動学的一般均衡モデルによる財政政策の分析 の商品レビュー
ケインズのISLMモデルは期待を考慮していない=ルーカス批判。 ISLMモデルのパラメータは政策を実行すると変化してしまう=正しい政策効果を予測できない=ルーカス批判。 異時点間の最適化問題を「動学的最適化」と呼ぶ=動学的一般均衡モデル(DGE) 技術ショックや政策ショックのよ...
ケインズのISLMモデルは期待を考慮していない=ルーカス批判。 ISLMモデルのパラメータは政策を実行すると変化してしまう=正しい政策効果を予測できない=ルーカス批判。 異時点間の最適化問題を「動学的最適化」と呼ぶ=動学的一般均衡モデル(DGE) 技術ショックや政策ショックのような確率的な要素を盛り込んだDGEモデルをDSGEモデル(動学的確率的一般均衡理論)という。 RGBモデル=DSGEモデルの基本。市場の完全性を前提としているため、現実的には不適切。 非リカード的家計=異時点間の最適化を行わない=限界消費性向が1。 リカード的家計=異時点間の最適行動を行う。 リカードの等価定理=税と国債は経路が違うだけでどちらも家計にも同じ効果をもたらす(政府の予算が均衡している限り)。財政支出の効果はある。
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ニュー・ケインジアン・モデルで、躓きどころの「ニュー・ケインジアン・フィリップス・カーブ」の導出がもっとも丁寧に展開してある。
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RBCとDSGEを用いた財政政策分析の本です。この内容での日本語の本は少なく、また導出過程が丁寧であるため非常に勉強になる本です。最後の章ではMCMCを用いて日本経済の分析を行っています。しかしながら、この本のみでDSGE等を学ぶのは難しいので、敷居は少し高いです。
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