お化け屋敷で科学する! の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
恐怖について科学する。お化けを見てなぜ怖く感じてしまうかを科学的に探っていく。つまり、切口で人をひきつける。お化け屋敷も見た目で人を呼ぶこむのと似ている。
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タイトルに若干違和感。恐怖は科学してたが、お化け屋敷に特化したものではないね。読み飛ばしたんで、そこまで言うのもどうかとは思うけど。
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●:引用 →:引用 ●書き換えも捏造もありしなやかな記憶 せっかく記憶が作られても、思い起こすたびに不安定になるのは、どうしてなのでしょうか。これは、常に変化する周囲の環境に適応するため、古い記憶を弱めたり、ときには新しい情報を取り入れて作り替える必要があるためとの説があります...
●:引用 →:引用 ●書き換えも捏造もありしなやかな記憶 せっかく記憶が作られても、思い起こすたびに不安定になるのは、どうしてなのでしょうか。これは、常に変化する周囲の環境に適応するため、古い記憶を弱めたり、ときには新しい情報を取り入れて作り替える必要があるためとの説があります。たとえば、いつもエサを隠していた場所に、天敵が棲みついた場合、最初の記憶を引きずって、おなかがすくたびにこの場所に戻っていたのでは、天敵に食べられてしまいます。人間の場合も同じ。初対面の印象が悪かった人と仕方なく付き合ううちに、相手のよい面が見えてきて、親友や生涯の伴侶になることがあります。記憶に柔軟性がなかったら、こんなことは起こり得ないのではないでしょうか。記憶は一度でしっかり永久保存したほうがよい場合もありますが、柔軟に変化したほうがよい場合も多々あります。→記憶はウソをつく ●人間同士の関係を強めるお化け屋敷 「お化け屋敷に行く場合、一人きりで行く人はあまりいないでしょう。二人や何人かで行き、みんなが怖がったり騒ぐのがおもしろかったり、みんなの様子に自分もドキドキしたりします。恐怖には、もちろん生得的な恐怖刺激によるものもあるでしょうけれど、それ以外に社会的な影響もあるのではないでしょうか。恐怖がマイナスのものなら、何もお化け屋敷へみんなで行く必要はありません。みんなで行って怖がるという行為には怖いもの見たさだけではなく、怖いという気持ちをみんなで共有する目的があると思います。」人と人とのインタラクションで言えば、恐怖体験を自分以外の人間と一緒にすることで、何らかの作用が増幅されるのかもしれません。また、何か一緒に体験することで相手との関係が深まるのは、よく恋愛の手引書のようなものでも紹介されています。
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恐怖を感じた時のメカニズムを科学的な視点から教えてくれる本です。オカルト系の出来事がどうして起きるか脳科学的な視点から書いてあったり、恐怖の記憶(PTSDの治療に繋がる)の説明やその克服、最新の研究の様相も掴めます。薄くて楽しいので中学生から楽しめると思います。
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