亭主元気で犬がいい(1) の商品レビュー
若干留意点はあり
この漫画序盤(1巻)は怒涛の展開をするのでそれが面白い。 しかしやっぱり残酷すぎる側面が強いのはいつもどおり。 そして問題点はこの漫画が描かれた時期。 スタートは2010年9月らしい。 そうつまりこれから数カ月後、作者のアンチソシアル、アナーキズムを刺激する事件が起こって...
この漫画序盤(1巻)は怒涛の展開をするのでそれが面白い。 しかしやっぱり残酷すぎる側面が強いのはいつもどおり。 そして問題点はこの漫画が描かれた時期。 スタートは2010年9月らしい。 そうつまりこれから数カ月後、作者のアンチソシアル、アナーキズムを刺激する事件が起こってしまい、いつもよりそういう色合いがぐっと濃い作品になってしまう。 それとこの漫画前置きが長いため、1巻から2巻の終盤くらいまで腰の落ち着け所が中々定まらない。 やっと定位置についてこういう話なのね、とわかるのはその頃だったりする。 でもやっぱり面白いよ。思想方面に引きずられすぎなければ。
ふうせんつう
旦那を犬にしてバカにするというと某CMだが、その界隈の臭いが漂ってきそうな内容になってしまっている。 元々厭世的な作者ではあったが、この漫画ではさらに酷いあからさまな政府罵倒が始まって人が変わったようになる。 しかもそれがストーリーとは何も繋がっていかない。ただ難癖つけたいだけ。...
旦那を犬にしてバカにするというと某CMだが、その界隈の臭いが漂ってきそうな内容になってしまっている。 元々厭世的な作者ではあったが、この漫画ではさらに酷いあからさまな政府罵倒が始まって人が変わったようになる。 しかもそれがストーリーとは何も繋がっていかない。ただ難癖つけたいだけ。 社会的に否定された人間が行き着く先はここだよと誘導するかのような主人公の末路を見ていると、いいように利用されている人の悲哀しか見えない。 まさに作者の境遇なわけだが。 いかにも小学館らしい醜さと溝のような悪臭、しかも大して売れず消えていくこの惨めさ。 この人が終わったとしたらこの漫画描き始めた事だろうなと思う。 手塚ばりにがっかりした。 サスペンスとしては中々面白くなるだけに、政治的に超えてはいけない部分に踏み込んでしまったのは残念無念。
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徳弘 正也が長年仕事していたS社を離れての第1作。 思えば僕は本当の「強さ」と「やさしさ」、「笑い」そして、少し・・・だけ「エロ」を徳弘作品から学んだんだ。 幸せなものを奪われる「哀しさ」のなか、めげずに「生きよう」とするキャラクターたちは、今だからこそなのか、いや普遍的に心...
徳弘 正也が長年仕事していたS社を離れての第1作。 思えば僕は本当の「強さ」と「やさしさ」、「笑い」そして、少し・・・だけ「エロ」を徳弘作品から学んだんだ。 幸せなものを奪われる「哀しさ」のなか、めげずに「生きよう」とするキャラクターたちは、今だからこそなのか、いや普遍的に心を打たれて仕方が無い!
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徳弘 正也が長年仕事していたS社を離れての第1作。 思えば僕は本当の「強さ」と「やさしさ」、「笑い」そして、少し・・・だけ「エロ」を徳弘作品から学んだんだ。 幸せなものを奪われる「哀しさ」のなか、めげずに「生きよう」とするキャラクターたちは、今だからこそなのか、いや普遍的に心...
徳弘 正也が長年仕事していたS社を離れての第1作。 思えば僕は本当の「強さ」と「やさしさ」、「笑い」そして、少し・・・だけ「エロ」を徳弘作品から学んだんだ。 幸せなものを奪われる「哀しさ」のなか、めげずに「生きよう」とするキャラクターたちは、今だからこそなのか、いや普遍的に心を打たれて仕方が無い! 読むべし!! (凹田)
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小学館移籍第一作狂四郎のときも端々に見え隠れしていた妙な思想性が前面に出すぎていて、ストーリーがうまく流れていない。「これが規範も信仰も死んだ国の若者か」なんて台詞は絶対必要ないと思う。編集サイドは何も言えないのかなあ。
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