ミトコンドリア革命 の商品レビュー

宇野克明【著】

2012/10/05

ミトコンドリアが体の中で大きな役割を果たしていると書いてある本。

要旨は、人間は、ＤＮＡからみると人類とミトコンドリアのＤＮＡが異なることら、元々は違う生物であった可能性が高く、その意味では、ハイブリットの生命体であると考えられ、母方のみの遺伝であるとのこと。

エネルギーを出すときには、ＡＴＰを使う高出力で活性酸素を出すミトコンドリアのエンジンと　元々の低出力の解糖エンジンがを使っている。

また、電子の移動により酸化還元反応が考えられるが、活性化酸素などのフリーラジカルのために、病気などのいろいろなことが起こる。特にアポトーシスをつかさどるミトコンドリアは重要であることが書いてあった。

今後、機能性セラミックスＥＸ－２７を利用した治療の可能性が高いということだった。

読みやすいわかりやすい書き方であり、分量もそれほどない。１章も１５ページ程度なのでさらさらと読むことができる。ただし、生化学の知識があった方がよくわかるかなという感じ。また読み直したい。