小さい会社を強い会社に変える方法 の商品レビュー
旅行会社のH.I.S九州地区創業に参画した大野氏の経営学。 現在は御自身の会社の取締役・福岡大学の講師・テレビラジオのパーソナリティーをされています。 実は先日、わが社の社長が大野氏の講演会に行き講演後本を数冊購入したわけで早速読んでみました。 大企業と違い中小企業は「最小の...
旅行会社のH.I.S九州地区創業に参画した大野氏の経営学。 現在は御自身の会社の取締役・福岡大学の講師・テレビラジオのパーソナリティーをされています。 実は先日、わが社の社長が大野氏の講演会に行き講演後本を数冊購入したわけで早速読んでみました。 大企業と違い中小企業は「最小のエネルギーで最大の成果」をマネージメントしなくてはならない。 長時間労働で根性と気合いで頑張っているのでは「頭の悪い経営」でしかないと。 従業員が自ら動きたくなる気持ちを起こさせる仕組み作りが必要で20のスキルが紹介されている。 そのなかで「仕事は完璧を目指して部下には完璧を求めない」とあり、従業員に仕事のパーフェクトを求めるのと、働く人間にパーフェクトであることを要求するのは別のことだという。 私は今まで、そこらへんを取り違えていたようだと気づいた。人間に完璧を求めると疲弊してしまい、そのうちミスや失敗を隠すようになる。ミスを犯した者は絶対に許さない体制だと問題が浮上しない。すると改善改良が発見できないというリスクが出来てしまう。 中小企業とは一人二人の優秀な人間に頼るのではなく、みんなが成長し全員の力でマネージメントして伸びていくもの。 強い会社の意味は実践するうちに実感できるであろうと希望する。
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長所と短所は紙一重。 傲慢に見える人は、ある意味 リーダーシップがあるかもしれません。 行動が遅いひとは、緻密で、 事前準備がしっかりしているかもしれません。 本日ご紹介する本は、 小さいという”弱点”を”強み”に変え、 「小さくても強い会社」になるための 考え方やノウ...
長所と短所は紙一重。 傲慢に見える人は、ある意味 リーダーシップがあるかもしれません。 行動が遅いひとは、緻密で、 事前準備がしっかりしているかもしれません。 本日ご紹介する本は、 小さいという”弱点”を”強み”に変え、 「小さくても強い会社」になるための 考え方やノウハウが書かれた1冊。 ポイントは 「人」です。 中小企業が業績をあげるには、 今いる社員1人ひとりの成長が大きく影響します。 ”言われて動く社員”ほど、 会社にとって非効率的なものはありません。 そして他人のせいにしている間は 会社をよくすることを考えられません。 「チャレンジ」 できないことに挑戦する「チャレンジ」ではなく、 できることを確実に実行し積み重ねていくことが、 中小企業のイノベーションには一番必要です。 やるべきだと思っていて できることなのに、ずっとやっていないこと がないか、いまいちど確認してみましょう。 「問題」 知恵・工夫が生まれるのは、問題に直面したときです。 問題に直面しなければヒトの経験値は上がりません。 問題が出たら、自分の経験値を上げるチャンスです。 ”ラッキーだ!”と思いましょう。 「大丈夫だろう」 不良品がでると、修正に対応する時間と労力が必要になります。 小さな会社では、このようなロスは大きく業績に影響します。、 不良品、不具合は最優先でさけなければなりません。 ”大丈夫だろう”と考えてしまうのではなく、 ”これで大丈夫だ”と思えるように、 仕組みを作り上げていきましょう。 ぜひ、読んでみてください。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1人で働きすぎているからこそ、まわりが見えなくなり、正しい判断ができなくなる 弱者が成長するときに重要なこと=①「情熱」 ②「知恵・工夫」 ③「経営勘」 ④「仕組み化」 他人のせいにしている間は、「どうしたらもっと良くなるか」を考えられない 人脈から得られるもの=自分とは違う考え方やものの見方 中小にとって「漠然」は最大の敵=一番大切なのは「集中」と「量」(経験数) 不良品がでると、作り直す時間と労力が必要=「小さな会社」では最もさけなければならない 常に先を読んで着地予想をたて、早め早めに対処する。それだけで未来の成果は大きく違ってくる 管理職は仕事を通じて「部下を育てる」ことをもっと強く意識すべき 問題を解決、カイゼンし、それをみんなが共有することで、ボトルネックは大きなチャンスに変えられる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次◆ 第1章 小さいからこそ強い会社を目指す 第2章 大手にない3つの武器を身につける 第3章 会社の未来が変わる経営勘を磨く 第4章 20のスキルで強力な仕組みをつくる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆マインドマップ◆ http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/1a301677c465f57b.png
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いかにもコンサル的なタイトルと目次。一般の人からすれば全く手を延ばす事のないジャンル。だが、それが非常に勿体ない。本書は、経営者と企業指向家のみに価値がある書籍ではない。 本書は、至ってシンプルな4つの章から構成されている。「なぁんだノウハウ本のクセに、たかが4章か。」と、...
