて、その自然の色合いが日本画の色を思い出させた。日本の色も見てみたいと思いこの本を手に取った。 微妙に西洋の色とは違うのだが、グラデュエーションで同じ色が濃淡になる、その微妙な色合いを識別しているのは共通している。 配色ということで、四季ごとに決まった配色がある。春は「桜」白と赤。芽吹いたばかりの赤い若葉に白い花を咲かせた山桜。「山吹重」薄い朽ち葉色と黄色。など。 武士の衣装、和服などはけっこう原色や反対色の、どきっとするような配色もあり、日本の色彩感覚ってすばらしいなあ、と感じる。陶器も織部など黄土色とくすんだ緑などが、素晴らしい。 巻末に色見本が250色。これがいい。直径2cmの丸。250もあるのだが、ぱっと見て違いがわかる。 赤系統25色、茶・橙系統50色、黄色系統50色、緑系統50色、青・紫系統50色、赤紫・白・灰色系統25色 2009.8.14初版第1刷 図書館
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日本人の美の結晶である美術工芸の色。華麗にして繊細に織り込まれた「色の世界」を心ゆくまで堪能してください。最新のCMYK、RGB、ウェブ数値を掲載。
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日本の伝統的な250色を取り上げる。同社の「日本の伝統色」の姉妹編にあたる。 取り上げられている250色には全て、色名英訳マンセル値CMYK値RGB値が記載されているので、サイトやCGで和の色調を使いたいときの参考になる。読み込む類の本ではなく、品質の高い写真で収録された国宝・重...
日本の伝統的な250色を取り上げる。同社の「日本の伝統色」の姉妹編にあたる。 取り上げられている250色には全て、色名英訳マンセル値CMYK値RGB値が記載されているので、サイトやCGで和の色調を使いたいときの参考になる。読み込む類の本ではなく、品質の高い写真で収録された国宝・重文・伝統行事など、和の色調が高いレベルで使われている事物をざーっと見て、作品を作るときの着想やイメージを膨らませるという使い方をするべきだろう。
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