不思議の扉 ありえない恋 の商品レビュー
花房さんの文豪シリーズ『花びらめくり』の「片腕の恋人」から、原作の『片腕』(川端康成)を読んでみたくなり、収録されている本書を手に取りました。花房さんのが濃厚だったので、やっぱり原作を先に読んだ方が良かったなぁと思いながら、直接的でない表現に妄想を掻き立てられる、谷崎作品とはまた...
花房さんの文豪シリーズ『花びらめくり』の「片腕の恋人」から、原作の『片腕』(川端康成)を読んでみたくなり、収録されている本書を手に取りました。花房さんのが濃厚だったので、やっぱり原作を先に読んだ方が良かったなぁと思いながら、直接的でない表現に妄想を掻き立てられる、谷崎作品とはまたちょっと違ったフェティシズムで、「指フェチ」「腕フェチ」な私はゾワゾワしてしまいました。万城目さんの『長持の恋』は面白くてページを捲る手が止まらなかった。『ホルモー六景』『鴨川ホルモー』も読んでみよ。
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裏表紙のあらすじにもあるように、ありえない恋というか奇想天外なラブストーリー集 とは言っても、ラブストーリーというよりはSF色が強い作品も多く、このシリーズの他の本よりは、話によって好みが分かれるかも?という印象 個人的にはラブストーリーを期待していたので、やはりそう言った色...
裏表紙のあらすじにもあるように、ありえない恋というか奇想天外なラブストーリー集 とは言っても、ラブストーリーというよりはSF色が強い作品も多く、このシリーズの他の本よりは、話によって好みが分かれるかも?という印象 個人的にはラブストーリーを期待していたので、やはりそう言った色が強めの話が印象に残った 10ページしかない超短編だけど、三崎亜記のスノードームが1番好きだった。クリスマスのささやかなラブストーリーでほっこりした。彼女にとってあのショーウィンドウの中はどのように見えていたのか?SF的にも気になるところ あとは万城目学の長持の恋 この方の小説は初めて読んだが、人物描写が生き生きしてて好みな感じ 時代を超えた文通の中で惹かれていく様子の描写も引き込まれるような感じで、最後のシーンはちょっとうるっときた。
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「海を見る人」目当てで読んだ。しかしこれをSFと呼ぶのは微妙な気分がする。読後感は悪くなかった。超光という発想は初めて見たが、面白い。超光速版ニュートリノみたいなものを想像した。 他の作品はあまりおもしろいものがなかった。多少夢があるかなー程度。
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不思議な恋の話 万城目学氏の長持の恋が一番好きだが、椎名誠氏のいそしぎ、川端康成の片腕は意外だった。
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このシリーズのアンソロジーでの楽しみは、大森さんの最後の解説だったりします。いつも的確ですとんと響く。奇想天外なラブストーリーたち、楽しかったです。
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SFアンソロジー。 今回はちょっと不思議な恋の話。 8話入っています。 いや、本当に何とも不思議なお話。 この霧かかった様な感じ、嫌いじゃないです。 川端康成の片腕と言う話、かなりフェティシズムな内容なのですが だからこそか何とも言えずエロい。 一話一話終わるたびに、もう少...
SFアンソロジー。 今回はちょっと不思議な恋の話。 8話入っています。 いや、本当に何とも不思議なお話。 この霧かかった様な感じ、嫌いじゃないです。 川端康成の片腕と言う話、かなりフェティシズムな内容なのですが だからこそか何とも言えずエロい。 一話一話終わるたびに、もう少しこの人の作品を読みたい!と思ってしまう私は まんまとアンソロジーの思惑にハマっていると思う!
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この(ありえない恋)は少し変わった恋が書かれています。 でも、「海を見る人」「長持ちの恋」は不思議の扉の(時をかける恋)におさめられてもいいような切ない恋です。 「海を見る恋」はいつ読んだのか覚えていないけど心の底にずっと残っていたようです。今回であえてよかった。 川端康成の「片...
この(ありえない恋)は少し変わった恋が書かれています。 でも、「海を見る人」「長持ちの恋」は不思議の扉の(時をかける恋)におさめられてもいいような切ない恋です。 「海を見る恋」はいつ読んだのか覚えていないけど心の底にずっと残っていたようです。今回であえてよかった。 川端康成の「片腕」は有名どころしか知らなかった私にとって驚きの一編でした。 サルスベリ-梨木香歩 イソシギ-椎名誠 海馬-川上弘美 不思議のひと触れ-スタージョン スノードーム-三崎亜記 海を見る人-小林泰三 長持ちの恋-万城目学 片腕-川端康成
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万城目学さんの『長持の恋』が可愛らしかった。きっと出会えるからとつけた目印が…なんともありえない…。万城目さんならではです。
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音楽でいうところのシングル盤はあまり好きではなくて、ちゃんとアルバムで聴いていた。だから小説だって、短編をひとつ抜き出して味わうよりは、その作品が入っている作品集全体をちゃんと味わいたいっていうのが本当のところだけれど。 というわけでひとつのテーマに沿ったアンソロジー的な一冊...
音楽でいうところのシングル盤はあまり好きではなくて、ちゃんとアルバムで聴いていた。だから小説だって、短編をひとつ抜き出して味わうよりは、その作品が入っている作品集全体をちゃんと味わいたいっていうのが本当のところだけれど。 というわけでひとつのテーマに沿ったアンソロジー的な一冊は、なにゆえ本屋で手に取ったのかわからないのだけれど、そんなつまらない壁を簡単に壊してしまうほど破壊力抜群の物語が詰まっていた。とにかく面白い。そりゃそうですよね、いろいろな作家が書いている中で面白いものだけ集めているわけだから。 どの作品もそれぞれ映画にできそうなほど鮮やかな色彩をまとったイメージを喚起する。読み終わるたびに、余韻にひたりたくなる。 8作品も入っているので、そのたびに感動のため息。 SFやファンタジー的要素の強いラブストーリー集の中で、もっとも好きだったのは、椎名誠の「いそしぎ」です。不思議で切ない一編です。 未読の作家の作品も入っているので、お買い得感たっぷりの作品でした。
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SFちっくな小品集。川端康成の「片腕」のブクログレビューに惹かれて手に取りました。変態的エロチシズムに包まれた話(人にあらすじを説明しようとしたらホンマに変態の話になってしまう)なのに上品な香りが漂う、やっぱり凄い人なんですね。どの作品も面白いけどSF色が濃いのは「海を見る人」と...
SFちっくな小品集。川端康成の「片腕」のブクログレビューに惹かれて手に取りました。変態的エロチシズムに包まれた話(人にあらすじを説明しようとしたらホンマに変態の話になってしまう)なのに上品な香りが漂う、やっぱり凄い人なんですね。どの作品も面白いけどSF色が濃いのは「海を見る人」と「長持の恋」かな。長編にしてもいけそう、もっとこの世界に浸っていたい。
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