甲骨文字小字典 の商品レビュー
一応呪術的な世界であった甲骨文を説く。 藤堂明保説をほぼ批判、無視して説かれる本書は、白川静の呪術的世界をたたき台として見ているものの、白川説に出る「口(サイ)」は、著者によれば全漢字の口を指すものではなく、結構口耳の口(コウ)があるという。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
甲骨文字、西周金文、戦国籀文、秦代篆書(てんしょ)、漢代隷書(れいしょ)、楷書、新字体を網羅する字に関する辞典なので字典ということだ。 残念なのは「小」字典なので、漢字を網羅していないこと。 できれば、中字典、大字典へと発展して欲しい。
Posted by
高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=9784480015099
Posted by
藤堂明保・加藤常賢・白川静の文字学を批判的にうけついでいて、たいへん興味深い。甲骨文では用例のないものも多く、こうした字は結局、解決不能になっているものも多い。
Posted by
- 1