女子校育ち の商品レビュー
辛酸なめ子さんによる女子校に関しての実体験、取材に基づくエッセイ、レポートなど 学校説明会、文化祭、同窓会への潜入、卒業生、配偶者、教師等関係者の対談といった、取材やアンケートなど一部データに基づく主張がされてある ただ、全体的に辛酸なめ子さんのフィルターがかかった分析になって...
辛酸なめ子さんによる女子校に関しての実体験、取材に基づくエッセイ、レポートなど 学校説明会、文化祭、同窓会への潜入、卒業生、配偶者、教師等関係者の対談といった、取材やアンケートなど一部データに基づく主張がされてある ただ、全体的に辛酸なめ子さんのフィルターがかかった分析になっているため、どうしても偏った表現になってしまっている 定量的なものではなく、こんな傾向もありそうだという定性的なものとして読むのがよいと思う 辛酸なめ子さんらしい表現が多数 処女率、男ウケ、モテといった自虐を含んだ偏見に塗れた分析とか、下品で下世話に感じて受け入れられない人もいるでしょうねぇ…… 女子校といってもお嬢様系なのか、カトリック色が強いのか、学力重視なのか、自由さを売りにしているのかによって変わる 冒頭で女子校の特徴をいくつかのタイプに分け、学力と規律の軸で散布図に表されているのでわかりやすい ・女子校出身者の特徴 自然体で女を武器にする事が自然にはできない 男の目がないため、容姿を気にせずに多感な時期を過ごすことができる 女性同士のライバル感が薄い 女の敵は女ではないと思っている 女性同士でお互いに素直に褒め称えたり認め合えたりする 女子だけの社会で育つので、男に頼らずに何でもできるという意識がある 女子の中で、ボーイッシュとガーリー、フェミニンのばらつきが大きくなる 女子校出身者は男を見る目がないと言われるのは、男性と接する経験が少ないから ドロドロしていると思われがちだが、逆に関係はフラット いじめが然程陰湿ではない 他には、恋愛事情など 男女、女同士の関係それぞれ 学校によっては同じ学年でなければOKとか、微妙な違いがあるようで すべてがどうとは言えなそう 興味深かったのが、桜蔭の文化祭レポート 数学部の部屋に入ると「数学クイズ」が手渡され、桜蔭合格をめざす小学生女子にまって、開成の男子校生が挑戦していた 辛酸なめ子さんによれば「問題を出すというのは、桜蔭生にとってコミュニケーションの重要な手段なのかもしれません。求婚者たちに難問を出し続けた竹取物語のお姫様のような自尊心を感じます」との事 あと他にも結婚相手に求めるのは容姿で、年収に関しては自分が稼げばいいという発想をしつつも、容姿が野暮ったいとか 桜蔭は女子校の中でも結構異質なのかもしれない 一番面白かったのが、第一部と第二部の扉に載っている辛酸なめ子さんの写真 「中学入学時、まじめ人間だった頃」と「三十代で女子校時代にコスプレ退行」 昔っからあんな感じだったとか、未だに女子校生の雰囲気をまとているのがウケる 私自身の女子校へのイメージとしては、この中でも挙げられているけど、ジェンダーの幅でしょうか 女子集団の中で、より男っぽく振る舞う人と、より女っぽく振る舞うように分散しているイメージ ジェンダーに悩む人こそ、女子校に入った方がその期間は楽に生きられそうな気がする まぁ、その後は世間とのズレにもっと苦しむことになりそうですけど あと、若い男性教師が人気という傾向以外にも、おじいちゃん先生が人気というのもある気がする 総じて、前述の通り辛酸なめ子さんの偏見による意見が多い 特に共学の女子へのイメージが偏りすぎ 共学の女子だって男子の目を気にしない人はいるし、女子同士のライバル視しない関係もあると思うよ なので、その辺の偏見込みとして読むのがよいと思う
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女子校育ちです。 著者のことは知っていましたが著作を読んだことがありませんでした。最近Steady.のコラムを読んでいて面白いなと思ったので今回は本に手を出してみた。 てっきり女子校を目指す父母に読んで欲しい本かと思いましたが違いました。 時折やや下品テイストがあるところが...
