ビリジアン の商品レビュー
興味もない誰かの素描を、ただひたすら眺めるような、物語とも言えるかどうか、という読後感をもった。感性が瑞々しい若い人が読んだら、何かこの本からもっと汲み取れるものがあるのかも知れないが、今の私には今ひとつ響かなかった。気になる作家だけに残念。
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短篇集。短編だと、あまり、来ないな。柴崎さんの文章は、短編だと、ちょっと、ダメだ。うーむ。習作に近い。(12/6/30)
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まだ世界が広がっていく時期の、日々の記録を淡々と、鮮やかに。それはもう色とりどりで爽やかでファンタジーで無遠慮。
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一人の女性の人生における、ある日・ある時を写真のように切り取った短編集...と書くと興味が湧くものの、実際には何も掴めないまま読み終えてしまった感じ。色、景色、音楽を感じさせる文章全体をひとつのアートのように捉えられる人には良いんじゃないかと。でもその素質のない私にはどうも楽しめ...
一人の女性の人生における、ある日・ある時を写真のように切り取った短編集...と書くと興味が湧くものの、実際には何も掴めないまま読み終えてしまった感じ。色、景色、音楽を感じさせる文章全体をひとつのアートのように捉えられる人には良いんじゃないかと。でもその素質のない私にはどうも楽しめなかった。
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この人はいつもどんな色で世界をみてるんだろうっていうぐらい柴崎さんの絵描く世界はいつもカラフルなんだけど、この本はいつもにもまして色が迫ってくるようでおもわず眩しくて目を細めてしまう。
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http://fumiho.hatenablog.com/entry/20110621/1308603817
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柴崎友香らしさはいっぱいだけど、今までの作品とは少し何かが違う。でも、丁寧な描写と、空気感はやっぱり何とも言えず、好き、だなあ。洋楽アーティストがたくさん出てくる。
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山田 っち。 時々現れる実在のアメリカ人たちが良い。 何となく彼女が住んでいる場所がイメージできて近い。
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短編…というか超短編集。山田という女の子を主人公とした青春日記。 関西弁じゃなきゃナオコーラっぽいかも?と思ったり。 子どもの頃って学校だったり世間だったりのルールの中で生きていかなきゃいけないけれど、ここに出てくる子たちは窮屈さをうまく乗り越えてるような気がする。
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今まで以上に色の描写がきれいだった。 自分と世界を隔てる境界線はどうしようもなく存在し そんな中でかっこよく、善く生きることを 考える主人公が好きだと思った。
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