いかにもコンサル的なタイトルと目次。一般の人からすれば全く手を延ばす事のないジャンル。だが、それが非常に勿体ない。本書は、経営者と企業指向家のみに価値がある書籍ではない。 本書は、至ってシンプルな4つの章から構成されている。「なぁんだノウハウ本のクセに、たかが4章か。」と、鼻で笑った方がいるとすれば失敬、表現を間違えた。全4章、しかしその詳細は69項目からなっており、なんと本書の目次は7ページもある。目次だけで7ページもある書籍なんて「どうかしてるぜっ!」とどこからともなくブラマヨ吉田的な声が聞こえて来そうなものだが、大丈夫。本書読了後の感想は「なんとシンプルな...。」だ。 経営指南書系の書籍は、その説明の難しさ、範囲の広さから10章を超える超大作になりやすい。著者の自慰行為により事細かに綴られた珠玉の言葉達は、本人の経験値有無に関わらず奇麗に彩られ、ドヤ顔で著書のなかに織り込まれて行く。厚化粧極まりないその言葉達は、読む者を圧倒さえすれど、記憶の中に留め置き恋心を抱かせるまでには至らない。(様な気がしている)当然本書にも、言葉そのものは他の書籍と変わらないものもあるのだけれど、自叙伝的とも言える構成を読み進めるうちに、著者の経歴、経験が自然と頭に流れてくるため、感情がその発言を自然と肯定的に捉える事が出来る。それは、書籍とすればもの凄い事で、一方的に書き連ねた文章に説得力を持たせる事の難しさを、しかも経営指南書というジャンルで表現できている事が「どうかしてるぜっ!」と言いたくなる程だ。 一部抜粋 できないことに挑戦する“チャレンジ”ではなく、できることを確実に実行するのが、中小企業のイノベーションには一番必要です。“チャレンジ”には崖から飛び降りるような勇気がいりますが、“トライ”に必要なのは、やり抜く覚悟です。~第1章 会社を救うのは「今できること」をすることより IT産業やベンチャー企業の成功者の方法も、皆さんの会社の参考にはおそらくならないでしょう。_チャレンジの連続で生きて来たそんな特殊な人たちの言葉は、とても勇ましく魅力的に響きますが、99%の人には役立ちません。私たちが確実に実行できるのは、「町の魚屋さん方式」です。~第2章「大手」の真似は会社を潰すより こうして続く第4章では、『すぐに効果が出る20のマネージメントスキル』が掲載されている。当然、そこに登場するスキルもシンプルでいて、なるほど確かに真を捉えている。しかし、誤解を恐れずに述べるならば、そこには“マネージメント”と記載してある通り、本書はピーター・ドラッカー「マネジメント」に良く言う『顧客を創造しニーズ対応する』と言った、外側へ向けてのイノベーションとマーケティングの話については一切触れていない。そこにある言葉達は、D・カーネギー「人をうごかす」に代表される様なインナーマッスル的な、内なる働きかけ色が強く、戦略的経営だったり、事業多角化シナリオだったりは皆無だ。何と言っても、最後に登場するマネージメントスキルは『元気』なのだから。 おそらく、だからこそ著者も「マネジメント」では無く「マネージメント」とあえて使ったのではないだろうか。そのマネージメントの力を、ただの精神論と揶揄する事は簡単なのかもしれない。しかし、先にも述べた様に、本書はその揶揄すらを飲み込んでしまう程の説得力を帯びている。だからこそ冒頭先述したように、僕は経営者だけに留まらず、中間管理職、新入社員、はたまたパートのおばちゃんにいたるまで、マネージメントの神髄を、平易な言葉でつづった本書を是非手にしてほしいと感じたのだ。 取引先の社長ではなく、自社の中間管理職層に有用性を見いだしたことは、著者本人の出版の意図からはかけ離れており、本来届くべき人へ本書が届かないという極めて個人的な現象、着想から勝手ながらながら評価は★マイナス1の★4つだ。大丈夫、自分勝手な書評が僕の信条だ!と言い聞かせながらね。
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目的を明確にしないと問題点を見出せない・・・問題の本質を見極めるという観点で、先日読んだ「イシューからはじめよ」と通じる部分があった。
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