奇跡の声命力 の商品レビュー
実際のトレーニング方法が少ない(/ _ ; ) 参考程度にしかなりません。 体験を読んでいたら、通うか…?と思えて、 読み進めて行く間に、これが策略か!と我に帰ったり… とりあえず声がよくなれば、成功が近づくということはわかった。
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声に少々コンプレックス(と言うと大袈裟か)があるので、買って読んでみた。 本書はボイストレーニング教室を運営している高麗道子氏による著作である。 氏は日本においてそう言った教室があまりない頃から声について研究していて、発声の仕方はもちろん人種による発声の違いなども勉強していた。 そこで、話語声とか、声地点、声脈、声の泉などという造語を作りだし、彼女なりの理論を作り上げていった。 そして、日本人を始めとしたアジア人は発声があまり良くないとか、話すときの発声法と歌うときの発声法は違うということを、この本に記している。 この本の評価は個人的には難しいと感じている。 その理由としては、どちらかというとイメージを重視しているからだ。 発声関連の本はあまり数を読んでいるわけではないけど、その数少ない手に取った本と比較して、こちらは実践的なトレーニングがちょっと少ない。 しかも本文に「入門の入門程度のこと」と記してあるように、かなり簡単に紹介されている程度である。 なので、そう言った実践的なトレーニングを期待して買った場合は、かなり肩すかしを食うことになる。 一方で、じゃあ全く有用でないかというとそうでもない。イメージの大切さや、ストレスがいかに体に悪影響を及ぼしているか、リラックスするべきか、ということが記されていて、そう言う心理的な面の大切さを認識することができるからだ。 腹式を重視していたり、基本的には一般の発声法と似通っている部分もあるが、一方で、他の発声法と真逆のことを言っているような部分も見受けられ、そこは新鮮な感じがする。 これは歌と話すときの発声の違いなのか、表現方法の違いなのか、なんなのか。だから、メカニズムの説明の少なさも相まって、この本だけ読んでどうにかなるかというと、はなはだ疑問に思える。 しかし、自分には有用だった部分もあり、そういう意味で全く無益だったかというと、そうでもないのだ。 というか、どちらかというと、ボイトレ教室への勧誘的な要素も結構強い。 どういう受講者がいて、最初どうだったか、その後どうなったか、ということを一章丸々使って紹介していて、それがどの章よりも多い(笑) また、本の構成として、中東への旅行の記録は必要あったのだろうかとも思った(笑) 声の研究とは書いているが、まあ確かにそう言う部分もあるが、だからといって中東だけ切り抜かれても。 そう言うことで、三つ星とした。
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