1,800円以上の注文で送料無料

from everywhere. の商品レビュー

4.8

31件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/01/11

良さそうな本だなぁと思っていて、かなり期待して読んでた本。結果やっぱりその期待を全然裏切らない良本でした。 何かを始める時はこういうことがしたい!自分の糧になるものが絶対にある!とかいった強めの衝動が必要なものだと思う。 でもそういう事って始めてみて改まって意味を考えるのも全然有...

良さそうな本だなぁと思っていて、かなり期待して読んでた本。結果やっぱりその期待を全然裏切らない良本でした。 何かを始める時はこういうことがしたい!自分の糧になるものが絶対にある!とかいった強めの衝動が必要なものだと思う。 でもそういう事って始めてみて改まって意味を考えるのも全然有りなんだなと思った。 何かが足りないからそれを埋めに来たけど、何を求めてるのかいまいち分かってない。でも始めてみたら、あ〜これだったんだ求めてた何かって何て気づくのも、とっても素晴らしい事。 いいなぁ、色んな人と出会って、日常に転がってる些細な事から自分にとってキラキラしてるものを拾ってくること。 私も大人になったら絶対に行こう。一人旅。 真綾さんみたいに、私と2人で。

Posted byブクログ

2014/06/04

歌手でもあり、声優でもある 坂本真綾の5週間のひとり旅。 本を読んで知ったが、スタッフさえも連れていかずに本当にひとりで旅をしたんだ。 その中で彼女が感じた事が文面を通して伝わってくる。 とくに写真はなくとも、旅先でのやりとりが脳裏に生き生きと浮かんでくる。 彼女も声が、歌がた...

歌手でもあり、声優でもある 坂本真綾の5週間のひとり旅。 本を読んで知ったが、スタッフさえも連れていかずに本当にひとりで旅をしたんだ。 その中で彼女が感じた事が文面を通して伝わってくる。 とくに写真はなくとも、旅先でのやりとりが脳裏に生き生きと浮かんでくる。 彼女も声が、歌がたまらなく聞きたくなる一冊。 今度はアジアへ旅してくれないかな(笑) 【ココメモポイント】 ・いつかやろう、いつか言おう、いつかまた会おうと、たくさん思っていることのうち一体いくつのことを実行できるだろう。多くはいつかのまま、その日がくることはない。  P.7 ・今はこんなふうに誰かをただ待つという時間がそれだけでなんだかとても、楽しくて、懐かしい、心地のいいものだった。  P.17 ・悲しいとか嬉しいとか、そういうときに出て来る涙とは違う。サラサラで透明で、なんの欲も業もなく出て来る涙。視線を気にせずボロボロ泣いた。なんだっけこの気持ち。たぶん、再会、に似てる。  P.31 ・国が変わるたび一番に覚えることばは「こんにちは」「ありがとう」そして「おいしい」。  どこの国でも最低限この3つさえ覚えれれば大丈夫。  P.50 ・私のフルネームを聞いて「へえ、同姓同名の歌手いますよね」と言われたので「それ、私です」と答えるとヤマガタくんが椅子から50センチぐらい飛んだ。  P.62 ・自分の命が喜ぶような暮らしをしたい。  P.122

Posted byブクログ

2013/06/06

どうしようもなく旅に焦がれる心、どこかに行きたいと痛切に思った時、読むと気持ちのヒリヒリが取れる。柔らかな穏やかさと、真摯なまでの葛藤が、わたしはひとりじゃないんだと琴線に触れるようで。

Posted byブクログ

2013/01/09

初めて海外に言った時の記憶が蘇るような一冊だ。 初めて切符を買う時の緊張感、壮大なモノを見たときの感動など共感できるとこらがたくさんあった。

Posted byブクログ

2013/01/07

私たちは、愛されるために生まれてきた。誰よりも、自分自身に愛されるために。この命をもっと幸せにしてあげられるようにと、あの旅の間に心に刻んだ想いは今も色褪せずにここにあります。 大好きな坂本真綾さんの、5週間に渡るヨーロッパ一人旅の記録。 真綾さんに惹かれるのは、脚光を浴び...

