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「余剰次元」と逆二乗則の破れ の商品レビュー

4.3

22件のお客様レビュー

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2024/10/25

魔法科高校の劣等生で余剰次元理論の話が出てきて興味を持ち、この本を手に取った。 現在の自分の到達レベルでは細かい理論を追うことは難しかったが、気持ちの部分はとても分かりやすく書かれており、理解できた。一般相対論を勉強してから再読したい。

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2024/02/08

物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。 東大OPACには登録されていません。 貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください 返却:物性研図書室へ返却してください

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2022/01/31

YouTube「ほんタメ」チャンネルでの紹介を見て、図書館で借りて読了。 村田先生の物理実験への熱量が感じられて良い。重力が逆二乗則に従わないなんて思いもよらなかったが、重力とほかの力との違いについての説明を読んで、そんなアイデアもあるのか、なるほどと思った。 本書が執筆されたの...

YouTube「ほんタメ」チャンネルでの紹介を見て、図書館で借りて読了。 村田先生の物理実験への熱量が感じられて良い。重力が逆二乗則に従わないなんて思いもよらなかったが、重力とほかの力との違いについての説明を読んで、そんなアイデアもあるのか、なるほどと思った。 本書が執筆されたのが10年前なので、いま何らかの進展があるではないだろうか。改訂版とか出してほしいかも。

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2018/10/20

万有引力の法則とクーロンの法則。どちらの法則も逆二乗則をとっている。しかし、原子核内ではこの逆二乗則に沿わない力が働いているという。われわれの世界は本当に三次元か?強い力、弱い力、重力、電気力の4つの力の法則を統一することはできるのか?不思議な世界だ。

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2015/12/25

ミクロの世界では重力が存在するのか、確認されていない。実験で万有引力の法則からのずれが見つかればどうなるか?余剰次元探索の最前線。

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2015/05/11

最新の物理学によれば、この世は(我々の宇宙は)11次元で出来ていて、重力は三次元に留まらず、残りの見えない次元方向に漏れなく広がっていくはずなので、近距離では逆自乗則から外れるはずだ。それを計測しようという試みについて記述した本です。 そんな馬鹿なと普通の人は思うかもしれません...

最新の物理学によれば、この世は(我々の宇宙は)11次元で出来ていて、重力は三次元に留まらず、残りの見えない次元方向に漏れなく広がっていくはずなので、近距離では逆自乗則から外れるはずだ。それを計測しようという試みについて記述した本です。 そんな馬鹿なと普通の人は思うかもしれませんが、最近の物理学では高次元空間の存在が定説になりつつえります。だかは実に面白かった。 逆自乗則からのずれが測定できれば、間違いなくノーベル賞だと思います。期待しましょう。

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2013/06/15

重力やクーロン力の強さが距離の逆二乗に比例するというのはよく知られた教科書的な事実であると思っていたのだが、その逆二乗則が0.1mm程度の範囲では破れている可能性があるというので驚きである。 確かに、それを検証した人はいままでいなかったかもしれない。それは技術的な難しさもさること...

重力やクーロン力の強さが距離の逆二乗に比例するというのはよく知られた教科書的な事実であると思っていたのだが、その逆二乗則が0.1mm程度の範囲では破れている可能性があるというので驚きである。 確かに、それを検証した人はいままでいなかったかもしれない。それは技術的な難しさもさることながら、逆二乗則であれば現実の天体の運動を数式で記述、予測できるという驚きですっかり信じ込んでいたためとも考えられる。 なぜ逆二乗則が成り立たないのか、現在どのような実験がすすめられているかといったことに関して本書は分かりやすく説明している。 本書の内容とはずれるが、ドラクエのあの南極から北極に移動できる世界はトーラスであるということがよく分かった。

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2013/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久々に物理の本読んだ。 前半読んだら、あとはサクサクと。 なかなかエキサイティングでした。 「理論屋はいつだって実験精度の1桁下に新現象を予言してくる習性を持つことは、既に気づいていたのだが。」 わらえる。

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2013/01/30

四つの力について理解は難しいが、何となくイメージを抱くことができた。それにしても最新の物理学は常識を超えている。 湯川先生はそんな昔にこんなことを考えていたのかと驚愕した。湯川理論が力の根源を理解する上でとても重要な地位にあることが今更にして判り、日本人もやるねと思った。

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2016/02/19

近距離重力測定実験に関する工夫はおもしろい。しかし、あれ?あれ?タイトルに期待して、読んだが、まだ余剰次元は見つかって無くて、逆二乗則も破れてない、という結論だった。でも、可能性に賭ける意気込みはすごい。記述も分かりやすかった。随所に数値計算が丁寧に展開されていて、すっきり感もあ...

近距離重力測定実験に関する工夫はおもしろい。しかし、あれ?あれ?タイトルに期待して、読んだが、まだ余剰次元は見つかって無くて、逆二乗則も破れてない、という結論だった。でも、可能性に賭ける意気込みはすごい。記述も分かりやすかった。随所に数値計算が丁寧に展開されていて、すっきり感もある。 ・地球は1センチメートル以下にするとブラックホール化する。 ・不確定性原理から、一時的であれば、一定の質量、エネルギーを持った粒子が発生しても良い:仮想粒子 ・真空偏極:真空に電荷粒子を一つ置くと量子力学的には性質が変わり、あたかも物質のように振る舞う。→くりこみ理論の登場が必要 ・くりこみ理論は、ある距離での電荷の大きさを用いて、別の距離での電荷の値を相対的に計算する手法で、無限大となる原点の値を計算の出発点として必要としていない。

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