名探偵夢水清志郎の事件簿(1) の商品レビュー
新シリーズ、と言いつつ、夢水探偵は健在でした。 50年前の町を再現した「レトロシティ」が舞台。 夢水探偵の新・保護者には謎解き大好きな姉妹、伊緒と美緒。 また楽しいシリーズが始まってしまった…!
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新規読者層に向けたものなんだろうけど、前のキャラ達をズバっと切られるってのは、読んでて切ない。 あいかわらず良質な中身だけど、教授のフォロー役のキャラは、三姉妹たちから変えた意味が薄い。
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1999-7~9、息子の愛読する誰も死なない推理小説、小学生に本の楽しさを分かってもらいたいというのが教員でもある著者の意図とか。本では三つ子だがふたりっ子が演ずるTVドラマにもなり結構読まれているのではと思う。
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前シリーズに勝るとも劣らぬ面白さと言いたいところですが、キャラの大幅変更が悲しい… はやみね先生もまだ助走段階って感じです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
夢水清志郎セカンドシーズンです! 読み易くなってるのは今の子供に合わせてるからなのかな? 挿絵が村田先生でないけど(タイムスリップ探偵団も変わったな)、理由があるンかな…。
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夢水探偵新シリーズ開幕。 探偵役以外は全て一新され、挿絵家さんも変更になっていますが、違和感なく読むことができました。 キャラクターは変われど、語り手は前と同じくミステリー好きの女の子。 ただ、物語が進むうちに、彼女には「もう一つの目的」ができます。それがこれまでとは違う楽しみに...
夢水探偵新シリーズ開幕。 探偵役以外は全て一新され、挿絵家さんも変更になっていますが、違和感なく読むことができました。 キャラクターは変われど、語り手は前と同じくミステリー好きの女の子。 ただ、物語が進むうちに、彼女には「もう一つの目的」ができます。それがこれまでとは違う楽しみになりました。 亜衣ちゃんたちのシリーズはまだ未読があるので、そっちも読まないと。いつか三姉妹やレーチと競演する日も来るかしら。 教授が彼女たちを忘れていないことを願って……。(きっと羽衣ママのご飯の味は覚えている……)
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これもGW中に読んでおこうと思っていた1冊。(ほかにも猪瀬直樹の「ミカドの肖像」と、カズオ・イシグロの「充たされざる者」を読むはずだったんだけど、そちらは読めなかった。残念。) かれこれ14年ほどのお付き合いになる「夢水清志郎シリーズ」、一昨年完結して、ハリーポッターが完結した...
これもGW中に読んでおこうと思っていた1冊。(ほかにも猪瀬直樹の「ミカドの肖像」と、カズオ・イシグロの「充たされざる者」を読むはずだったんだけど、そちらは読めなかった。残念。) かれこれ14年ほどのお付き合いになる「夢水清志郎シリーズ」、一昨年完結して、ハリーポッターが完結したときのような寂しさ・切なさを味わっていた。が、しかし、夢水清志郎復活! なんとも嬉しいニュースを知ったのは、数週間前、東京の書店の青い鳥文庫の棚で。どうせ実家に帰るし、そのときに買って読んで、妹たちに置いていこうと。「族長の秋」が押したので、実行できるか不安だったけど、無事読了して置いてきました。 感想は、私が大人になったせいもあるかもしれないけど、何とも味気なく過ぎてしまっていった印象。新しい姉妹のキャラクターが、前シリーズの三姉妹に勝てていないことも原因のひとつ。そこは、これからに期待。なんだろうな、やっぱり「消える総生島」とか、もっともっと赤い夢に満ちていた気がするんだよなあ・・・。 もちろん、これからも、はやみねかおるさんをリスペクトし続けますし、作品を追い続けます。物語の面白さを初めて教えてくださった人だし。わたしも、子どもたちをわくわくさせる本、作りたいなあって改めて思わせてくれたから。
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夢水清志郎シリーズの新シリーズ☆ ただ、前のシリーズに比べると読み応えがないかな。。 だけど、このシリーズでも教授がどう活躍していくのか、楽しみであります。
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“わたしはきく。 「お菓子がなかったら、わたしたちを食べる気ね?」 「いや……そこまでお腹はすいてないから。」 右手をヒラヒラふる幻影師。お腹がすいてたら、食べる気なのか! 「ほんとうは、お菓子よりも、もっとちゃんとした食事がほしいな。ぜいたくをいうつもりはないけど、京風の石狩鍋...
