愛についての感じ の商品レビュー
はみ出しものたちがこの世界の余白で奏でる、 誰も知らない恋のモヨウ、少し変わった愛のカタチ。 初の作品集。 市川春子さんのカバーイラストが素敵♡ わかるような、わからんような・・・わかりたくないような、それでいてわかるような、愛についての感じw 「初恋」 せつない、のかな?難...
はみ出しものたちがこの世界の余白で奏でる、 誰も知らない恋のモヨウ、少し変わった愛のカタチ。 初の作品集。 市川春子さんのカバーイラストが素敵♡ わかるような、わからんような・・・わかりたくないような、それでいてわかるような、愛についての感じw 「初恋」 せつない、のかな?難しいぞ・・・。 「ピッグノーズDT」 いろんな言葉を学ぶ。DTとか、ダイレーションとか・・・。新宿二丁目、ヤバいw 「シュガーレイン」これも、なんかせつない。 「オフェーリアの裏庭」めろん君登場w そして、まさかのカルティエ=ブレッソンww 「新世界」東のヤクザ・金城×西の色街で働くたま子。 これが一番わかりやすくて好きかな?www
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2015年11月の課題本でした。 開催レポート http://www.nekomachi-club.com/report/27871 ******************* 「初恋」誰からも名前を忘れられた男の、淡く儚い恋の物語。「ピッグノーズDT」道で倒れていた女性を助け...
2015年11月の課題本でした。 開催レポート http://www.nekomachi-club.com/report/27871 ******************* 「初恋」誰からも名前を忘れられた男の、淡く儚い恋の物語。「ピッグノーズDT」道で倒れていた女性を助けてから、オレの恋(=脱DT)が始まった!けど…。「シュガーレイン」幼い兄妹のもとに現れた、ひとりぼっちの闖入者。奇妙な共同生活を始めた三人は、やがて―。「オフェーリアの裏庭」とある山奥で「私」が目撃した偶然=色褪せた奇跡とは。「新世界」東のヤクザ・金城×西の色街で働くたま子。交わらず、届かない想いの行方は―。世界の余白で描かれるビターな五つの物語。 (「BOOK」データベースより)
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爆笑ものだったりします。 深いとかいう気もあまりしないのですが(短編集だし、わりとテーマとしての偶然と奇跡の近似性とか、見られない何かの存在価値とか)、 ただ浅薄だからつまらないかというとそうでもない。 水村さんが、(たしか『私小説 from left to right』)作...
爆笑ものだったりします。 深いとかいう気もあまりしないのですが(短編集だし、わりとテーマとしての偶然と奇跡の近似性とか、見られない何かの存在価値とか)、 ただ浅薄だからつまらないかというとそうでもない。 水村さんが、(たしか『私小説 from left to right』)作家はみんな自分より頭が良いひとたちだと思っていたのだけれど、現代作家についてはそんな感じがしない。つまらない、みたいなことを書いていた気がする。 そのときはすごく同意したし、いまもそれはそれで一理あると思っているのだけれど、 でもきっと、同じことをこの本の作者に言っても、きょとんとした顔されて終わりそうな気がする。
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めろんさんの小説を読むのは二冊目だが、こうして見ると文体にしても雰囲気にしても、通底するものはありながら、色々と器用な人なのだなと思う。 特に印象に残ったのは最後の「新世界」だろうか。これに限らないけど、めろんさんの小説の登場人物は戯画化されていながらなんか生々しい。その中で、...
めろんさんの小説を読むのは二冊目だが、こうして見ると文体にしても雰囲気にしても、通底するものはありながら、色々と器用な人なのだなと思う。 特に印象に残ったのは最後の「新世界」だろうか。これに限らないけど、めろんさんの小説の登場人物は戯画化されていながらなんか生々しい。その中で、「新世界」は主人公がある種の冷静さを保ち続けているので、なんかそのコントラストでよりお互いが鮮明になっている感じ。
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すごく面白かったけど江戸川乱歩のネタバレされてショックでした、市川さんの装画につられて読みましたがいい出会いでした。
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「愛」ではないけれど、「愛についての感じ」。 赤やピンクではないけれど、桜色とか肌色とかいう感じ。 愛を語るよりも、愛についての感じを語るほうがむずかしいと思う。 えっ結局なんなの!?っていう結末なのは、 それは「ついての感じ」だから。 もやもやっとしたものが物語のかたちになっ...
「愛」ではないけれど、「愛についての感じ」。 赤やピンクではないけれど、桜色とか肌色とかいう感じ。 愛を語るよりも、愛についての感じを語るほうがむずかしいと思う。 えっ結局なんなの!?っていう結末なのは、 それは「ついての感じ」だから。 もやもやっとしたものが物語のかたちになっている。 第5話が一番好き。 著者は、名前はふざけた感じなのにじつはちょっと王子様っぽいのが面白い。 スピンの色が、表紙のデザインとあっていてすごく可愛い。 そして市川春子さん。。。。!!!
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二次元、ゲーム界、ラノベ、海猫沢めろん先生。 初の文芸集だそうで、初めて読んだけどとても面白かった。 面白かったので、この作品の対談まで行ってきてとても印象に残ったのが、 「大好きなアニメのキャラなら、少しでも違えば『これは○○じゃない!』と分かって、それが愛だと言えるけど、生身...
二次元、ゲーム界、ラノベ、海猫沢めろん先生。 初の文芸集だそうで、初めて読んだけどとても面白かった。 面白かったので、この作品の対談まで行ってきてとても印象に残ったのが、 「大好きなアニメのキャラなら、少しでも違えば『これは○○じゃない!』と分かって、それが愛だと言えるけど、生身の人間を愛する場合は、日々刻々と変化するものを愛するっていうのはどういうことなのか分からないんです」という、めろんさんのコメント。 作品にも、そんな愛がそのまま出ていて、とても面白かったです。書き方なんかも色々試してるようで、飽きずにちょっとずつ食べれるスウィーツ(笑)みたい!
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いつからだろうな「恋をしている」ということが、 片思いを含まなくなったのは。 いつから、「こうしたい」と思ってしていたことが 「こうしてあげている」と知らずのうちに 見返りを求めるようになったのは。 好きだから好き、と単純に思える気持ちを思い出させてくれる。
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