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忘れられた花園(上) の商品レビュー

4.1

38件のお客様レビュー

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2024/06/11

祖母がコーンウォールのコテージを自分に遺したことを知るカサンドラ。祖母ネルの出生の謎、閉ざされた庭園とは。 サンデー・タイムズ・ベストセラー第1位。Amazon.comベストブック。ABIA年間最優秀小説賞受賞。 何かの本の巻末広告で見かけて気になっていた1冊。 閉ざされた庭園...

祖母がコーンウォールのコテージを自分に遺したことを知るカサンドラ。祖母ネルの出生の謎、閉ざされた庭園とは。 サンデー・タイムズ・ベストセラー第1位。Amazon.comベストブック。ABIA年間最優秀小説賞受賞。 何かの本の巻末広告で見かけて気になっていた1冊。 閉ざされた庭園、てだけで「秘密の花園」を思わせるわくわくするあらすじ。 視点や時間軸を変えながら、少しずつ展開していく上巻。 庭園の詳しい描写は下巻へ。

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2020/12/31

4歳のときにオーストラリアの港に一人きりで置き去りにされた少女は、その港で働く男の家に引き取られ、ネルと名付けられた。引き取られた家では実子のように大切に育てられたネル。しかし二十歳を過ぎた誕生日の夜に、父親から本当のことを聞かされ、今までの自分の人生がすべて偽りだったことに愕然...

4歳のときにオーストラリアの港に一人きりで置き去りにされた少女は、その港で働く男の家に引き取られ、ネルと名付けられた。引き取られた家では実子のように大切に育てられたネル。しかし二十歳を過ぎた誕生日の夜に、父親から本当のことを聞かされ、今までの自分の人生がすべて偽りだったことに愕然とする。そして彼女はそれまでの自分の過去と決別するように、婚約を解消し、家族とも距離を置いた。 自分はいったい誰なのか。 なぜ一人でロンドンからオーストラリア行きの船に乗せられたのだろうか。 手掛かりは、港で発見されたときに持っていた白い小さなトランクの中に入っていた一冊の本。著者はイザベラ・メイクピース。時々蘇る記憶の断片をつなぎ合わせ、ネルは自分の本当の過去を探す。 しかしその願いは叶うことなく、彼女は死んでしまう。その意思を継ぐのが、同居していた孫のカサンドラだ。 以前この作家の『秘密』を読んだが、そのときは母親の過去を長女が追っていく話だった。時代や場所が章ごとに行ったり来たりするので、慣れるまで大変だったが、今回は3代に渡っているので余計にややこしい。しかも従姉妹やら伯母さんやら。。。 というわけで、読むのに非常に時間がかかった。面白くないわけではないのだけれど、一気に読めない。何かが引っかかるというか。

Posted byブクログ

2019/07/30

2019.7.30 色んな時代の色んな人たちのお話を行ったり来たりしながら謎に迫って行く。 なんだか映画を見ているみたいな本だった。 上巻ではまだまだ謎がいっぱい。 個人的に、ページをめくる手が止まらない!っていうほどのワクワク感がなくて、淡々と読み進める感じだったのが残念で☆...

2019.7.30 色んな時代の色んな人たちのお話を行ったり来たりしながら謎に迫って行く。 なんだか映画を見ているみたいな本だった。 上巻ではまだまだ謎がいっぱい。 個人的に、ページをめくる手が止まらない!っていうほどのワクワク感がなくて、淡々と読み進める感じだったのが残念で☆ー1。

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2018/10/20

四歳で一人オーストラリアの埠頭に取り残された少女ネルが自分の過去を探る。そして、ネルの孫カサンドラも祖母の過去を探る。(主人公が中年男性が多いが)ゴダードのような雰囲気も感じる。

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2018/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『忘れられた花園』 ケイト・モートン The Forgotten Garden by Kate Morton このミス9位、文春ミステリー8位 1913年オーストラリアの港にたったひとり取り残されていた少女。名前もわからない少女をある夫婦がネルと名付けて育て上げる。そして2005年、祖母ネルを看取った孫娘カサンドラは、祖母が英国、コーンウォールにコテージを遺してくれたという思いも寄らぬ事実を知らされる。 『秘密』を読んで面白かったので読んでみた。 異なった時間軸が描かれ謎が明らかになっていくパターンは同じで面白い。 鴻巣友季子さんの書評で 親をなくした子たちの物語であると同時に、子をなくした親たちの物語でもあるという重層性。双方の喪失の哀しみと再生への希望が共鳴して、物語の細かいひだを織りなし~  ミステリーってくくるのが 勿体ない読後感

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2017/08/12

1900年,1913年,1975年,2005年と節目節目の年をめぐるましく変えながら.少しずつネルがオーストリアへ来た謎が解明されていく.古い妖精譚が残っていそうなコーンウォールの風景の描かれている章がイライザの野生的な魅力とともに引き込まれていく感じだ.後半が楽しみである.

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2016/09/20

時間軸や視点の移動が多くて、慣れるまで少しかかりました。『秘密の花園』だとか、海外の児童文学を大人向けにした感じで、読んでいると何だか懐かしい匂いがします。確か翻訳ミステリー大賞を受賞されているんですよね、クラシカルな雰囲気たっぷりで、それでいて読みやすい文章で、受賞されたのも納...

時間軸や視点の移動が多くて、慣れるまで少しかかりました。『秘密の花園』だとか、海外の児童文学を大人向けにした感じで、読んでいると何だか懐かしい匂いがします。確か翻訳ミステリー大賞を受賞されているんですよね、クラシカルな雰囲気たっぷりで、それでいて読みやすい文章で、受賞されたのも納得です。ネルは何故ロンドンから船に乗せられ、オーストラリアに置き去りにされたのか、謎が解ける筈の下巻へこのまま突入します。

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2019/09/17

ケイトモートンの作品は2作目。「リヴァトン館」が面白かったので手に取ってみた作品。モートンが得意とするゴシック・ロマンスの雰囲気が良く出ている。イギリスとオーストラリアを舞台に繰り広げられるそれぞれの人物のストーリーにイライザ・メイクピースという架空のおとぎ話作家の挿話が入ってく...

ケイトモートンの作品は2作目。「リヴァトン館」が面白かったので手に取ってみた作品。モートンが得意とするゴシック・ロマンスの雰囲気が良く出ている。イギリスとオーストラリアを舞台に繰り広げられるそれぞれの人物のストーリーにイライザ・メイクピースという架空のおとぎ話作家の挿話が入ってくる。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou20602.html

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2016/01/19

いつかどこかで書評を見たらしく、携帯メモに入っていたので借りてみた。 翻訳ものにしては訳がお上手なのか、読みやすい。 親子3代が自分(親・祖母)のルーツをたどり、オーストラリアからイギリスへと旅をし、明らかにしていくお話。

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2015/12/08

格調高い作品にある種の緊張を感じながら読み進んだ。ミステリーに満ち自らのルーツを探す旅に次々と謎が。最後に納得がいく展開

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