女子校育ちです。 著者のことは知っていましたが著作を読んだことがありませんでした。最近Steady.のコラムを読んでいて面白いなと思ったので今回は本に手を出してみた。 てっきり女子校を目指す父母に読んで欲しい本かと思いましたが違いました。 時折やや下品テイストがあるところが女子校だよな〜と感心。 お育ちの良い方、下ネタは勘弁な人には勧めません。 一方、簡単に女子校体験が出来て良いと思います。
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気になったので読んでみた。中高生のときは学校生活が全てだからどういう環境で過ごすのかはその後の人生に深く関わってくると思っている。校風に合わせて皆さま濃い学生生活を送られているみたいで楽しそう。おもしろかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
共感できるところが満載で面白かった。この人のエッセイは何度か読んだことあるけど言葉遣いが独特で毎回読んでる途中で20回くらい笑ってしまうのでカフェとかで読みにくい。 女子校出身者は自分だけでなんでもできるという自負がある→男性への敬意が足りなくなる→男性に頼ることができない→頼られるタイプの男性とは付き合えない→自己肯定感が低い男性と付き合って面倒を見てしまう という内容がまさに私で泣いた。女子校出身の性なのか。
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私もまさに女子校育ちなので、共感できる部分があるだろうかと読んでみた。 確かに共感できる部分も一応あったし、何より中高時代を思い出して懐かしい気分にもなったのだけど、 それ以上に作者の偏見にまみれた文言(それが読者の興をそそる部分なんだろうけど)や万引きを武勇伝のように語っている...
私もまさに女子校育ちなので、共感できる部分があるだろうかと読んでみた。 確かに共感できる部分も一応あったし、何より中高時代を思い出して懐かしい気分にもなったのだけど、 それ以上に作者の偏見にまみれた文言(それが読者の興をそそる部分なんだろうけど)や万引きを武勇伝のように語っている点、下卑た話のオンパレードに不快になってしまった……。 ネット記事として読む分にはもしかしたら面白く読めるのかもしれないけど、生徒にも薦めたい本をたくさん出してくれているちくプリにはこういった類いの本は出してほしくないなぁと思う。
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辛酸なめ子さん:女子学院。1974年生まれ。 男子は恐ろしく女子のルックスに厳しい。共学では萎縮しそうな子も女子校では伸び伸び育つ。 ・勉強系、性超越系:桜蔭、慶応、女子学院、フェリス ・お嬢様系:雙葉、白百合、光塩 ・深窓お嬢様系:学習院女子、聖心、田園調布雙葉 ・モテ系:頌栄...
辛酸なめ子さん:女子学院。1974年生まれ。 男子は恐ろしく女子のルックスに厳しい。共学では萎縮しそうな子も女子校では伸び伸び育つ。 ・勉強系、性超越系:桜蔭、慶応、女子学院、フェリス ・お嬢様系:雙葉、白百合、光塩 ・深窓お嬢様系:学習院女子、聖心、田園調布雙葉 ・モテ系:頌栄、東洋英和
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7年に渡る取材と謳っている割には偏りのある内容かなと感じた。 思春期にどんな環境で過ごすかは、確かにその後の人生に大きく影響を与えると思う。 でも女子校生活は長くても6年間しかないわけだし、結局は今後のその人を形作るのはその他の要素のほうが多くなる。筆者は自虐的に書いているけど...
7年に渡る取材と謳っている割には偏りのある内容かなと感じた。 思春期にどんな環境で過ごすかは、確かにその後の人生に大きく影響を与えると思う。 でも女子校生活は長くても6年間しかないわけだし、結局は今後のその人を形作るのはその他の要素のほうが多くなる。筆者は自虐的に書いているけど、この本を鵜呑みにした人に女子校育ちだからと言って色眼鏡で見られたりするのは嫌かな。
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女子校出身者として、しっかり意見を言うなど積極性が養われるところは女子校の強みだと感じている。その代償として、異性の目を気にしなすぎるところは共学の大学に入って苦労したなぁ。
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ここに出てくるような名のある学校ではないが、自分も女子校育ちなので共感できることもあって当時のことを色々と思い出した。 なかなかエキセントリックなエピソードも多くて驚く。 それはごく一部の人たちだけなのかもしれないが、有名な学校はいろいろと大変なのだろうなと思ってしまった。 私が...
ここに出てくるような名のある学校ではないが、自分も女子校育ちなので共感できることもあって当時のことを色々と思い出した。 なかなかエキセントリックなエピソードも多くて驚く。 それはごく一部の人たちだけなのかもしれないが、有名な学校はいろいろと大変なのだろうなと思ってしまった。 私があまりにもぼーっと過ごしていて、身近に同じようなことがあっても分からなかっただけなのかもしれないが。 ずいぶん前に刊行されたものだし著者の持ち味なのだろうが、ちょっと辛口すぎる気もする。 当時の友人とは今でも遊んだりするので、やはり行ってよかったなとは思う。 でも行事における共学ならではのドキドキは味わってみたかったなぁ。 子供の頃、サザエさんのフネさんと伊佐坂先生の奥さんがお互い名前にちゃん付けで呼び合っていることが不思議だったけれど可愛らしくって好きだった。 でも自分も中年になった今も当時の友人と名前にちゃん付けで呼び合っているので、そんなものなのだろう。 話題は年相応になってもマインドは当時のままなのかもしれない。
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本人も女子高出身である著者による、最近の女子校出身者、現役の女子校生、女子校生を持つ父親、などのインタビュー、現場取材等。 面白い。別に役に立つわけではない。
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