おちゃらけ王 の商品レビュー
入間作品か森見作品か。 似たような香りを感じる。 前半と設定はよかったのだが、中盤からやや失速気味な展開に。
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自堕落な大学生、名雪小次郎のもとに悪友「魔王」が用心棒を頼みたいと現れる。祭り 鳴鼓宮祭(おこのみやさい)を舞台に追手からのハチャメチャな逃走劇が繰り広げられる 冒頭辺りは森見ワールドを思い出す感覚、アホな大学生とちょっと何言ってるかわからない主人公の語り。 登場人物達がワンピ...
自堕落な大学生、名雪小次郎のもとに悪友「魔王」が用心棒を頼みたいと現れる。祭り 鳴鼓宮祭(おこのみやさい)を舞台に追手からのハチャメチャな逃走劇が繰り広げられる 冒頭辺りは森見ワールドを思い出す感覚、アホな大学生とちょっと何言ってるかわからない主人公の語り。 登場人物達がワンピースチックな特殊能力が使えたりとファンタジーが入ってるような話だけど、祭りの雰囲気が楽しい。後半の名雪と魔王の会話の辺りが作者が入れたかったテーマなのかなと思ったり。
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ほんと、何が何だか分からない。 妄想? 中二病(笑) でも、何だか一緒に騒ぎたくなった。 そして、何だかあったかい。 うん、訳が分からないまま好きな本!
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久しぶりに異能力を操ってドタバタする系の本を読んだ。主人公の癖のある言い回しに上手くハマれば、作品のもつ疾走感に乗って一気に読破できるのでは。
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僕はもう世界にコミットすることを諦めていた。 (p.117/おちゃらけ王/朽葉屋周太郎) 読み始めは、読みにくくて読みにくくて仕方がなかった。貴族やら、魔王やら、不思議な力だとかファンタジーな世界観に頭がついていけなかった。妹がカップの中に入れるとかも。 序盤は途中に何度も読む...
僕はもう世界にコミットすることを諦めていた。 (p.117/おちゃらけ王/朽葉屋周太郎) 読み始めは、読みにくくて読みにくくて仕方がなかった。貴族やら、魔王やら、不思議な力だとかファンタジーな世界観に頭がついていけなかった。妹がカップの中に入れるとかも。 序盤は途中に何度も読むのをやめてしまおうと思ったか。しかし、終盤になって、やっと世界観に慣れてきて、面白さがぐっと上がったような気がする。始めは面白くなかった名雪と魔王の会話も気づけば面白く、くすりと笑っていた。 最初から最後までハチャメチャでまるで嵐のようだった。好きなだけ登場人物が自由に動きまわり、突拍子もない何かが急に飛びたしてくる。読了後は、嵐が去った後のように晴れやかな気分になることができたように感じる。 名雪と魔王の二人の友情は、読了後になって好きだと言える。掛け合いが面白い。
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自称貴族な怠惰な大学生。 妹を迎えに行こうとしたら、幼馴染の『魔王』に巻き込まれ 夏祭りで逃げ惑う状態に。 自分を貴族と誤魔化している青年の話、かと思いきや SFなのか超能力なのか…不思議な状態に。 一番ぴったりくるのは、夢の中が現実になった、かと。 あり得ない戦いっぷりに、...
自称貴族な怠惰な大学生。 妹を迎えに行こうとしたら、幼馴染の『魔王』に巻き込まれ 夏祭りで逃げ惑う状態に。 自分を貴族と誤魔化している青年の話、かと思いきや SFなのか超能力なのか…不思議な状態に。 一番ぴったりくるのは、夢の中が現実になった、かと。 あり得ない戦いっぷりに、あり得ない技の繰り出しに逃げっぷり。 真面目に馬鹿をしている感じで面白いですが 半分も行かない内に飽きてきました。 この状態についていけない…。
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なんというかすごく…モリミーです。 つまらんとまでは言わないんだが、意余って力足らずって感じで結局最後までとっちらかったまま終わってしまった印象は否めないなあと。
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読み始めは、理解できず面白味を感じなかったが、読み進めていく内に引き込まれます。 不思議な内容は「四畳半神話体系」を思い出しますが、そちらに比べると纏まりが無い気もします。しかし、舞台を祭り会場にしぼっているので勢いがあります。 暗い話しが出ても、それを笑いとばす様な勢いは、...
読み始めは、理解できず面白味を感じなかったが、読み進めていく内に引き込まれます。 不思議な内容は「四畳半神話体系」を思い出しますが、そちらに比べると纏まりが無い気もします。しかし、舞台を祭り会場にしぼっているので勢いがあります。 暗い話しが出ても、それを笑いとばす様な勢いは、読んでいて気持ちが良いです。
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森見登美彦作品に似ているということでお薦めされた一品。 * * * ニーテンゼロが良い。 たしかに随所に森見チックな部分が散見されるが、これはこれで別物であり個性的。何でもありの戦闘系少年漫画をテンポ良い文章にしたという印象も。 悪くは無いと思うのだが、しかし何か惜し...
森見登美彦作品に似ているということでお薦めされた一品。 * * * ニーテンゼロが良い。 たしかに随所に森見チックな部分が散見されるが、これはこれで別物であり個性的。何でもありの戦闘系少年漫画をテンポ良い文章にしたという印象も。 悪くは無いと思うのだが、しかし何か惜しい。もう少しうまいこと出来そうに感じる! じゃあお前書けよ、何様、と言われても書けませーん。 と、おちゃらけてみました。 デビュー作とのことなので、もう少し進化した段階でもう一作くらい読んでみても良いかも知れない。 何様。
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「小次郎君、君もか!」 とあるお祭りの日のおちゃらけドタバタ劇。 あの森見登美彦氏の文体、阿呆さによく似ている。 従って普通に面白かった。 「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」「宵山劇場」 この三作のマジックリアリズムの部分をぎゅっと凝縮した感じ。 正直なところ森見氏の方...
「小次郎君、君もか!」 とあるお祭りの日のおちゃらけドタバタ劇。 あの森見登美彦氏の文体、阿呆さによく似ている。 従って普通に面白かった。 「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」「宵山劇場」 この三作のマジックリアリズムの部分をぎゅっと凝縮した感じ。 正直なところ森見氏の方が完成度は高い気がするが、突き抜け感はこちらの方が圧倒的。 なんといっても普通の人が一人もいない(笑)。 全員が能力(特技)者。ワンピースか!ジョジョか! …違うか。 森見氏の作品、大好きだけどあまり数が多くないので、 朽葉屋氏の存在を知ったことで読みたい作品が増えた。 うれしいことだ。 続編もあるようなので、是非読んでみたい。
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