“わたしはきく。 「お菓子がなかったら、わたしたちを食べる気ね?」 「いや……そこまでお腹はすいてないから。」 右手をヒラヒラふる幻影師。お腹がすいてたら、食べる気なのか! 「ほんとうは、お菓子よりも、もっとちゃんとした食事がほしいな。ぜいたくをいうつもりはないけど、京風の石狩鍋なんか最高だね。あと、きなこをまぶした揚げパンもいいな。」 細かいリクエストをする幻影師。 「幻影師って、いじきたないんだ……。」 美緒のつぶやきを、地獄耳でききとる幻影師。 「いじきたないとは、失礼だね。グルメと表現してほしいな。」 「スルメ?」 「グルメだ!」 美緒のことばにいい返す幻影師。二年生とおなじレベルでいい争わないでほしい。 幻影師が、立ちあがった。 あらためて見ると、ずいぶん背が高い。百九十センチ近いんじゃないかな。真っ黒な背広を着て、夜なのに黒いサングラス。そして、針金人形みたいにやせている。 年齢は……よくわからない。何歳にも見える、不思議な人だ。 「ぼくは、こういう者だよ。――よろしくね。」 上着の胸ポケットから名刺をとりだす。うけとれというのだろう。 わたしは、おそるおそる手をのばし、その名刺をとった。 マグライトの光で、書かれた字を読む。 『名探偵 夢水 清志郎』” 夢水さんの新シリーズ。 性格が相変わらずだなぁ。 単純だけど、ちょっと怖くて薄ら寒い。 “「みんながうそをついてる理由がわからなかったからだよ。一人や二人じゃない、たくさんの人がうそをつく。そこには、なにか重大な理由があるんだ。」 わたしは、考える。 彼女の家にいたおばさん、クラスの友達、先生……。 「ひょっとして、レトロシティの人たち全員が……。」 わたしのことばに、教授がうなずく。 中島さんにかけた電話。あれも、ほんとうはジャパンテレビにつながってなかったとしたら……。コントロールセンターの人が、うそをついたことになる。 わたしは、町を見る。 楽しそうにとおりすぎる人。黒い排気ガスを出し、ゆきかう車。 ゾクリとする。 まるで、怪物の腹の中にいるような恐怖。 美緒が、わたしの手をにぎる。わたしも、にぎり返す。 ところが、教授はちがった、うっすらと笑みをうかべている。 ……教授は、楽しんでるんだ。ルイが消えた謎を前にして、うれしくってしかたないって顔だ。”
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夢水清志郎復活! 彼を取り巻くサブキャラは一新してますが、常識ゼロの名探偵は健在です。 レトロシティ、いいなあ。行ってみたいです。だけど住みたくはないですね。「昔は良かった」論、たしかに賛成。雰囲気を味わうのはきっと、とても楽しいと思うのですけどね。 怪人幻影師も魅力的! やはり...
夢水清志郎復活! 彼を取り巻くサブキャラは一新してますが、常識ゼロの名探偵は健在です。 レトロシティ、いいなあ。行ってみたいです。だけど住みたくはないですね。「昔は良かった」論、たしかに賛成。雰囲気を味わうのはきっと、とても楽しいと思うのですけどね。 怪人幻影師も魅力的! やはりこういう闇のヒーローは素敵。これからの活躍も期待できそうですね。
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