資本主義はどこへ向かうのか の商品レビュー
とにかく文章が読みづらい。一般人には難解な言い回し、言葉。 著者のオナニーにしばらく付き合わされる。 本書の根幹となる貨幣感も何とも言えず。 まぁおすすめはしません。
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資本主義、自由競争こそが理想の世界を作ると先進国の多くで信じられ、グローバルにその価値観を展開してきた。しかし現在、格差拡大、世界規模の環境破壊に注目が集まり、資本主義に問題があるのでは?という論調が強まっている。 本書は、そういう議論を理解するための前提として、資本、貨幣の役割...
資本主義、自由競争こそが理想の世界を作ると先進国の多くで信じられ、グローバルにその価値観を展開してきた。しかし現在、格差拡大、世界規模の環境破壊に注目が集まり、資本主義に問題があるのでは?という論調が強まっている。 本書は、そういう議論を理解するための前提として、資本、貨幣の役割、機能、歴史と、問題解決の施策としてのコミュニティ通貨について解説する。 内容はとても面白いが、意見と事実か混ざるのと、理解を助けない比喩が多く、文章が読みづらいのが残念。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少子化やコミュニティの分断などに見られる「個」という現象の発生を、グローバリゼーションに見出すもの。ここまではよくある流れだが、更に踏み込み理屈を明らかにしている。 そこには「貨幣」の観点が設けられており、全ての行動が「消費者=労働者」的な再生産ということではなく、「投資家や資本家」と同様の動きである投資という概念が浸食していきていることを上げている。 それがために全ての行動は貨幣というものによって価値基準を画一化されており、投資家であるがゆえに行動にはリターンを求める必要がありそれらが「機会費用」として捉えられる。それがため、子育てなども自分の収益を下げるものとして認識され、少子化が進む。 それらの背景には貨幣による「資本の蓄積」があり、その日暮らしの再生産ということでなく、資本家的な属性を持つようになっているということが上げられている。 貨幣の制度がグローバリゼーションを資本主義市場経済としており、ここの改革をしないと上記の個の分断が進むことなどは止められない、という流れ。 解決策としてメディアとしてのコミュニティ通貨の導入を行うことで、情報伝達手段としての貨幣や経済的価値としての貨幣をつくっていく、という感じ。 ①個に分断されていくことによるメリット、デメリットの経済面からの解析や、更にそれが進むことの方向での考察 ②コミュニティ通貨という概念のわかりやすい説明 上記①②がほしかったが、労働者が投資家的になってきている、だから、少子化などが進む。「貨幣」が根本にある、というのはこれまで触れてきた意見で初めての論だったため、更に深堀りしていたいし、腹に落ちている
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グローバリゼーションと市場の内包的深化◆社会主義はなぜ不可能なのか、資本主義はなぜ強いのか◆貨幣と自律分散型市場◆市場の内部化と資本主義経済の進化◆コミュニケーション・メディアとしての貨幣
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かなり残念な出来。マル経に明るい著者らしいが、貨幣に対する認識もかなり首をかしげたくなるところがあった。なにより貨幣資本主義はどこへ向かうのか、そのタイトルの答えとなるべきアイデアに実に希薄。ハイエクの伝記ならうまくかけそうだが、オリジナリティも感じられなかった。
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読んだ。面白かった。 p20- p29- p41- p46- p49- ★p52- p55- p144- ★p173- p180- p192- p208- p225-
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