山の上ホテルの流儀 の商品レビュー

森裕治【著】

2015/12/04

東京にありながら、軽井沢にいるようなそんな快適な空間を提供するホテル。
著名人が足繁く通い詰め、数々の名作を生み出したというホテル。
著者は創業者の孫で現在の経営者です。
先代の教えポリーシーを受け継ぎつつ、日々努力邁進されています。
数々の言い伝えられてきたエピソードは多少手前味噌的なものも感じられますが、いつでも常にお客様第一という姿勢はすばらしいです。

建築設計はヴォーリズであることや、その昔は米軍関係の施設であったことから、ドアノブの位置の高さであるとか、当時を偲ばせる内装だとかとても興味があります。
著名人でもなく、常連さんでもなく、ただの一見さんでも同じもてなしが受けられるのか・・・確認したいところであります。

2013/08/01

文化人に愛される山の上ホテルをご存知だろうか。別名“缶詰めホテル”とも言われ、締切を追われた作家が言葉の如く缶詰め状態にされて原稿を書かされる。（昔は出版社が部屋を用意したらしい）。この本は山の上ホテルの創業者の孫で現社長の森氏によって書かれたものである。古き良き物と新しい物を融合させて、クラシックホテルを造り続けている、その心を感じることのできる1冊。

2012/10/21

昔一泊だけお世話になった山の上ホテル。すごくゆったりとした空間を提供していただいた記憶ご飯が美味しかったことと懐かしさに手にとってみた。先代社長のこだわりとポリシーが今でも脈々と受け継がれているんだなぁ。また天ぷらでも食べに行きたい。そんな気にさせられた。定宿に出来るような身分になりたいなぁw

2011/03/03

山の上ホテルはあこがれの存在です。創業者の孫が「いい方向で年を取らせてあげたい」と思っているのが伝わります。山口瞳の『行きつけの店』の印象が強いので、さらりと読めました。