万年筆国産化一〇〇年 の商品レビュー

桐山勝【著】

2024/03/07

今年に入ってから万年筆に興味を持ちだし、YouTubeで勉強しながら現在までに数本を購入して、メーカー毎の書き味や特徴の違いを楽しんでいる今日この頃。４０年ぶりぐらいに購入した最初の万年筆が「セーラー万年筆」だったので、この本を手に取ってみた次第。そう、「セーラー万年筆」は日本ではじめて万年筆を作ったメーカーだった。

「セーラー万年筆」が１９１１年に日本で初めて万年筆を製造販売し、その後に「パイロット」と「プラチナ」も続いて創業している。そんな万年筆の歴史から今までの変遷をまとめていたり、セーラーのペンクリニックドクターやインクブレンダーの方々の活動も載っているので、万年筆好きやセーラーファンの方には興味深く読めるのではないか。ただ、内容がちょっと固すぎて、楽しく読み進められるものではなかったので、★２つとした。ちょっと残念。

でも、セーラー万年筆は大好きです。愛用のプロフィット・ブラックラスターはこれからも大事に使います。

2018/11/14

セーラーを中心に、国産の万年筆がどうやって生まれてきたかを解説。
いろいろなエピソードが面白かった。

2011/05/30

明治末期から創業された、セーラー100年目を記念して出された本。
ブランド名やデザインからついつい輸入万年筆に気をとられてしまうが、日本の万年筆も素晴らしい。
匠のペンドクターや、マイスターの事が書かれていて、職人側から見る話も興味深かった。
ちょこちょこ挟んである、万年筆の人間交差点の話もステキ。
ペン先を見ると人柄が現れる奥の深い万年筆、末長く大切に使って行こうと思う。