イワンの馬鹿 の商品レビュー
トルストイは「戦争と平和」などを書いた、世界的な文豪だが、晩年はそれまでの自分の作品を全て否定し、読み書きの出来ない農民たちにも読める易しい民話を作っていった。この本は、そのいくつかを収めている。 人間、暮らしぶりが良くなると、どんどん欲が出てきて、どこまで行っても幸せな気持...
トルストイは「戦争と平和」などを書いた、世界的な文豪だが、晩年はそれまでの自分の作品を全て否定し、読み書きの出来ない農民たちにも読める易しい民話を作っていった。この本は、そのいくつかを収めている。 人間、暮らしぶりが良くなると、どんどん欲が出てきて、どこまで行っても幸せな気持ちになることは出来ないという思想。人は、自分のために生きているのではなく、他人への愛によって生きているという思想。人が自分に悪いことをした時には仕返しをするのではなく、許しておけば相手が自身の良心によって気づいてくれるという思想。 トルストイの人生やキリスト教思想に基づき、貧しい農民達の生き方を肯定するようなお話ばかりだった。 貴族出身で文豪として名声を得たのに、トルストイって偉い人だったのだな。 これは少年少女向きに編纂されていて、注釈やふりがなが多く、ふんわりした挿絵もあって、民話として易しく読むことが出来た。
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物語の中心となるのは、「兵隊のシモン」、「肥満のタラス」、「馬鹿のイワン」の三兄弟です。三人の仲をこわそうと悪魔がそれぞれ邪魔するのですが、その手口が面白いし、イワンのなにげない行動でげきたいするところは笑えるので、よくみてください。三人は策略にはまるのか!?ドキドキハラハラがと...
物語の中心となるのは、「兵隊のシモン」、「肥満のタラス」、「馬鹿のイワン」の三兄弟です。三人の仲をこわそうと悪魔がそれぞれ邪魔するのですが、その手口が面白いし、イワンのなにげない行動でげきたいするところは笑えるので、よくみてください。三人は策略にはまるのか!?ドキドキハラハラがとまりません。
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21世紀 少年少女世界文学館 イワンの馬鹿/2011・2・17 講談社 レフ=ニコラエビッチ=トルストイ 訳:木村 浩 ・1925~1992 ・ロシア文学者 ・ロシアの小説を数多く翻訳 ・イワンの馬鹿 ・人にはたくさんの土地がいるか...
21世紀 少年少女世界文学館 イワンの馬鹿/2011・2・17 講談社 レフ=ニコラエビッチ=トルストイ 訳:木村 浩 ・1925~1992 ・ロシア文学者 ・ロシアの小説を数多く翻訳 ・イワンの馬鹿 ・人にはたくさんの土地がいるか ・人はなにによって生きるか ・受洗の子 ・小さな火だねでも、大火事になる ・本文中に解説や説明文、絵が挿入してある ・聖書の箇所も書いてある
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