私たちは、愛されるために生まれてきた。誰よりも、自分自身に愛されるために。この命をもっと幸せにしてあげられるようにと、あの旅の間に心に刻んだ想いは今も色褪せずにここにあります。 大好きな坂本真綾さんの、5週間に渡るヨーロッパ一人旅の記録。 真綾さんに惹かれるのは、脚光を浴びて輝いて見える人でありながら、平凡な自分にコンプレックスを持っているという部分が、自分と近いからかもしれない。 そんな内面を抱えながら、自分にできること、自分のしたいこと、自分とは何なのか、いろいろな経験によって手探りしていく軌跡は、いつ読んでも私を前向きな、幸せな気持ちにしてくれる。 仕事で凹んだ時、人間関係に悩んだ時、行き詰まった時、何度でも私を立ち上がらせてくれる、魔法の本。 私が私であることは、こんなにも素晴らしいことなんだ。

Posted byブクログ

2012/12/08

隅から隅まで愛おしい本。 こんなに感動するなんて、自分でもびっくり。 最初から最後まで全ての言葉を丸暗記したいなんて実はかなり本気で思っている。 坂本真綾さんの歌を初めて聴いたのは大学1年生の時。 サークルの先輩のCDが部室で流れていた。 綺麗な歌声に聴き惚れて自分でもアルバム...

隅から隅まで愛おしい本。 こんなに感動するなんて、自分でもびっくり。 最初から最後まで全ての言葉を丸暗記したいなんて実はかなり本気で思っている。 坂本真綾さんの歌を初めて聴いたのは大学1年生の時。 サークルの先輩のCDが部室で流れていた。 綺麗な歌声に聴き惚れて自分でもアルバムを集めて、新譜が出れば買ってまた聴き惚れて。 先輩と一緒に「レ・ミゼラブル」も観に行ったし、声優をされていることも知ってはいたけれど、私の中では坂本さんはずっと大好きな歌手の1人だった。 それでも今回初めて坂本さんの本を読んで、私は彼女のことを何も知らなかったんだと気付いた。 そして、想像していたよりももっとずっと素敵な人なんだということも知ることが出来た。 坂本さんの悩みは坂本さんだけのものであることは重々承知しているけれど、29歳の彼女の焦りや苦しみが今の私の中にも少なからずあるのではないかと思う。 だからこそこんなに全ての言葉がキラキラ輝いて見えるんじゃないのか。 「この命をもっと幸せにしてあげられるように」 そんな言葉をくれた坂本さんに心から感謝。

Posted byブクログ

2012/10/17

何度も涙が溢れて、読み終えるまで時間がかかりました。 自分の中から、自然と、何かが溢れ出して体の外に出ていく感じ。 うまく、言葉にできないけど、愛おしい愛おしい本です。

Posted byブクログ

2013/05/12

旅の話。 でもそれは、冒険譚でもなければ、グルメや観光地の紹介を目的としたものでもない。 欧州へ5週間、初めての一人旅。そこに身を置いた彼女の内省的な変遷を、ただひたむきに綴ったもの。読者は彼女と、そして自分自身と向き合いながら追っていくことができる。 読み始める前は、真綾...

