世界について の商品レビュー
今自分が見ている世界は何なのか?心の中にある世界は何なのか?著者が「世界」はどのように作られているのかを考察する。 著者は「世界」は「自分の信念」だと語っていている。他にもテレパシーやウロボロスの輪についても考察している。
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論じられていることがそれほど多岐にわたらないので、「あれ?これってそもそも何の話題だっけ?」ということもなく、著者が何を根拠に何を主張しているのかがすっきりと入ってくる。 それだけに、一読しただけでは「弱い」と感じる根拠もいくつかあって、読後にもう一回「ほんとに著者の主張でいいの...
論じられていることがそれほど多岐にわたらないので、「あれ?これってそもそも何の話題だっけ?」ということもなく、著者が何を根拠に何を主張しているのかがすっきりと入ってくる。 それだけに、一読しただけでは「弱い」と感じる根拠もいくつかあって、読後にもう一回「ほんとに著者の主張でいいのだろうか」と考えることもできる。てことで、哲学するにはぴったりなのではないかと。 とてもわかりやすく親しみやすい書き方をされる方なので、こういう一般向けの本をこれから量産していってほしいな。
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「世界は信念のネットワークである」という著者の考え方をつづった本。 岩波ジュニア新書というだけあって、語り口もやわらかく、ジョークも混じっている。また哲学的用語も非常に少 なく、読みやすい本だと思います。 内容については、まあまあという感じでした。 ところどころ面白いところも...
「世界は信念のネットワークである」という著者の考え方をつづった本。 岩波ジュニア新書というだけあって、語り口もやわらかく、ジョークも混じっている。また哲学的用語も非常に少 なく、読みやすい本だと思います。 内容については、まあまあという感じでした。 ところどころ面白いところもありました。テレパシーの話とか、火のたとえとか。(すべて枝葉末節ですが) 少なくとも、速読するような本ではないですね。 きちんと咀嚼するとか、この本を読み込むという思いのもとで繰り返し読むとかすべきだと思います。 そうしないと、この本の良さというのはわからないかと。 といっても、簡単のために深入りはしないでいるので、逆に物足りなくなるかもしれませんが。 とりあえず、性急さを求む大学生としては、今読みたいと感じる分野の本ではありませんでした。 機会があれば、また読もうと思います。 評価は保留。
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「ウロボロス」で検索してヒットした。うん、ウロボロス関係なかった。 一時間くらいで読み終えた。やっぱり1分間に2千字くらいだ。 この世に存在するようになってからずっと、人間はどの時代でも同じような問題を抱えてきた。 過去の哲学者たちが、私たちも抱えている問題に対してどう立ち向か...
「ウロボロス」で検索してヒットした。うん、ウロボロス関係なかった。 一時間くらいで読み終えた。やっぱり1分間に2千字くらいだ。 この世に存在するようになってからずっと、人間はどの時代でも同じような問題を抱えてきた。 過去の哲学者たちが、私たちも抱えている問題に対してどう立ち向かっていったのか、知っておくのは無意味じゃない。 世界は信念が積み重なったもの。多くの人の持つ信念のなかで、誰でも共有することができる部分が、「知識」と呼ばれる。 多くの人の持つ信念を比較し、整合性を持つよう調整され、共有された信念は「事実」となる。事実は、つじつまが合っており、比較的安定している。 私が誰かに対して何か考えを持っているとする。その考えが信念であり、信念を持っているなら、私は存在し、また私に考えられている誰かも存在する。 私たちは常に目に見える事柄や出来事を解釈し、つじつまを合わせるための物語作りをしている。そうして世界の中で生きている自分を探している。 コミュニケーションは、基本的に成り立つものだということを前提にしないと、そもそも何もできない。 「ほんとうはね」は、有利な地位を勝ち取ろうという政治的闘争だ。 経験を積むと信念は増えて世界は広がる。 信念同士がぶつかり合うことで、世界は揺らぎ、再構成される。 立場によって、同じ事柄に対する信念は異なる。しかし、異なるのは立場だけであって、それぞれの信念はそれぞれの正しさを持っている。どちらの信念を採用するかは、時と場合によって決めればよい。 神話とは、価値に関する物語だ。 相対真理主義は、私たちが生きる現実にある多くの多様性を説明できる。 「~~とは何か」 この問いへの答えが見つかれば、問題を解消する道筋は開ける。
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人々の目に映る世界、心の中にある世界がどうあるか、について哲学で説明している本。 読後の感想としては、もう少し”世界”という言葉についての説明が欲しかった。本書冒頭に結論として、「世界は、信念のネットワークである。」と、世界という言葉を定義らしく述べてはいるのだが、日常的に使う...
人々の目に映る世界、心の中にある世界がどうあるか、について哲学で説明している本。 読後の感想としては、もう少し”世界”という言葉についての説明が欲しかった。本書冒頭に結論として、「世界は、信念のネットワークである。」と、世界という言葉を定義らしく述べてはいるのだが、日常的に使う世界という言葉をふまえた上で本書での世界という言葉の説明が欲しかった。 自分なりの理解では、本書での”世界”という言葉は、その言葉からふつう連想するだろう地球上の多くの人々や国々ではなく、人が知覚する物事についての心の中の像を指している。 人が世界をある像で捉えているとき、それが正しいことなのか、ただの思いこみなのかをどう区別するのか?いい問いだと思う。
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[関連リンク] wrong, rogue and booklog - 多くの人たちは、科学、とりわけ自然科学は、「私たちとは独立した」「世界についての事実を」「いろいろな手...: http://kashino.tumblr.com/post/4332752829 Amazon....
[関連リンク] wrong, rogue and booklog - 多くの人たちは、科学、とりわけ自然科学は、「私たちとは独立した」「世界についての事実を」「いろいろな手...: http://kashino.tumblr.com/post/4332752829 Amazon.co.jp: 世界について (岩波ジュニア新書)のTAさんのレビュー: http://www.amazon.co.jp/review/RUBFVAKGX23A5?ie=UTF8&ref_=cm_cr_rdp_perm&linkCode=shr&camp=1207&creative=8415&tag=karlrpopper-22
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