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編集長が語るスマートグリッド産業のすべて! の商品レビュー

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2021/08/08

スマートグリッドに関する書籍はすでに複数目にしているが、どれも定義があいまいで、よくわからない場合が多く、最近はあまり読んでいなかったが、今般イベントを担当することになったので、ネタを構想するため読んでみた。 本書も定義付けという点では類書と同じであるが、各企業の事例の紹介が多い...

スマートグリッドに関する書籍はすでに複数目にしているが、どれも定義があいまいで、よくわからない場合が多く、最近はあまり読んでいなかったが、今般イベントを担当することになったので、ネタを構想するため読んでみた。 本書も定義付けという点では類書と同じであるが、各企業の事例の紹介が多いのが良かった。 個人的に思うのは、スマートグリッドはつまるところ、電池の問題である。本書でも、稼働率の低い「車」を蓄電池代わりにすることを提案しているが、全く同感である。ただし、寿命を考えるとかなり費用が高くつくはずだが、その点について触れられていなかったのが非常に残念。 一方、ガス会社としては、蓄電池の容量・負担を以下に減らせるかが課題としており、なかなか目の付け所が良いと思った。 電力不足になるとは執筆時点では予想だにしていなかっただろうが、エネファームと太陽光のダブル発電で停電時も動作するとしたら(エネファームは外部電源が必要で、単独では動作しない)、電力不足が懸念される2〜3年は魅力的な商品になるのではないだろうか。

Posted byブクログ

2013/08/29

全然、書評になってないですが、以下コメント。 引き続き、太陽光発電を中心として将来の電力について考えている。 前回も書いたことであるが いまのところの技術では、太陽光発電は原子力発電の代わりにはなれない。 得られる電力のケタが違いすぎる。 福島第一原子力発電所の出...

全然、書評になってないですが、以下コメント。 引き続き、太陽光発電を中心として将来の電力について考えている。 前回も書いたことであるが いまのところの技術では、太陽光発電は原子力発電の代わりにはなれない。 得られる電力のケタが違いすぎる。 福島第一原子力発電所の出力は4.7Gw (1号機-6号機トータル) 年間発電量 =4.7Gw × 24時間×365日 ×稼働率 80% = 約33Twh(テラワット時) 世界最大のメガソーラー: ドイツ・ゼンフテンベルク 出力は166Mw 年間発電量 =166Mw ×4時間×365日 = 約243Gwh(ギガワット時) 定格出力で約30倍、稼働率を含めるとざっと100倍以上もの開きがある。 しかも、このメガソーラーの面積は2,000Km^2も必要である。 これは、広さとしては東京都をほぼ埋め尽くすぐらいの敷地となる。 だから、太陽光発電は使えない!というわけではない。 そもそも、現時点の技術では太陽光発電と原子力発電を比べるのはあまり意味がない。 スーパーコンピュータとバッファローのファイルサーバーを 比べているみたいなものだと思う。 私は、太陽光発電の特徴は ロースペックだが、比較的軽いノリで取り組めるということにあると思う。 (1) どこにでも置ける(NIMBYフリー) NIMBYとは"Not in my backyard"の略。 社会的に必要でも、自宅の裏庭に置くには 不快な施設をどうするかを語る時によく使う言葉だそうだが(原発とかね) 太陽光発電は太陽さえ照ればどこでも設置することができる。 石炭・石油・原子力だけでなく 風力・太陽熱・地熱などなど、再生利用エネルギーでもどこにでも設置できるわけではない。 (2) 構造がシンプル、ローテク (メンテナンスフリー) さまざまな発電方法の中で、エネルギー源を電気エネルギーに変更するにあたって 力学的エネルギーを介さない。 そのおかげで、太陽光発電の基本構造には可動部がなく 設置したら基本的にメンテナンスフリーで発電できる。 ローテクなので専門技術者が常駐する必要もない。 また、力学的エネルギーを介さないので騒音被害もない。(風力は騒音がひどいそうです) (3) 早くシステムを構築できる 原発の建設は立地選定から稼動まで、スムーズに行っても10年ぐらいかかってしまう。 太陽光発電所の建設は、かなり大規模でも2年程度で稼動できる。 また、原発とは違い、追加で出力を2割増するというように柔軟な対応を行うこともできる。 土地を食う・ロースペック・軽いノリで取り組めるという特徴を考慮すると 太陽光発電に一番向いていないのは、東京のような土地が高くて電力消費量が大きい過密都市であり 太陽光発電に一番向いているのは、中国内陸部、モンゴル、インド、アフリカなど だだっ広くて、無電化地域や電力事情が不安定な地域ではないかと思う。 だだっ広いと、面で電力網を張り巡らせるのは難しいので コストも割高になるし、電力も不安定にならざるを得ない。 このような地域から、順次グリッドパリティが達成され 太陽光発電が急速に浸透していくのではないかと思う。 太陽光発電が本当に世界の主役になるのは デザーテックのようなプロジェクトが実用化した時であろう。 デザーテック (Wikipediaより抜粋) デザーテックは地球規模で砂漠の太陽エネルギーや風力エネルギーを利用しようというコンセプトである。 サハラ砂漠の 6,500平方マイル (17,000 km2) の領域に集光型太陽熱発電システム 太陽光発電システム、風力発電システムを分散配置するとされている。 そうして生み出された電力は、スーパーグリッドの高圧直流ケーブルで ヨーロッパおよびアフリカ各国に送電される。 これにより、MENA諸国の電力需要の大部分をまかない 中央ヨーロッパの電力需要の15%をまかなうことができる。 ほんまかいなというような話ではあるが 大容量の蓄電技術とそれを高圧直流で送電する技術の確立が鍵となる。 いずれは、ゴビ砂漠の半分に太陽電池を敷き詰めて 世界中の電力需要をまかなうような未来が来るのだろうか。

Posted byブクログ

2013/08/22

カタログ的に、今現在進行中のスマートグリッド記述をさらっとまとめました的入門書。固有名詞や専門用語がこれでもかと書かれてますが、説明が少ない。更に突っ込んでスマートグリッドは発電容量の変動が大きすぎて系統連携が難しいことも触れないと。

Posted byブクログ

2011/06/18

各社取り組みも含め、クイックレビューには適した一冊。 でも2月発行なので、震災後の東芝の動きなどからすれば、既に内容が古く感じてしまう。 それだけ世界の動きが早い、ということか。

Posted byブクログ

2011/03/12

スマートグリッドの概要とそれに纏わる産業・企業の取り組み紹介。 それ以上でもそれ以下でもなく。少し勉強しようと考えて購入したが、論点のレベルが項目ごとにバラバラなのもあり、あまり参考にはならず。既知の内容が多かった印象。こうしたことは雑誌で勉強するほうがベターなようだ。 新宿...

スマートグリッドの概要とそれに纏わる産業・企業の取り組み紹介。 それ以上でもそれ以下でもなく。少し勉強しようと考えて購入したが、論点のレベルが項目ごとにバラバラなのもあり、あまり参考にはならず。既知の内容が多かった印象。こうしたことは雑誌で勉強するほうがベターなようだ。 新宿紀伊国屋で購入。話題になっている割には本の数が少なかったように思う。

Posted byブクログ