わたしの茶の間 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
沢村貞子さん(1908.11~1996.8.16 享年87)、一級建築士、マッサージ師、歯科の先生、魚屋、呉服屋、家政婦さんなど、まわりに底抜けの好人物で仕事熱心、物欲のない人たちがいっぱいと。きっと沢村さんのお人柄が為せる技でしょうw。やさしい心の内が偲ばれるエッセイ集です。「わたしの茶の間」、2011.2発行(1982.12刊行)①日常の挨拶は潤滑油、暮らしの中のけじめにもなる ②生き甲斐は自分で作るもの ③薬代を食物につぎこみ、おいしいものを少しだけ ④私の絵葉書を何十年も大切にしまってくれてた母
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生き方は本当にかっこいい。だけどたまに若者へのただの愚痴みたいなときがある。まあそれもまた一部なんだろう。 こういうふうに生きていきたいよなー。心がけというか、心意気というか、粋というか。
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昔の人の考えと生活風景という感覚で読み始めたけれど、今の私の生活を見直すためのヒントがたくさん散りばめられた一冊でした。 夫や仕事仲間に対する付き合い方や日々の生活を大切にする姿がとても綺麗だなぁという印象を受けます。特に沢村さんの食に対する考え方に共感を受けて私もそんな風な食生...
昔の人の考えと生活風景という感覚で読み始めたけれど、今の私の生活を見直すためのヒントがたくさん散りばめられた一冊でした。 夫や仕事仲間に対する付き合い方や日々の生活を大切にする姿がとても綺麗だなぁという印象を受けます。特に沢村さんの食に対する考え方に共感を受けて私もそんな風な食生活を送れたらなんて贅沢なんだろうと思いました。病気なんて無縁の生活になって体の悩みやなんかがパッと消えてしまうかもしれないです!
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沢村さんがしんせきのおばさんだったら、いろいろ相談できるのにと思う。この本にはそんな思いに応えてくれる沢村さんの含蓄のある言葉がたくさんあって、時々手にとって読み返したいと思わせる。取りあえず覚えておきたいこと、「昨日のお礼」。してもらった時は、次回あった時必ずお礼を言うことだ。...
沢村さんがしんせきのおばさんだったら、いろいろ相談できるのにと思う。この本にはそんな思いに応えてくれる沢村さんの含蓄のある言葉がたくさんあって、時々手にとって読み返したいと思わせる。取りあえず覚えておきたいこと、「昨日のお礼」。してもらった時は、次回あった時必ずお礼を言うことだ。感謝知らずの私は、恩をすぐ忘れてしまう。心しておきたい。
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色々なところから集めてきたのか、何回か同じような文章があった。 ひとつひとつは好きだけど、ちょっとバラバラな印象。「わたしの台所」の後だっただけにちょっと物足りない感じ。
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「いま、夫が何を食べたいと思っているか、妻はそれをわかってあげなければ-夫婦の長いおつきあいは出来かねる。 いつも、会社の定食はそばと決まっている夫が、今日は友人と珍しく豚カツを食べてきたと聞いたとたん、用意していたビフテキはいさぎよく引っ込めてのりにお漬物、あとは味噌汁に腕をふ...
「いま、夫が何を食べたいと思っているか、妻はそれをわかってあげなければ-夫婦の長いおつきあいは出来かねる。 いつも、会社の定食はそばと決まっている夫が、今日は友人と珍しく豚カツを食べてきたと聞いたとたん、用意していたビフテキはいさぎよく引っ込めてのりにお漬物、あとは味噌汁に腕をふるい、ゆめゆめ「あら、せっかく高い肉を買ってきたのに-一口でも食べなさいよ」などの押し付けや愚痴は言わないこと。料理は夫が食べる為にこしらえるもので、その料理を食べる為に夫がいるわけではない。」 「人並みの暮らしとは、他人と同じ暮らしをすることではなく、今のあなたにふさわしい、個性のある、人間らしい暮らしのこと」 自分の身の丈に合った生活に満足し、創意工夫でより豊かに彩ろうという姿勢。ぴしっと背筋が伸びた生き様。 憧れの人です。
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