旅の話。 でもそれは、冒険譚でもなければ、グルメや観光地の紹介を目的としたものでもない。 欧州へ5週間、初めての一人旅。そこに身を置いた彼女の内省的な変遷を、ただひたむきに綴ったもの。読者は彼女と、そして自分自身と向き合いながら追っていくことができる。 読み始める前は、真綾さんは、わたしには到底及ばない考えをされてるんだろうなって思ってたんだけど(自分の"魂"を喜ばせてあげなきゃいけないんだと思うってMCを聞いて(オカルトな話ではなく!)、ここまでいくにはどうしたらいいんだろうって思ったのが今作を読むに至った経緯)、でも、読み始めて早々に"違う"ことに気付いた。そこには地に足がついた悩みやコンプレックス、それから不安があったし、自信が欲しいというのはわたしも同じだ。遥か高みから達観してると思ってたひとが、実はわたしのよく知る"人間"であることに気付いたというか、憧れは変わらないんだけど、そんな、このひとは"特別"だって思考はやめようって思いました。わたしが最初に思ってたそれは、子どもが「大人になりたい」って言うような無理解があったなぁって反省もしつつ(子どもが子どもなのは、大人がなんでもわかってるって思ってるところだっていう花本先生の言葉をよく思いだします)。 飾らない文体で読みやすくて、どんどん読めちゃう。触れられたことに立ち止まりながら、でも流れるように。終わっちゃうのが寂しい、けど、大事なのはその向こうなんだよね!ってこの本に教えてもらったから大丈夫。手帳にメモしたのは「"終わり"は消えてなくなるという意味じゃない。大事なのは手放したあとになにが残るか。石ころを持ちあるく?それとも、光る宝石となる?」。終わりを怖がる必要はないんだね。 たしかに、世界はちぎり絵みたいにできていて、重なり合う部分を共有してるなら。わたしが消えたら、わたししか知らない世界は空白になるんだろうなぁ。だからなにか問題があるのかと言われれば否なんだけど。白い部分に気が付かない人が大多数なんだろうけど。今までそうだと言われてもよくわからなかった、"世界と繋がってる"ってことがなんとなく納得できた。そうやってできてるのかもね。なら、もしかしたら、わたしのそれと重なり合ってる部分がある人にとって、その層が薄ければ尚のこと、消えたときに心もとなく感じる人も居るかもしれないよね。宮澤の賢治さんもそれで納得してくれないかしら。 一人旅したくなるなぁ ーーーーー 2013.5.12 読み返して 私は「生き物」である。生きていること自体が大切で、それだけで満ち足りるもの。 日常を愛することの大切さ。(未来と、ここにないものばかり見て、欲深く嘆いてた。反省) こんなふうにいろいろ考えて、自分を整える。でも、整っていなくたって、無条件に帰りを待っている人がいる。幸福。 私たちは愛されるために生まれてきた。誰よりも、自分自身に。

Posted byブクログ

2012/07/21

坂本真綾という女性の強さや煌めきは、こうして磨かれていたんだと感じる一冊。 気付いたら泣いていました。

Posted byブクログ

2012/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おなじみ坂本真綾さんが、3年前の初夏に約1ヶ月ほどの 長い欧州一人旅に出かけられた時の、レポともいえるエッセイ。 今年は私自身も、0泊3日ですが一人旅を楽しんだこともあって 読みたくなりました。 ちなみに私自身は今年2回東京と鎌倉を旅したのですが、 真綾さんが長い旅で 「遠くなるいつもの場所と慣れて愛着のわく異郷」を 感じていくさまは、私も旅で感じていた部分でもあり、 自分自身は長い旅に出たことがないにも関わらず、 とても感情移入しましたね。 しかしながら、長い旅といっても、その滞在一つ一つの中で 行きずりの「仲間」を見つけていく真綾さんは 「不特定多数の人が自分を知っている」 仕事に就いている故の真綾さんの素質と、そして 「言葉が通じない故に人と関わらなければいけない= 人と関わることができる」 からなんだなぁとほろりとしました。 かえって言葉も表記もわかれば、誰とも話さなくても 何とかなりますもんね。 「ひとりになりたくて旅に出たのに、私は人を求めて歩いていた」 はまさに知らない場所を旅してゆえですね。 おまけで、このエッセイにたびたび挿入される 「あなた」への手紙。 色々な解釈が出来ますね。 真綾さん自身とも、ファン一人ひとりとも、はて?

Posted byブクログ