二・二六事件とは何だったのか 同時代の視点と現代からの視点 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2.26事件について、先入観を廃して立体的に事件を読み直すために、海外メディア・同時代人の反応・現代から見た事件の意味合いを捉え直したもの。ゾルゲの分析は、驚くべきスパイの実態を垣間見させる。外交という観点では、本書は、日英関係の捉えなおし、英米分離論を考える端緒となるものと思われる。
Posted by
いろいろな角度から二・二六事件を見ることができる本。映画監督、思想史、精神史、ノンフィクション作家など多様な人物が寄稿しています。 特に前半のメインである当時の海外の反応が面白いです。大多数の海外新聞は二・二六はファッショ的事件だと思っていた様子です。日本主義的なのは確かですが、...
いろいろな角度から二・二六事件を見ることができる本。映画監督、思想史、精神史、ノンフィクション作家など多様な人物が寄稿しています。 特に前半のメインである当時の海外の反応が面白いです。大多数の海外新聞は二・二六はファッショ的事件だと思っていた様子です。日本主義的なのは確かですが、首謀者の手記を読むと難しいところです。
Posted by
- 1