葬式にお坊さんは要らない の商品レビュー
日ごろ僕がお葬式や戒名について疑問に思っていたことがこの本に書かれてあって、けっこう目からうろこが落ちました。お坊さんたちはこうして収益を上げていたのかと思うと、葬式のあり方ににも疑問が出てきます。 僕の葬式におけるお坊さんの役割について、かねてより疑問に思っていたことをかなり...
日ごろ僕がお葬式や戒名について疑問に思っていたことがこの本に書かれてあって、けっこう目からうろこが落ちました。お坊さんたちはこうして収益を上げていたのかと思うと、葬式のあり方ににも疑問が出てきます。 僕の葬式におけるお坊さんの役割について、かねてより疑問に思っていたことをかなり氷解してくれました。日本のこういう『風習』といったらいいのかなんというのか…。葬式があって、お坊さんが来て読経をする…。そういうことに少しでも疑問を持ってそれを口にするとたちまち回りから排除される、なんてところにいたもんでそういうことはなるたけ口にしてはならないと思ってました。 ですのでこの本の作者には拍手喝さいを送りたいと思います。そもそも、何で戒名になんでアンナ高い値段を出して買ったりするのか?ということから始まり、お坊さんが以下にお金を儲けるシステムを作り上げたのかというところや現在の檀家離れに関する箇所は勉強になりますね。でも、冒頭でも書いたとおり、地方に行けば行くほど『王様は裸だ』なんてクチにするとまぁこれまた見事なまでに排除されますからね。『村八分』なんて言葉が今でも生きていますから。21世紀の現在でもです。 それはさておいて、この本は日本の葬儀の制度や檀家のシステムというものを詳細に書いているので、一度こういう制度を疑問に思った方はぜひ、一読をオススメします。ただ、読み終えた後でどのような疑問を持ち、声を上げていくのか?それとも、心のわだかまりを持ったまま、それでも唯々諾々と従っていくのかは皆さんにお任せします。
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お寺に対する一般人の不満や疑問を、よく代弁してくれている。多くの人が「そうだ、そうだ」と共感するのではないだろうか。だからこそ、この本を仏教関係者に読んでもらい、どう対応するつもりかを聞いてみたい。
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季刊「霊園情報」元編集主幹の著者は、僧侶が葬儀に必須でなくなる潮流はもう止められない、いずれ、お坊さんは“泣き女”の道をたどる、と予測する。葬儀と僧侶の関係はこれからどうなるのか?歴史的な経緯を踏まえて辛辣で容赦ない分析・批評が続く。付け焼刃っぽい仏教知識を混ぜ込んだ後半は説教調...
季刊「霊園情報」元編集主幹の著者は、僧侶が葬儀に必須でなくなる潮流はもう止められない、いずれ、お坊さんは“泣き女”の道をたどる、と予測する。葬儀と僧侶の関係はこれからどうなるのか?歴史的な経緯を踏まえて辛辣で容赦ない分析・批評が続く。付け焼刃っぽい仏教知識を混ぜ込んだ後半は説教調でちょっとダレるが、データに裏付けられた前半の分析は非常に勉強になる。『葬式は、要らない』以降の類書ではいちばんためになるかも。
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